ミント
2003-02-19(水)

AERA 2003.2.24号

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査定で損しない
私も旧人類で、自分のアピールができない人間。転職の時もこの欠点(?)では非常に困ったが、たとえば今はできなかったり分からなかったりすることでも調べたり自分が努力すれば何とかなりそうなところは「できます」と言ってきた。
うちの会社の査定は、一応上司との面談はあるけど殆ど結果を伝えるためのもの。ディスカッションをするまでの雰囲気ではない。おまけに、前回などはボスではなくもっと上(役員レベル)と話すことになってしまったので何を言われるか冷や冷やだったけど、かえっておおざっぱなところで自分が何をすべきか、どうすれば評価されるのかなどの見当がつき、結果的には良かった。
ここでも挙げられているとおり、「成果主義はブームだと割り切れ」に尽きるのかも知れない。ここに自分の全人格が決定される訳でもないしね。それと、上司にはなるべくこまめに報告して自分がどれだけ何に苦労しているのかなどをつぶさに見て貰う。忙しい上司を慮って…なんて遠慮は必要ない。見たくないときは見ないんだし、それで何かを見逃すのならばそれは上司の問題だからね。

東京・品川区教育改革の知恵袋
品川区が中高一貫校を作ろうとしたり学区制を撤廃したりと教育改革が盛んなのは知ってたけど、やっぱり強力な仕掛け人がいたんだなあ。自分の信念を持って行動でき、そしてそれを支持してくれる上司もいる。うーん、この現場を見てみたいなあ。
実務で仕事している方は大変だと思う。でも、現状維持の仕事と何か新しいもの、確固たる目標に向かってひとつひとつ積み上げていくのとどっちがいい、と聞かれたら、私は断然後者だなあ。
で、これで品川区に引っ越したいと思う親はいるのだろうか?それに興味がある。私が親ならそうしたいけど。後、心配はやっぱり生徒の転校かな。出るにしても入るにしても、カリキュラムがかなり変わるので子供が大変そうだ。

総合学習で文楽やってん
理想の総合学習だね。地の利(大阪の日本橋で、文楽の本場)が断然強いけど、「無理だろう」じゃなく「やってみよう」という気になった学校側、そして文楽のお師匠さんたちに拍手。総合学習は、子どもが何かに興味を持つ「きっかけ」を作れたら成功なんだろうな。知識を詰め込むのではなく、自分で判断することも覚えられるし、周囲と協力することの大切さを自ら実感できたという点は非常に大きいと思う。

東京三菱の公募増資は買いか
この金融破綻の中で唯一の勝ち組に見えるだし、個人口座を大事にしてくれるという「姿勢」は買えるよな。そういうところならば顧客は付くし、こういう世情なんだから安心するところに集中するだろう。そして、そういうところには投資も当然集中する、と。いいスパイラルですね。
…とは言いつつ私はこの銀行に口座を持ってない。というのも、会社の近くの店舗は撤退しちゃったし、自宅の近くにはこの支店が無いからなのだ。東京三菱って案外駅から遠いところに店舗があったりするんだよな。これからどう変わるか期待してるけど。

産業再生機構社長をめぐる力関係
ああー、知らなかった。いつの間にか社長は決まってたのか。「嫌なことも進んで引き受ける」掃除委員のようないい人ですね。まあ、いい人なだけではとてもじゃないけど引き受けられないだろうけれど。
でも、委員長(陰のボス)は別立てでいくことになったんだ。だからあんまり大きなニュースになってなかったのかな。さて、委員長は誰になるんでしょう?

ヤンキース松井は変身したか
松井って何となく「ゴジラっていうニックネームは嫌だ」という新人の時の発言(?)と、あの無意味に長い前髪くらいしか印象になかったんだけど、この移籍騒動でいい風に世間に認知されたよね。反対に評価が著しく下がったのは近鉄残留の中村紀洋。実際はどうだったかではなく、特に彼らのような人気商売は世間の評価がひとつの「売り」だものね。
まあ、これで実際試合したらペケだった、ということになればその分評価はがくりと下がっちゃうところがかわいそうだけどね。でも、いい人(に見える人)には頑張って欲しいです。

設備投資増やした会社─東証一部上場企業全調査─
ふーむ、自動車業界が結構元気なんだな。数年前の日産の村山工場閉鎖はかなりショックだったけれど、こういうのが「リストラクチャ」なんだなあ。
設備投資する余力のある会社や業界であれば、この先数年は転職先や就職先として考えても大丈夫そうだね。

[イラク]大統領地下施設は日本製
これは知らなかった。知らぬ間に日本は対イラク攻撃の中心位置にいるんじゃないか。そんなこと許してないぞ(って、単なる商活動ではあるのだけれど)。
それにしても、こういう「お国の事情」が仕事に関係してくる会社は難しい立場なんだなあ。

アーティスト奈良美智が語る「戦争反対」
この雑誌、かなり目立つし犬の片方だけ青い目がビジュアル的に効いてるんだよな。あれ、義眼だと思ってたけど、考えてみたら犬にわざわざ義眼なんて入れないよね…。こういうアプローチでの非戦争という主張はスマートだよね。そしてまた、一般の人の目にはとても効果的。
そういえば、どこかでこれの展示会やってるんだったよな。
…ということでこちら。
「FOIL」発刊記念 川内倫子写真展:リトル・モアギャラリーにて
〜2/28まで
http://www.littlemore.co.jp/gallery/gallerytop.html
場所は、表参道と外苑前の間、246をちょっと入ったところなのね。早速今週末にでも行ってみよう。

穏健パウエル「変身」の理由

人並みペット幸せですか?

