ミント
進学かプロ入りか 平山とカレンの選択
ここんとこ言われている「スポーツ選手の第二の人生」に関連した話。サッカーはあまり見ないのでこんな若い選手は全然知らなかったんだけど、カレンはかっこいいねえ(写真を見た限りでは)。アイルランド人の父親と日本人の母親のハーフだそうで。平山は、筑波大学に進学してサッカーを続けるという話。その理由が「サッカーだけの人間になりたくないから」
確かにスペシャリストというのは強いけど、それ一本しか選択肢が無いので、キャリアが頓挫した時が大変なんだね。最近は大学で教える元Jリーガーも増えているらしいが、やはりバックグラウンドとして教養を持っているかどうか、というところも大切になってくるのだろうなあ。

女子陸上で実刑判決 スポーツセクハラの驚愕
 才能が素晴らしいからといって人間も素晴らしいかというとそういうことは無い訳で、少し前だとアカデミックセクハラが取りざたされていたけど、やっとスポーツまでやってきた、という感じ。監督やコーチが教え子を…と、絶対こういうケースはあると思っていたし、今まで出てこないのが不思議でならなかった。やはり、告発により、キャリアが閉ざされてしまうという問題があるのだな。
 それにしても、「今まで問題にならなかった」とか「そのくらい普通(そのくらいってどのくらい?)なんだし目くじらを立てるほどではない」とか
驚く話が沢山。閉じた世界だと常識も違ってくるのだろうか。日本体育協会もこういった問題を防止する対策に動き出したそうだが、こうやって誰かが傷つかないと膿を出せない状態というのはまだまだ問題だよなあ。

デンマーク人もカルチャーセンターが好き イタリア語で幸せになる
デンマーク映画「幸せになるためのイタリア語講座」が日本でも公開(シネスイッチ銀座にて)されるらしい。これは、ベルリン国際映画祭で銀熊賞をとった映画だそうだが、話の筋を聞くと、周防監督の「Shall We Dance?」を連想する。色々な、小さな問題を抱えた人たちがイタリア語講座に集まりその中の過程や人間関係で、幸せに一歩踏み出せるようになる、といった話らしい。デンマーク人も日本人と同じでシャイらしいので、結構共感できるのかも。
この映画は「ドグマ」といわれる手法を取っているらしく、撮影に小細工を加えてはいけない、とかそんな感じの10の約束事があるそうで、その辺りもどう生きているのか確認してみたい。

「幸せになるためのイタリア語講座」公式サイト:http://www.zaziefilms.com/italian/

不妊治療最前線6 妊娠率で病院を選ぶな
 今回は、東日本編の不妊治療をしている病院リスト(どんな治療をしているのかも)付き。来週が西日本編だそうな。
 私は子どもは特段欲しくないと思っているので親には悪いとは思うがあまり関係ないと思っているのだが、なぜか読んでしまう。というのも、不妊と不妊治療というのは非常にデリケートな問題で、しかも「性役割」に関わる問題だからかも知れない。まあ、将来はどうか分からないが、今のところ特に医療的措置を加えなければ子どもを生すには女性の母胎を必要とする。が、女性であっても受胎可能とは限らないし、受胎の確率も分かりにくい、と言うところに問題があるのだろう。受胎しても出産まで漕ぎ着けることができるか、という問題もある。世間が女性に女性性を求め、特にある一定の年齢の女性は母胎を持つのが当然とする社会の有形無形のプレッシャーも無視できないと思っている。

 まあ、この辺は時間が解決していく部分もあるのだろうけれど、「妊娠できない」という不安の一部だけでも解放されたらいいな、と思っている。価値観念の多様さが求められることなのだろうけれど。

 ところで、妊娠を考えている場合には、卵子の若さというのは結構大事らしい。通常、38歳を超えると確率ががくっと下がるそうだ。そのため、若い時の卵子の冷凍保存という手段もあるようだが、多分、日本ではやってないんだよね…。
 えーと、まあ、当たり前のことではあるのですが、表面に出てきている数字に騙されるな、ということになるのでしょう。

英国で「亡き夫」を父親と認知 死んだ夫の子どもを出産
 あー、色々問題が出てきそうではあるが、一応良かったことになるのだろうな。亡くなる前に採取して冷凍保存しておいた夫の精子を使って二度の妊娠・出産。なんとかそこまでクリアできれば、次は更なる権利を、となるのだろう。ある種、実験でもあるだろうし、これから進む道の分岐点になるのだろうな。その先鞭を付けた功績。…うーん、判断保留状態なのだけれど、やっぱり亡くなった人の遺伝子を当人の意志が確認できないにもかかわらず継ぐものを作るというのは、心情では分かるけど、倫理面ではやはり許されないことのような気がする。

キムタク主演ドラマがスタート 「アイホ」ブレイクの期待
 そのうち、キムタクが景気回復の呼び水にでもなるのかも知れんね。因みに、「アイホ」とはアイスホッケーのこと。いつからこんな略称ができたんだろう?
 私は、テレビでだけれどアイスホッケーの試合を見るのは結構好き…だけれど、サッカーでもバレーボールでも同じくらいの「好き」かも知れない。さすがにアイスホッケー場に予約が殺到、とはいかないだろうけれど、まあ、一時的にでもブームになることは悪くないのかも知れない。100分の1の確率かも知れないけど、そんな中できっかけを掴んでその道に夢中になる人もいるかも知れないし。

