朝日新聞の1月30日付夕刊と31日のアサヒ・コムに掲載された富山県の風物詩「かんもち」の記事が、1月27日付の読売新聞とほとんど同じ文章だった。記事を書いた記者は「一度記事を書き、読売新聞の記事を見ながら修正を加えた」などと話し、盗用を認めているという。
当該記事を見比べてみたが、確かにほとんど同じ文章と言っていい。しかも、二つの記事を見れば一目瞭然なのにわざわざ色や食材の記述の順序を変えている所が小賢しい。
盗用・盗作は問答無用に悪である。にしても、こんな地味で短い地方情報記事でパクリをする記者の存在が信じがたい。地味な記事だからパクッても分からないだろうという気もあっただろうが、ここまでやってバレたあかつきには余計に惨めである。
朝日新聞は、去年あたりから盛んにTVCMを打ち、「言葉は無力だ。言葉は・・・」の一連のフレーズを連呼し「ジャーナリスト宣言」なるものをアピールして来ている。その正体がこれか?
記憶に新しい2001年の天声人語盗用疑惑は、裁判でも「盗用は相当」との判断だった。
去年の12月6日に制定されたばかりの朝日新聞社「朝日新聞記者行動基準」には、「・・・盗用、盗作は絶対に許されない」と堂々と明記されているじゃないか!
ならば、どう許されないのか見ようじゃないか。と言っても、どうせ本人の解雇と上司の降格処分程度だろうが。それより何より新聞社の同僚としてこんな恥ずかしい事はないだろうに。よりによってライバル新聞社の記事からのパクリなのである。
「信用を築き上げるには長い時間を要するが、落とすのは一瞬でできる」とはよく言ったモンだ。おまけに朝日のウェブサイトには、現段階でこの記事は掲載されていない。TVのニュース番組でも取り上げられているというのに・・・。(註:22時過ぎ、ようやくアサヒ・コムに掲載された)
朝日のダメじゃ〜なりすと諸君、いいかげんに目覚めなさい!