ミント
2003-02-04(火)

AERA 2003.2.10号

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生保選び決定版
最初は一番関係ない特集だと思ったけど、最後の最後に読んでみると案外そうでもないかも…と思えてきた。
私は共働きで子供もいないので基本的には生命保険は要らないと考えているのだけれど、医療保険や年取ったときのための積み立てっぽいのは契約しておいた方がいいと思った。

続く記事で生保の契約できめた利率引き下げ案が出てきているらしいが、コラム記事のOpinion@AERAで朝日新聞の山田氏が書いてるように、契約違反ってのはまずいよなあ。大体、金融審議委員会では似て非なる答申をしたらしい。曰く、利率引き下げがやむを得ない場合は、契約者に対する説明義務を負う、と(ホントはもっと詳しく書いてある)。そうしてしかるべきだ。何に関しても、為政者は下々のものが何も知らないと高をくくって、騙して運営しやすいルールに変えようとするんだもんなあ。まあ、最後の「ルールを変える」というのは法治国家の最低限のルールかもしれないけどでも、最低すぎるよ、それは。

慎太郎の「都銀つぶし」
うーん、石原知事は次はどうするんだろうか?ここまで入り込んじゃったら今更「いち抜けた」って訳にはいかないよね。国政復帰よりも知事続投の方が可能性は高そう。
枠が小さいだけに、企画も具体的に実現できるし、そういう面白みは都政の方が強いのではないか。周囲の圧力に泣く泣く方針を変え、潰されていくあれこれを考えてもやっぱり、こっちの方が合ってそう。小泉総理を見てて余計にそう感じてるんじゃないだろうか。

…続きます。
2003-02-12(水)

AERA 2003.2.17号

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定年準備支援度調査
「一家の大黒柱の退職金」+「年金」で優雅に暮らすという時代でも無くなってきたし、お金かけずに企業でできるのは、従業員が老後に自立できるよう教育すること、ってことですかね。アンケートでも他の調査でも「会社が負担する年金の率を下げたい」という希望があるのだから、当然の流れか。
ここで「47年から49年生まれまで」をモデルに取っているのはどういうことだろう、と不思議に思っていたのだけれど、これは「昭和」じゃなくて「西暦の省略」だったのね…納得。駄目だ、自分の基準に合わせてしまっている。

今までは60歳以上に無条件に支給されてきた老齢年金が65歳に引き上げられるのでその5年間は無支給になるのだねー。他の記事でも言われてるけど、ワークシェアリングで負担の少ない仕事をいっぱい作る、という社会的な器を作っていかないと「自助努力」は期待しづらいよな、やっぱり。そりゃ、若いうちにがしがし貯金してればいいんだろうけれどペイオフ施行されたらどうなるか分からんしねえ。
それにしても「生き甲斐づくり」についてのアンケートの回答の中にあった「ホームページを作って友達の輪を広げる」って、閑古鳥が鳴いてかんしゃく起こしても知らないぞー。

宇宙基地「ごみ」になる

岡本行夫「イラク情勢の読み方」 武力行使前にすべきことあり

米国の示す「イラクの脅威」を元査察官に聞く 「証拠は信用に値しない

日本金融に異常事態警報 マイナス金利がとどめ

ビミョーな職場の出産調整
うーん、今の職場の現状だと、「当然の権利」ではあってもやっぱり「自由な出産」は難しいよね。この辺は、有給休暇を取る権利があるからって職場の大変な時期にいきなり長期間休んじゃってもいいんかね、ということでもある。もちろん、妊娠というのは本来自然にそうなる(いや、きっかけはあるとしても)のだから有給休暇と同じレベルで見るなと言われればそうなのだけれど。
でも、ある程度調整しながらでないと、たとえば女性ばかりの会社なんてどうなっちゃうわけ?
文中にも出てくるけど、一人の人間が長い時間働かないと生活(および雇用)が安定しないという現状をどうにか打開していく必要がやっぱりあるんだろうな。そこで出てくるワークシェアリングだけれど、コレの足を引っ張っているのはサービス残業。労働者と労働時間と本来必要なのべ労働時間を棚卸しするには、このグレーだった「サービス残業」の分も明るみに出さなきゃならないのだよね。それを考えるとワークシェアリングの道ってまだまだ遠いんじゃないかと悲観的になる。

両方受かったら、こっちを選べ! 全国84校併願大学全比較!
私が受験生だった頃とは随分様変わりしてるんだろうなあ、と数年前に感じたが、またまた変化があった感じ。ここでの論点は「卒業後ちゃんと就職しているか(つまりは就職率)」で、そのために国公立と私立に分け、その上大枠として地方、そのもう一つ小さなくくりとして大学のレベルでカテゴライズし、各大学のフリーター率を比べている。数字だけが全てではないけど、外から俯瞰するにはやっぱり数字頼りだよね。それと、各大学の時流への乗り方と攻めの経営をチェック。どれもこれも就職のためではある。
関東圏では散々「落ち目」と言われてきた早稲田が盛り返してきている。が、この辺はシーソーごっこなんだろうなあ。どっちかが遅れをとればどっちかが頑張って盛り返す、と。そしてまた、国公立大学の堅実な数字が世の中を物語っているような気がするよ。
まあ、希望の大学に複数受かってどこにしようか迷っちゃうほどの結果になるといいですね。>現在受験生の人たち