第三次ボウリングブーム マジで国体めざしてます
 へえー、ドラマがきっかけで始めてる人が結構いるんだ。という訳で、前の記事の証明のひとつ、かな。私が子どものときに第一次ボウリングブームがあったのを覚えている。駅に行く途中のボウリング場は、長いことでかい廃墟となっていたよなあ。
 私は普通には遊ぶけど、全然うまくないので、積極的には行かない。以前の職場では誘われれば行っていたけど、それは幕張なんてところで周囲に娯楽が無かったからかなあ。大学のときも授業の合間によく行ってた。これも周囲にこれといって娯楽が無かったからか。しかし、マイボールまで揃えている人が結構いるのはすごいね。
 そうそう、スコア付けっていつも四苦八苦してたのだけれど、コンピュータがひょいひょいやってくれるようになって、とても楽になったなー、と思うよ。

能楽囃子・大倉正之介 能とアインシュタイン

能はいろいろな可能性をもっているのに使いこなしていない。宇宙的スケール感を表現するのは能が得意とする分野

とは大倉氏の弁。羊飼いの老人が「相対の理」を教えて欲しいという女に一石仙人(アインシュタイン)に引き合わせるらしい。確かに、能の幻想味と何にでもなる舞台、テーマの壮大さなどなど、こういった話にはもってこいのような気がする。これは面白そうだなあ。
 因みに、相対性理論と羊飼いというと、夢枕獏の『羊の宇宙』(たむらしげるが絵を担当)があるね。これも素敵な作品だったと思う。

…と、ちょっとまた続けてみようかな。途中だけれど、まずはここまで。
【このトピックへのコメント】
  • ウムイ「Re:「AERA」2004.1.12号」以前紹介したももち麗子の問題提起シリーズでもスポーツセクハラ問題を扱っていたエピソードがありました。かなりえげつない話だったので取材を元にしつつもセンセーショナルに誇張してるのではないかと思...(2004-01-08 10:30:40)
ぬるり思考 2004-01-15 13:32「人生設計」へのコメント:
 あはは、この「いつの間にかこうなっていた」人生は、私も近いのかも知れない、と思いました。

 私はもっと目標が低くて、高校卒業してすぐに就職するのも余裕が無くて厭だから、ちょっと専門学校(情報系か簿記系)にでも行ってモラトリアムを満喫した後適当に就職して…と思っていました。が、高校行って模試なんかを受けてみたら案外成績が良かったので調子に乗って進路選択で大学進学にしてみたのでした。当然、そんなこと聞いていない両親はびっくりしたようですが、甘い親なので、進学も親元を離れるのも渋々納得してくれました(特に後者)。

 で、大学行ってみたんですが、実はその前までは散々「四大卒女子(特に文系)には就職がない」と蛍雪時代(懐かしい)などで脅されていて、こりゃ教職をとるしかないかなあ、と思っていたら世の中はバブルで浮かれまくってました。おまけに男女雇用機会均等法なんてものもできて、女性も事務職以外に就職できるような時代にもなったんですね。大学に入った当初は「文学部じゃ就職も難しいだろう。どこか、紹介しましょうか」とサークル顧問の工学部の先生には言われたりしてましたが、そういった助けを得なくても、就職自体は難しい問題では無くなっていました。勿論、学生に大人気の企業や銀行・証券などは足下見てましたけどね。

 で、なぜかソフトウエア開発なんぞをする羽目になってでも数学できなくてうんうん苦しんでました(プログラミングって、結構数学の素養が必要ですよね)。その後、社内のLAN管理の手伝いなどからUNIXのサーバ管理などに携わり、「こっちの方が向いてるかも」とネットワーク管理の募集をしている会社に転職。その後、もう一度転職して今に至る、という訳でした。1回目の転職のときに付き合っていた人とは、仕事の方が面白くなって結婚どころではなくなって別れてしまったのですが、あの辺りが人生の転機だったのかな。それまでは適当に仕事して二十代半ばで結婚して専業主婦になるんだろうな、と思っていただけに、今の自分は自分でも信じられない姿です。

 何が幸いしたって、就職の時期にバブルの末期だったこと(と言うと就職で大変な思いをしている人には申し訳ないですが)、どの会社も人手不足だったこと、配属されたのが汎用機ではなく、UNIX系の開発を中心とするところだったこと、そこでネットワーク管理を手伝えたこと、そして、今の配偶者に出会えたことだと思います。普通は妻が自分より帰りが遅かったり家事が疎かだったりすると怒る人が多いらしいですが、幸い、義母が働いていたせいかそういうことに不満は無いようです。子どもを持つという気持ちもお互い無いので、こうやって気ままに働いてられるのでしょうね。たまたま生きていく上での価値観が近い人に出会えたお陰で、幸せな人生を送れているなあ、と思います。でも、結婚する時にはまさかここまでとは分からなかったので、まさに私の人生行き当たりばったりでたまたまいい方向に向いている、という感じだったりします。

りあらさんは小さなお子さんをお持ちのようで、時間的な余裕が無くて大変そうですが、でも、最後の「子供は本当に可愛い。ラブだ。」の台詞に、うわー、羨ましいなー、と感じました。
【このトピックへのコメント】
  • ぬるり思考「Re:Re:人生設計」私の場合、就職したのが平成5年なんで、もうバブル期は過ぎてました。弊社の採用も1コ上の先輩の3分の1の人数だったりしたのですが、就職については特に心配も苦労もしませんでした。…というのも、その頃まだ...(2004-01-16 11:28:24)