10月4日の初日福岡から11公演目のホール最終の熊本県立劇場演劇ホール。
周囲は文教地区で、とても静かな地域に静かに佇む茶色の建物。
3年前にも訪れた場所。
以前はなかった「ゆめタウン」が出来ており、街のトーンが少し華やいでいた。
以下、全編ネタバレでございます。たためませんので、ご了承下さい。
11月29日(日) 熊本 曇り/時々小雨
この日のお席は、地階11列20番台。中央よりも少し池窪さん寄りと思って
いたが・・・
まさかの黒のキャップを被ったはっちゃん真正面でありました。
ただ、チケットには地階との表示はなく1階との表示でした。
会場は地階との表示。キャパは、1100人。
ワンスロープではないので、とてもこじんまりとした印象を受けるホールで、
ワタクシはこの会場がなぜかとても好きだ。
足元が広くないので、11列目でも近くて視界も開けていて、とても見やすい。
両端には男の子。
周囲に、とても男性ファンが多くて、そういう感じも久しぶりで嬉しかったなぁ~
会場にはニール・ヤング。
ニールの歌の熱量を感じていたら、フェイドアウトしていき客電が落ちていきました。
暗くなると共に、総立ちの状態で優くんの登場を待ちました。
ステージでは、30個の星に見立てたツアーのロゴがキラキラと輝いてます。
メンバーとともに登場をした優くんは、暗い中でちょっと背を向けたままでしたが、
演奏ともに正面を向きました。
ボルドーのシャツに、黒っぽい大きなモヤっとした模様(表現しにくい。スタッフ便の写真のシャツ)
薄墨色なのかグレーっぽいズボンに気合いのブーツイン。
赤っぽい色を着ると、顔色が一段と白く見えます。遠くからは、よく映えてました。
「今を駆け抜けて」の頭のギターのワンフレーズで、既にマックス状態の会場。
優くんの幾分、緊張を持っていた表情が一気に崩れていく。
「くまもとーーー!!!!」
「人生3度目の熊本のライブ。3年前にここで初ワンマンをさせれて頂いて、思い出に残る事が
多くて、また後で話すけど」と言いつつ「サイマジョ」へ。
声を聞かせてと、「地階!!」と叫ぶけど、反応が悪くて・・・
だって、チケットには地階は1階表示なのですもの。
そうして、優くんが指を指し示し「あなた達は地階ね。地階は近い」
1階、2階、熊本の皆さんと声出しを2回しました。
「陽はまた昇る」アルバムアレンジではありましたが、CDほど積極的でない為に違和感はなし。
MC(前後したり、ニュアンスが違う所もありますが、ご容赦を)
まずは、3年前のツアーの話。「晴れ男」ツアーの時の事です。
前日から熊本入りをしており、ちょっと観光的なものも出来て。
メンバー(小島さんとよっち)と一緒にいきなり団子を食べたりしたのだけど、
「くまもん」のぬいぐるみが目について・・・
UFOキャッチャーで、5000円ほど注ぎ込んで、なんとか取った20センチ
ほどのぬいぐる。
しかし、1800円位で倍ぐらいの大きさの物が売られていた。
そのくまもんは、僕んちにまだあります。おぉ!!(とワタクシ)
(このくまもんは、音にのってダンスをする物。当時お気に入りでだいぶ持ち歩いていたと記憶)
この辺りは、少し訛り気味。
そうして、今日ライブがあると市長さんがつぶやいてくれたと僕に教えてくれた
人がいて、見てみたら、市長さんが僕をフォローしてくれていた!!!
そんな熊本ですが、今日ちょっと失敗というか、ちょっとへこむ事があって・・・
そんな事の繰り返しなんだけど。
聞いてくれますか?って感じで話し出す優。
昔からお世話になっていたスタッフの鈴木さん。当時は付いて来てくれる事が
多かったが、最近は現場に来る事がなくなった。
その鈴木さんにお子さんが出来たと聞き、何かお祝いをしないと、思っていた。
何とか熊本に来る事が出来そうだという事で、熊本でパーティーだと!!
パーティーピーホーな自分としては、仕切りたいと。
熊本の美味しい物を、産地のスイカだって時期は違うが食べられるかもしれない。
その為に、摂生をしてスムージーを飲む生活をしてきた。
そのスムージーは、小松菜・ほうれん草・豆乳に少々のハチミツ。まずいと言う。
それで備えてきた。土曜日の休みは、プレゼントを探して今日は持って来た。
1泊なので、小さいなキャリーバッグで良いのに、大きいのに入れて来た。
なのに、当の鈴木さんが来ていない!!
会場「ああーー」
ちょっと持って来て。と大きな包みになったというプレゼントをスタッフが
持って来る。
くまもんの熊本だから、クマの包装紙にして、赤いリボンがついた幅はないけど、大きめの包み。
送る様になっても大丈夫な様に、宅配の伝票付き。
ちょっと、へこんでいたら、若いPAさんが結婚すると言い、僕に招待状をくれたんです!!