ディカプリオ主演、スピルバーグ監督の会心作

ささやかに役に立ちたい

あえて賃貸 住居も今やフレキシブル

チベット「雪解け」に逆流

特区論議で財務省が名指し批判した大物学者

鴻池・構造改革特区担当相って何者

現代の肖像:伊藤穣一●ネオテニー代表取締役

食を守る国際基準 トーマス・J・ビリー●コーデックス委員会議長

表紙の人:丸山敬太●ファッションデザイナー

世界の遺産:マルタ●バレッタ
2003-02-24(月)

AERA 2003.3.3号

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自分探し自分でするな
大学生の就職活動は、確かにある面自分探しなのかな。自分は何者なのか、何ができるのか、将来をどう考えているのか、を見極めなければいけないけど、全然将来なんて定まらず、自分が何者かも分からない。私もそんな状態だった。
そして、ここでアドバイスされているように「とりあえずそこでやってみる」ということは確かに大切だと思った。その際は「別にどうでもいいや」という気持ちではなく、自分にできそうなこととやりたいことを模索しながら落としどころを見つけてみる感じで。途中の軌道修正はよほど極端じゃ無い限りは効く。ただ、そのときには「一般事務」よりはもう少し専門性のある職種の方がつぶしが効くのは言うまでもない。

結婚うつの幸せ度
結婚するときって、両者の合意だけで「はい、結婚」とはいかないんだよね。特に男性側はより責任を負わされる場合が多く、大変だろうなあ、と思う。
この記事の最初の人は、何となく崖っぷちの彼女にいいようにはめられた感じがしなくもない…。結婚してる自分が言うのも何だけれど、別に結婚という形態を取らなくともいいと思うし、最近は随分人の意識も変わってきている。まあ、両親や親戚は悲しむかも知れないけど。でも、自分の人生だしなあ。
私は結婚するときに嫌だったのは、「私らしい結婚式」を企画しないといけないような雰囲気だったことです。挙式するホテル側の人間も「何かやりたいことは無いんですか?」と聞いてくる。仕方ないので「ひとりひとりに何か渡したいです」というと「それは時間がかかりすぎる」…昨今、自分でプロデュースする「私流」の結婚式(および披露宴)が流行ですが、そういうものに夢や期待を持ってない人間は、別に出席者の印象に残らなくてもつつがなく終わればいいんですって。もう、そういう「演出」自体が小っぱずかしくって駄目でしたねえ。
結婚して一緒に住んでみてストレス感じるようだとこれまた困りますね。本当ならそれまでに将来の意見の摺り合わせ(これを回避すると後で結構もめると思います)とか、相手の生活の癖が許せるかどうかの見極めくらいは必要なんですけどね。結局、結婚生活なんてそういう固まりなんですから。よほどのことでも許せて根っこのところで信頼し合う関係じゃないと、赤の他人として育ってきたふたりが「身内」になるなんて難しいと思います。

再生必至企業100
「反戦」フランスの意地
隣国トルコは板挟み
修繕積立金 安全第一なら国債か
学力アップ音読脳の効力
酒をやめたら充実生活
これの後追いのように思われるのは嫌なのだけれど、私も今日からできる限り酒抜き生活をすることを決意していたのだった。タイムリーで悔しいやら嬉しいやら。確かにアルコールが入らないと一日がくっきりするのだけれど、あの妙な酩酊感もまた忘れられないのだよねえ。
まあ、今までも何度かトライしたことはあって、それが破られたのは大抵仕事が忙しくて酒の勢いで寝てしまいたいときだったので、そういうのを何とか乗り切れば何とかなるかも、などと思った。
まあ、こういう「仲間」がいるということは心の励みではある。ここまでかっきりとはいかないけど。

京都という心の支え:町家で丁寧に暮らす
京町家再生研究会の小島冨佐江さんのお宅を訪問。取材の方に都合を合わせようと(たとえば「かどはき」を試しにやって貰うとか)注文をする度に怒られたらしい。まあ、普通はそういうのに「なんか違うよなー」とか考えながらも従ってしまう訳で、さすが「しきたり」の中で暮らす人、かも。
まあ、こんな飲んだくれただらけた生活を送ってるとぴしっとした毎日を送る生活に憧れるもので一瞬「いいなあ」と思ったけど、よほどの覚悟がないとこういう生活を重んじながら京都には住めないなあ。やっぱり、こういうだらけた、そしてごく個人的な生活を生まれたときから送ってきている人間には窮屈すぎる。
それでも、畳の部屋で過ごした方が行儀が良くなるのは確か。

京都という心の支え:地に足つけ京の素顔
ダボス会議に漫画家部会 政治漫画に対する世界の評価
ベランダ庭園で至福な人々
トウキョウは温泉天国だ!
野田秀樹の「デビュー」本場ロンドンでの挑戦
地下鉄火災 日本の意外な落とし穴
不破哲三が誉めた3人の首相
宇宙に伸びるエレベーター 地上と静止軌道を結ぶ
現代の肖像:ホンマタカシ(写真家)
表紙の人:御手洗冨士夫
コメンタリー:年金の構造的問題:田中秀明
世界の遺産:南極
opinion@AERA:石原慎太郎は都政?国政?
feel for:潮流は変わった 新しい対立軸 米国v.s.地球市民/山田厚史
COOL:ルーツ
LOOK:音楽「キンキン声全盛 Sweet Janeが語る」
斎藤美奈子ほんのご挨拶『嘘つき男と泣き虫女』
art bit:ヴォルフガング・ライブ「ミルク・トーン」