「日本沈没」公開初日。
1番早い回を見に行った。ら、結構な込み具合だった。
客層は、けっこう高くって、おばちゃま、おじちゃまが多くて、しかも子供も多かった。
かなり意外な感じがした。けど、若いアベックはほとんどいなかったよぉ。
ま、スペタクルだからな。
完全なデート映画じゃないものなぁ〜〜
しかし、夫婦で見てる方が多くてね、ホント意外。
さて、公開された事ですし、ここからはネタバレしてます。
まだごらんでない方は、自己責任でスルーして下さいまし。
まずは、試写会で感じたコトなどを。
実は、ストーリーの大部分を知った上で見てしまったので、最後に小野寺がとる行動が
弱いような気がしたのです。
監督が意図して、時間の経過をぼかしているのも分かりにくかったし。
小野寺が、瞬間移動しちゃってる感じがあって、なんだかなぁ〜〜って、
思っていたのですよ。
山本総理の出番が、とっても少なくて、ビックリしたり。
もっと生かして、いろんな言葉を喋らせても良かったかもしれない。
物語としては、ご都合主義が生きているが、スペクタクルだから、そこいらは構わない。
なぜクライマックスで、小野寺に玲子の居場所が分かったのかと、
あのタイミングで玲子登場とか。
細かいツッ込みは、至る所に見られたワケなのですけど、それをチャラにしても、
おつりのくるCGだとか、俳優陣の熱演だとかで、
見やすい映画だと思ったワケですよ。
しかし、どの人物にも感情移入はしにくいし。
国を守るとか、日本人の誇りとかが前面に出過ぎても、ご時世的にマズイし、
撮影から公開まで1年あり、作ったは公開出来ない状況になってはマズイはで、
あのラストは妥当でしょう。
なんとなく、小野寺にも感情移入しにくかったので、ラストもあんまり感動とかじゃなくて、
クサナギさんかっけ〜くらいのノリで見終わりました。
なんせ豊川さんは九頭先生で、及川ミッチ—はたかしさんだったもので。
正直、あと何回見るかなぁ〜〜、無理はしないかもなぁ〜〜って思っていた。
その後、各インタビューを読み、たくさんの関連番組が放送されて、再沈没したワタクシですが。
夕べの「僕らの音楽」がいかんかった。
フルコーラス聞いてしまった「KeepHoldingU」がマズかったみたいだ。
早朝のコンビ二に入った瞬間にイントロが始ったり。
もういやがおうでも、気分が盛り上がってしまって。
1回目で感じた事が、もうどうでもよくなってきちゃって。
言われた様に大地さんのファッションチェックやら、カメラ目線を変えられなかった
という猫のカメラ目線やら、発見出来なかった安野モヨコさん(やはり発見できず)やらを見てました。
前夜のローカル番組のインタビューでは、まだおネエさんが質問しているのに、
さっさと「ありがとうございました」を繰り返し、終わらせようとしている監督の
なんやしらん大きな愛を感じてしまいました。
もうダーダーのようにナミダが出てしまい、一緒に行ったCさんも隣のおネエさんも
かなりの感じでしたし。
細かいシーンに先の暗示があって、それが小野寺の心理とリンクしてなるほどと関心したり。
前回気になったシーンが、ほとんど気にならなかったのが不思議でね。
いや、熱く映画を語る監督の思いがそうさせたのかしらん。
あいかわらず、CGは大迫力だしね。
細かい何故を放置できれば、それなりの映画です。
「月イチゴロー」で吾郎さんが言ってたコトは、ワタクシの疑問を明らかにしてくれてますしね。
そこでいきなり??って、クサナギさんも思ったようですし。
しかし、あの唐突加減は、玲子のキャラにも合っているように思います。
がつ〜〜んとやっておいて、アレだもんなぁ〜〜
で、先に泣いちゃうのは、クサナギさんの感情移入だったみたいでね。
役に入り過ぎちゃったかなって思います。
大阪のラジオ番組で、自分だったら「抱きます」とおっしゃったしね。
で、あそこで「今は出来ない」のは、監督の女々しさね。
そういうのってさ、なんかズルイよな。
ま、どっちにしてもズルイよな。
あそこに来ていてさ。
だから、最後に抱き合って、思い切って身体を放して、振り向かない小野寺と
バイクに乗って去って行く玲子の同志としての潔さに泣けるのさ。
で、久保田さんには、本当に泣かされたよ。
で、あそこで主題歌をバックにしたいと言った監督。なんかお子ちゃまで好きだ。
それに答えた久保田さんステキ。
映画に出て来るいろんなヘリやら船やら、軍事関係のマニアの方にはたまらないかもしれませんね。
試写会の時、自衛隊関係ご一行様より拍手が起こってましたもの。
陸の上でも動けて、船の中まで入ったゴムボートのような乗り物。
あれ、南国のはしくれでは普通に空港への交通手段として海を往来してます。
ホーバークラフトと言うですけど、海の上では揺れるけど、こうして見ると優れものですな。
2回目を見て、コウちゃんが相手役で本当に良かったと思いましたよ。
あの強さ、目のチカラが緊張感を醸し出していたように思います。
で、この映画に出て良かったよね、クサナギさんと素直に思ってます。
パンフレット、最高にGJでした。