と、招待状を見せてくれました。ちゃんと後ろに金色のシールが付いてました。
やはり、今夜はお祝いだと
セットリストのちょっとした入れ替えはあったもの、安心してみていられるライブでした。
優くんは、すごく声が出ていて、最後の方までの声の伸びもすごくて。
「ミラー」では、シルバーのライトの演出で、一段と優くんの声と光の対比が素敵でした。
「誰がために鐘は鳴る」は、「陽はまた昇る」と入れ替えをしていましたが、
8曲目の方が、よりエモーショナルな感じがしました。
そして、「旅人」へ。
今回は、グレッチではなくていつもの白っぽいギターでした。
この時の優くん、菩薩の様な微笑みをされており、なんとも神々しくも感じてしまいました。
その表情に心がグッときてしまいました。
「花のように」その慈悲深い微笑みからの屈託のない笑顔に、今回はやられました。
めちゃ明るい曲なのに、途中から涙が止まらない。
しかも、Aメロで小島さんがリズムに合わせて、ぴょんぴょんと跳びはねるもの
だから、会場全体もぴょんぴょん。
それを見ている優くんの笑顔。
ダッチさんがお茶目に可愛くドラムを叩いてました。
2番では、ついに優くんもぴょんぴょん。跳びはねた後で、小島さんの方を見るけどすまし顔。
首を傾げて、苦笑い。
泣きながら、ぴょんぴょんしてるワタクシ。かなり変な人だったかもしれません。
「同じ空の下」いつも以上にギターがクリアーな気がしました。
やっぱ、大切な曲。
映像ジャンクション。
カーキーのシャツに着替えて、弾き語りのコーナー。
「靴紐」心にグッとくる事がない曲なのですが、やはり聞きいていると良い曲
だなぁ〜と聞き惚れてしまいました。
映像には、当然「さとう」の名前はなく、そこに今夜は「たかはし(横に眼鏡マーク)」に。
路上時代に色々と言われた曲と言い「こどものうた」へ。
弾き語りで聞くのは、初めてでした。
鬼気迫るというのか、全身から漏れ出ている雰囲気が物凄くて、優くんのこういう一面を見せて貰えて、本当に貴重な時間だと思いました。
すんげぇ!!すんげぇ!!!と心の中で、何度叫んだ事か。
「未だ見ぬ星座」「おかえり」の2曲は、ボーカリストとしての素晴らしさを実感する事に。
特に、「未だ見ぬ星座」の最後の伴奏での声、中盤になっても全く衰える事のない声量。
心が熱くなったところで、クールダウンの「おかえり」ファルセットが心地良かったです。
再度の盛り上がり曲の数々。
「太陽と花」では赤と青のライティングが印象的。
「オモクリ監督」では、お魚が飛んできたり、歌詞が出てきたりと映像でも楽しませて貰えました。
そうして、「泣く子はいねが」
ステージが狭くて、なまはげ優が窮屈そうに降りてきました。
イントロ部分のギターを弾き終わると、優くんがタオルを手に持ちましたぁあああ!!!
まさかのタオル回し。まさかのこの曲。
そうです、ワタクシが最後にタオルを回したのは、3年前の熊本の地だったのです。
3年ぶりのタオルブンブン!!!
タオル回したいとツアー前には、よく書いてますけど、まさか熊本で回せるとは思いませんでした。
もちろん、左右のお客さんにも歌ってもらっておりました。
ご当地は、熊本・熊本城・熊本ラーメン・いきなり団子・馬刺し
コール&レスポンスは、歌詞がスクリーンに出ており、とてもスムーズでした。
1000人を楽に乗せられたら、1万人も楽にまとめられるよ。
大丈夫だよ。進んで間違いはないよ。
「素晴らしき日常」では、とある歌詞で見つめあったような気がしました。
「一緒に歌ってください」と「明日はきっといい日になる」は、スクリーンに歌詞が出てました。
ワタクシの周りは男性ばかりだったけど、段々と歌う声が大きくなり、時には
優くんの声より聞こえる事もあるほど。
皆、とてもライブを楽しんでいるのをヒシヒシと感じる瞬間でした。
EN
白いシャツを前をとめて着込んで登場。
ファン投票で選ばれた「リーマンズロック」そのおかげで音源化出来た事が嬉しかったと。
なんとなく鼻が赤い。
「微笑みのリズム」久しぶりに聞きます。前に聞いたのは、この会場でした。
ハープを吹く時に、黒目が右上を向いて、とても可愛い感じになった事を記憶してます。
歌いながらも鼻が赤い。
「福笑い」のイントロあたりで、鼻が全部あかくなっちゃった様な。
歌えるのかと少し心配になる様な。
しかし、声が震える事もなく、優くんはしっかりと歌いだす。
なんか強くなったなぁーと、親戚のおばちゃん感覚で優くんの事をすごくすごく
立派に思えてしまうワタクシ。
サビのところで、マイクを会場に向けてくれて、歌っている姿を見ている優くん。
その表情が、なんとも言えずに目に焼き付いています。
ちょっと寂しそうな、ちょっと抜け殻っぽくなっている様な。
熊本をホールツアーの最終日にしてくれて、本当にありがとうございました。
遠征の出来ない地方のファンも沢山いるのです。
そういう方々に、最終日の雰囲気を感じさせて下さってありがとうございました。
優くんの持てる全てを出しきってくれた最高のライブでした。
記憶に残るライブになりました。
また、熊本に歌いに来て下さい。隣の県から阿蘇山を越えて聞きに行きますっ!!!
