いよいよ禁煙10日目に突入。肉体的依存のニコチン中毒の方は1週間もあれば無くなるそうだが、やっかいなのは脳の記憶である。「一服してスッキリ気分転換。うまい!」という経験を長年続ければ続けたほど、その記憶は強く刻まれる。これが禁煙後数年経っても蘇り、再びタバコを吸ってしまう原因となるらしい。

一種の精神的依存であるが、私も一日の中で数回苛まれている。こればかりはニコチンパッチも効果は薄く、ハードミントのガムや熱いダイエット茶などで凌いでいる。逆にニコチンパッチの方は、今の時点では貼っていても貼っていなくてもさほど変わり無いようにも思える。でもつい貼ってしまうんだな。

さて、2日にゴールデンウィーク帰省とやらで、息子が帰ってきた。今年も新入生が入り、学校も寮も賑やかになってきたらしい。息子の所属する囲碁将棋部は、息子の時に部員がどっと増えたそうだが、今年はそれを凌ぐ勢いで入部者が多かったそうだ。小学校の時からの経験がモノを言う運動部と違って、経験者であろうが無かろうが楽しめる所が人気なのだろう。多少はマンガの影響もあるかも。

息子は無事に高校へ進学できたら、今度は卓球部に入りたいと言う。卓球部は中学には無く、今は同級生と学校や町の卓球センターでたまにやってる程度だが、かなり興味を持っているらしい。その証拠に、親に内緒で何と1万円もするラケットを買っていたのだ。何人かの友人が買ったので自分も欲しくなり、親が寮に預けているお金からチョロマカしたそうだ。帰宅早々それがバレて、カミさんから大目玉を喰らった事は言うまでもない。

それはともかくとして、ここまで運動関係に殆ど接してこなかった息子が初めて興味を持って取り組んでいるという事は認めてやりたい。特に卓球は体格の良し悪しによるハンデが少ないスポーツなので、ヒョロ体型の息子も十分やっていけるだろう。無事高校に進学できたなら思う存分やってくれ。と言っても勉強もかなりハードになってくるらしいので、どこまで熱中できるかは知らないが。

その前に、GW6日間にもかかわらず結構な量出されている宿題を片付ける事こそが、息子の「今、そこにある危機」だ。