発売当時、このアルバムを聴いてもあまり曲に対しての実感がなかった。なのに今、ものすごくリアリティがあるというか、グサグサ刺さってくるものがあって。もちろん、歌詞の意味は相変わらずぜんぜん頭に入ってこないけど。あとなんか、「キリトさんの言いたいことがちゃんと伝わっている人ってどのくらいいるんだろう」とふと思って泣きたくなったりしてな(もちろんあたしにはそんなもんわかんない)。
でなんか『THE LAST CRY IN HADES(NOT GUILTY)』聴いてたらふと『ノーライフキング』の中のセリフ、「リアルですか?」を思い出して。
生きているという実感、リアリティ。
『PRIVATE ENEMY』というアルバムの印象ってかなりネガティブというか、人の負の側面をテーマにしてる感じがするんだけど、だからこそリアルというか──肌を切りつけて傷口から流れる血を見て「生きている」と実感するというか、しかもそれを「すごい前向き」だと思わせるアルバムだなと思った。今聴いている印象だと。
そして、
今も虫酸のはしる素敵な劣等感と敗北感はこれは『ENEMY』の歌詞の一部で、やっぱりあたしは自分の中のこういう感情はなくすことができなくて、隠そうとしても心の奥底で燻っていて、たぶんこれをなくしたらあたしは死んじゃうんだろう、と思う。
腹でうごめいたまま「全て蹴り落とせ」とけしかける
暗くてドロドロとしたどす黒い感情は生きていることを実感するのに必要なもので、たぶん常に矛盾した感情を抱えていなければあたしは生きていると思えないんだろう。
- takeratta::Blog+「憎しみと闘い、愛とキャシャーン(CASSHERN)を見て思うこと…」:C A S S H E R N .comつい昨日、憲法改正と戦争と平和について考え始めたときに、ちょうどこの映画にであいました。cちゃんのお薦めもあって、お昼過ぎに、見てきました。cちゃんごめんね。タツノコプロでおなじみの新造人間キャシャーンの実写版。#タツノコプロといえば数...(2004-05-04 06:59:25)