そうして、バンメンさんとお辞儀をして、優くんが一人になり左右に
オフマイクで「ありがとうございました」と挨拶をしてくれました。
中央で、スタンドからマイクを取り歌っていると、コードがマイクスタンドに
掛かってて。
その瞬間、手を高く上げて叩きながらスキップしながら、あっつつさんが舞台袖から登場。
コードを素早く直して、同じくスキップで退場。
チーム高橋は最強だね。
スタッフさん、バンメンさん、オーディエンスのみんな、優くん。
どこかか一つでも、上手くいかなかったら、こんなライブは出来なかったと思います。
本当に良いライブでした。
次のアリーナ編へ繋げられる様なライブが熊本で出来て、本当に良かった。
これから、もっともっと優くんの歌が多くの人に届いていく事でしょう。
でもね、優くん。
あの3年前のこの会場で、ホールなのにライブハウスの様な感覚になったあの時の事を忘れないでね。
そうして、前に前に進んで。
その場所に行ってみたら、わかるさ、きっと。
セットリスト
1.今を駆け抜けて
2.(Where’s)THE SILENT MAJORITY?
3.陽はまた昇る
4.パイオニア
5.ミラー
6.頭ん中そればかり
7.現実という名の怪物と戦う者たち
8.誰がために鐘は鳴る
9.旅人
10.花のように
11.同じ空の下
12.靴紐
13.こどものうた
14.駱駝
15.未だ見ぬ星座
16.おかえり
17.BE RIGHT
18.太陽と花
19.オモクリ監督~9時過ぎの憂鬱を蹴飛ばして~
20.泣く子はいねが
21. 素晴らしき日常
22.明日はきっといい日になる
EN
23.リーマンズロック
24.微笑みのリズム
25.福笑い
今回は「今、そこ~ツアー」に比べると会場が少なくて、前夜祭がなければホールツアーは行けなかった。
前夜祭であの内容を見せられてもっと行きたかったし、ホールツアー初日と最終日が九州なのが凄く羨ましかったの。
でも九州から武道館へ行くことはとても大変なことなのもすごくわかるから「お互い様なんだ」と自分に言い聞かせてた。(色んな意味で関東のほうが恵まれてると思われてるかもしれないけど…)
←いつも言っててごめん(..)
でもね、なんだろう、このブログ読んだら羨ましかった気持ちがスーッと消えて涙が溢れてきちゃった(;_;)
曲に出会って、ライブに行って、「固ーよ」と言われるMCだったけどそれも好きだったし(笑)、人見知りな所も好きだった。
少しずつ頼もしく変わっていったけど、こんな風景になるなんて考えもしなかったなぁ…って。
そしたら涙がとまらなくて…(;_;)
優さんのライブは勿論なんだろうけど、こんな素敵なレポをあげてくれてありがとう!
武道館を、気持ちよく楽しみに出来るよ(*´ー`*)
ゆうゆさん、武道館で会おうね♪
(2015-12-01 23:28:26)
朝、読ませて頂いて、胸が熱くなりました。実は、ちょっと泣けた。
関東が羨ましいとかは、観覧が続く時には思うけど、その他はそう思う事はないの。
でもね、当初から私が怖かったのが、知名度とかCD売上とかの影響で、活動範囲が
狭くなってしまう事だった。
だから、いつも会いに来てくれるほどは売れていて欲しかったのね。
それは本音だったの。
なので、大きなアリーナでライブを控えているけど、きっと大丈夫だと思う。
さ・こうさんの気持ちが楽になったのなら、書いていて良かったと思うよ。
もう、書き始めると、何も考えてないのにライブを思い浮かべていたら文章になっちゃうの。
書き終わると、頭ん中は空っぽになるの。
そんな事を繰り返しながら、見た事を文字にして伝える事しか出来ないけど、
その時の優くんの記録を残しておきたい気持ちも強いかなぁと思います。
武道館で会おうねっ!!(2015-12-03 00:32:39)