週末限定ふたり暮らし
これってつきあい方の幅が広がってとてもいいことだと思うのだけれど、裏側から見てみれば、「汚いところは隠していいとこ取り」のような気もするなあ。まあ、それでいいんだったらいいんだけど。
私なぞは、週末にやりたいことが沢山あるから、どちらかと言えば「週末一人暮らし」の方がいいんじゃないかと思うくらいだ。だって、こうやって毎週会ってる人たちって、友達に会うとか家の掃除をするとか洗濯をするとかどうするのかなあ?毎週きっちりでは無いのかも知れないけど、ふたりの時間以外もやっぱり大切だよ。むしろ一人の時間が欲しい。
結婚していないときは私もどちらかの家に週末に、ってことがよくあったけれど、移動時間が辛かったのと洗濯物とかのことが気になったり(こんなに天気がいいんなら布団が干したかった、とか)してたんだよなあ。

甘く、ほろ苦く魅惑のチョコ 「プチセレブ」感が味わえるから
チョコは、やっぱりある程度以上高いと味が違う。輸入するまでの気力はないけど、各店舗、期間を区切って重点的に攻めていろいろな種類のチョコを食べ比べる、というのをやってみたいなあ。
記事の中に、友達のお稽古ごとの発表会の時には花束ではなく、あまり気を遣わせない上に印象よりも安価なチョコの包みを贈るとか。確かに、これってしゃれてるなあ。私にとっては殆ど残業食なんですが。だから、分封されたミルクチョコが一番好き。

一冊読み通せれば「読書エリート」 本が読めない子どもが続々
事態はここまで深刻なのね。『声に出して読みたい日本語』とかがバカ売れするのが分かるような気がしてきました。そういうのを買うよりも、自分の気に入った本を読むのが一番だと思うんだけどね。
私が子供の頃はそんなのほとんど無かったけれど、今は読み聞かせ活動なんかも盛んのようですね。周囲の読書好きのお母さんたちも、ボランティアでこういった活動をしている人がいるようです。「読める」と「分かる」は違う、というのは確かにそうだなあ。よく、絵本を片言の言葉で拾い読みしている風景を見るけど、その読み方で内容まで分かったようにはちょっと思えないもの。

彼は、エイズと生きて
一度死に直面しちゃうと、生き方もシンプルになるのかも知れない。売れっ子のファッションデザイナーの地位を擲って数年。ニューヨークでAIDS救済のボランティアをやっているという彼。モノを知らない私は「モリサネ」というブランドがあることさえも知らなかったんだけど、こういう生き方もあるよね。
カクテル療法というのは、結構画期的なものなのかな?AIDSって不治の病という印象が私の中では根強いので、それが(体質や病気の質に合う合わないはあると思うけれど)少しでも良い方に向かっていてくれれば、と思う。

ペットを終日あずかります 米国で広がる新たなケア・サービス
私も犬を飼いたい気持ちはあるけど、昼間全く家にいないのに、それじゃあ自分のわがままだよねえ、と思っていたら、アメリカ都市部では既に犬の保育所(?)があったんだ!これだと飼い主はいいとこ取りで申し訳ない気はするけど、魅力的だなあ。
やっぱりアイボじゃなくて、生きている犬がいいよ。

覆われたコソボでの拉致

現代の肖像 詩人:谷川俊太郎

opinion@AERA:原発に賛成?反対?
取り上げた意見の中に東北在住の人のものが無いのは恣意的なもの?それとも偶然なのかな?
最近よく流れている東京電力のCMに「原発の運転を停止しているため、電力が足りていません」といったのがあるじゃないですか。あれって、見ると単に発電所周辺の人たちのわがままで止めてるっぽく聞こえるんですが、穿ちすぎ?
大体、事故の可能性を見逃してきたから今回のような羽目になったんであって、本来ならば原発以外の代替エネルギーについて、もっと以前から、真剣に考えていかなければならないんじゃないかと思うんですけど。
と言いつつ私も東京電力で電気を使っている身なのでその辺りのジレンマに陥ったりするわけですが。

feel for:焼き討ちは警告だカンボジアは終わっていない!
そういえば世界のどこもかしこも一触即発の状態で、カンボジアのことはすっかり過去のことだと思っていたのでした。反省。
プノンペンでの爆破事故が報じられたときには「アンコールワットに行きにくくなるなあ(一度は行ってみたいのに)」だったのも考えが浅すぎ。ただ、観光旅行というのは限られた時間の中で自分の行きたいところに効率的に移動する、というのがどうしても前提になってしまうので、見るところが無いと思われるプノンペンなどにいる暇は「無駄な時間」と感じてしまうのも確か。
そりゃ、沖縄に行ったらひめゆりの塔、といった風に、各地の歴史や世界を感じる場にも足を向けるべきというのは正論だと思うのだけれど、でもそれって美し過ぎやしないかな。

明日はどっちだ!173:経団連の政治献金(岩井奉信)

TOEIC難民合宿の実力:
え、私のことですか?恥ずかしくて社内のコミュニケーションスキル講座もでれない人って…。
本気で考えちゃうかも。もちろん、やる気を起こすきっかけとなるだけで、一夜漬けできるわけでは無いけどね。
ちなみに、ここで取り上げられているのは
「英語事故学習法コンサルティング会社」→http://www.icconsul.com/
那須の合宿についてはこちら→http://www.icconsul.com/centers/cen_top.html

使わなくてもカード被害

「暴走自転車」の恐怖
私自身がかつて暴走自転車野郎だったので、もう、返す言葉もございません。ごめんなさい。自分でも沢山怪我したけどねー。

COOL:竹

LOOK:DVDが見落とす演劇の「わざわざ感」

BOOK:『おわらない夏』小澤征良

表紙の人:ジョン・ボン・ジョヴィ

ART BIT#043:『GREEN BOX』郡裕美
郡裕美(こおり・ゆみ)さんのスタジオ、STUDIO宙(みゅう)→http://www.studio-myu.com/