一昨日、研修のための前泊移動で長野市に行った。先週末に降雪があり、ラジアル靴がないとどうしようもないのかと心配したが、歩道に雪はわずかだけで問題なく普通に歩けた。但し気温は3℃。

夕飯がてら入った居酒屋は、なぜか新鮮な魚料理ばかりの店だった。長野は海から離れているのになぜ? 聞けば運送技術と道路整備のおかげで新鮮な魚がすぐに来るようになったとか。まるで飛騨高山のブリ街道のようだ。場違いな土地に場違いなものが流通する時代なんだな。

本日は午後から浜松へ。12月に発売した新薬の説明会のための出張で、去年からもう何ヵ所行った事だろう。来月下旬までスケジュールが日毎に増えていく。Drや薬剤師を相手に30分間スライドでプレゼンし、その後質疑応答に入る。相手の専門性によって質問も千差万別である。

こちらからの意思伝達であるプレゼンと相手のニーズを満たすための質疑応答の微妙なせめぎ合いが、慣れてくると何とも言えない刺激となる。そして無事終了した時に訪れる、アドレナリンが上がった後の安らぎは、エネルギーを出し切った解放感と満足感を与えてくれる。だからやめられないのだ。

これって職業病?

レイクウッド富岡コースでロッカーに預けていた財布のキャッシュカードを抜き取り、スキミングされ引き落とされるという事件が起こった。こともあろうに支配人がマスターキーを犯行グループに渡し、それを使ってロッカーの暗証番号を解読したというものだ。

客の大部分はロッカーの暗証番号をキャッシュカードと同じ番号としていたため、犯行グループは苦もなくATMで引き落とせたという。レイクウッドといえば、バブル前後の接待ゴルフ場の代名詞的存在で、特に神奈川県の本店は、殆どの利用客は接待だったという記憶がある。

マスコミは銀行の預金保護の観点で論議を醸しているが、もともとはマスターキーを犯罪に利用させた支配人の問題ではなかろうか。そんな社員を雇用した企業側の責任なのではないだろうか。社員の業務上の不祥事は雇用者である会社の責任というのが普通であろう。

スリ等相手を特定できない場合の話とは別だ。犯人も特定しているし、この場合銀行も被害者だと言ってよい。確かにキャッシュカードの約款には、暗証番号の管理は利用者の責任と明記されていて、利用者の管理の落ち度の程度が保障の有資格条件ともなるらしい。とはいえ、なんでもかんでも銀行の保障が第一とするマスコミの論調はいかがなものか。

まずはレイクウッド側が被害者に返金し、それを犯人に請求すればよい。裁判の経過も影響するかもしれないが、それが企業としての責任の取り方だと思う。くれぐれも支配人一人をクビにして逃げてはならない。



ほうれ見ろ、もう一月も終わりだ。ついこの前、あけましておめでとうを言ったばかりなのに。ますます時間の経つのが早く感じてしまう。

息子の第一志望校の受験もついに明日に迫った。2月1日から3日まで連チャンでの受験となるが、ここが勝負どころである。私は明日、明後日と地方出張があるので、すべてはカミさん任せだが、3日の発表は休みを取って見に行ってやるつもりでいる。

私の3月以降の所属部署の内示も今日のはずだが、未だ何のアクションもない。ま、遅れる事は予想していたが、やっぱりなという所だ。どんな部署で向こうに行こうとも、急激な組織変更に伴う困難は必至で、業務に十分対応できる組織機能の確立が急務となるだろう。何よりそれについてはほとんど決まっておらず、宙に浮いたままの事が多すぎるのである。

新組織には全国4ヶ所の組織が一つになるので当然ポストも減る。新組織で部下持ちの管理職となろうが、スタッフとして一匹狼となろうが、今の私はどちらでも構わないと思っている。今の部署も新部署も、もともと職人の集まりみたいな部署であるので、チームワークというより個人個人の力量が最も重要なのである。

ここらで、いい意味で自分の事だけを見つめつつ業務に邁進するのもいい頃かなと思っている。