NASAが、2018年までに、1972年以来となる有人月面探査をする計画案をまとめたそうだ。 そんな話は聞こえて来ていたのだが…。 有人月面探査が30年以上もプッツリ途絶えているのはある意味不思議。 人類は実は月へは行っていない説が絶えないのも無理はなかろう。 中にはかなりトンデモ説の面白話の類もあって、余興としては面白いが。
当時は子供だったので技術的なことは何もわかっていなかったが、月面探査の次は宇宙ステーション、というのは普通に進歩だと思っていた。 月まで行って帰って来るより、それがかなり地球に近いところであっても宇宙に滞在する方がはるかに難しいことに思えた。 ある意味において正しいが、別の意味ではそうとは言えない。
アポロチョコ(もちろん復刻版でなく初登場時)をおいしく食べた世代としては、飛行機型のスペースシャトルで宇宙から帰還する映像はかなりのショックだった。 アポロでの帰還とのギャップは一般人の宇宙旅行も間近いのではないかと思わせた。
しかし、思ったほど宇宙開発は進まなかった。 アポロ時代のように湯水のように予算を注ぎ込めるわけではなし、それも時代の流れだったのだろう。 しかも、技術の進歩は人間が行かなくても遠隔操作で探査を可能にした。 無人探査ができるのならば、未知数の危険を孕んでいるのに人間がわざわざ行く必要はない。 人間が行けばコストがかかる。
SF小説で読む世界は遠い。 だから今もSF小説が娯楽として楽しめるのだが。 一般人はお空の星はダイヤモンドと地上から眺めて、ま、それはそれでいいのかもね。 ところで宇宙エレベーターの話はどうなっているのだろう???