出雲眞知子
DI:DOのセキュリティ対策が強化されたので(こちらを参照)、ちょっと面倒なことになっている方がいるかも、と気にはなってたのですが。

大丈夫でしょうか?みなさま。

ちなみに、わたしは「中」に設定しているので、読者の方の設定に関わらず、読めるようにはなっていると思います。

しっかし、やっぱりコメントが入ったときにメールが来るのは、すぐわかって便利だなあ。
大手旅行代理店から、宛名が手書きで、担当者の印のある封書が届く。普通のダイレクトメールじゃない。

別に旅行の相談もしてないし、何だろうと思って開けたら、ゼミのみなさんに卒業旅行、ゼミ旅行のご案内、というパンフレットが入っていた。

こちらが大学教員と知って送ってきたのだろうが、なんで自宅に?というより、なんで自宅住所を知っているんだろう。

よくよく見ると、案内文の末尾の担当者名のところに、「**大学のOBでございます」という一文が添えられていた。なるほど、うちの大学の卒業生か。

そういう営業のしかたもわかるのだが、だったら大学の研究室宛てでいいだろう。実際そういう案内は、研究室にけっこう来ている。

大学教員の名簿がいわゆる名簿業者に流れていることは知っているが、これはちょっと違うかもしれない。大学関係者の誰かが教えたのだろうか。だとすると、気持ちが悪い。
サバティカルで休む先生の代打で担当した、他大学の4年生ゼミ。
前期は就職活動もあったし、もともと必修科目ではないし、ということでどうなるかと思ったのだが、なんとか全員無事最後まで行けそう、と思っていたところ、12月初めになって、ひとりの学生がメールを寄越した。

その学生、後期の途中から欠席が目立っていたのだが、出てきたときに事情を聞いたら、おばあさんの通院の手伝いをしていて、それがゼミの曜日と重なることが多くて、ということだった。

もともとマイペースな感じの人なのだが、自分の考えをしっかりもっており、わたしとしては、高くかっていた学生だった。そういう理由ならまあ、無理することもないだろう、と本人に任せることにした。

ゼミでは、最後の1ヶ月間に各自自分で決めたテーマで発表をして、それをもとにレポートを出してもらう、ということにしていて、休みがちだったその学生も、いったんは自分のテーマを知らせてきたのだが。

メールには、以前から留年する予定であったこと、それもあってゼミに対する意欲が失せたこと、単位のために出ていたわけではないので、ゼミはやめたい、ということが書かれていた。

そこでわたしは次のような返事を書いた。
意欲がわかないのなら、発表もレポートも無理してやらなくてもいい。こちらも、単位を出すためにゼミをやっているわけではない。
そして、出席が無理なら休んで構わないけれど、年内の最終日にはコンパもあるので、それだけでも顔を出してはどうか、と。

その最終日。彼から、2週間考えて、やっぱり結論は変わりません、ゼミをやめます、というメールが入った。
「先生に言ってもらったことは、有難すぎて受け入れられません。バカなことですが自分が納得できないので。」とあった。

わたしが送った返信。
「こういうことは最後はちゃんと顔つき合わせて双方納得行く形で結論を出すべきだと思いませんか?少しでも直接話ができれば、わたしも納得できるでしょう。でもこのままでは、そちらがひとりで納得しても、わたしは納得できません。」

さらに、学生は「ゼミで学んだこと、就職活動にとても役立ちそうです。ありがとうございました。」と書いていたので、こちらも、「一番大事なことを、最後にちゃんと学んで欲しいな。」と結んだ。

おそらく、みんなが卒業していくのに、自分は留年する、というそのあたりがゼミに来にくくなっている本当の理由なのではないか、とも思う。でも、メールで一方的に、やめます、と言ってきたものを、簡単に、はいそうですか、と言ってしまったのでは、その学生のためによくないと思った。

「ゼミの仲間とのつながりは、たとえゼミをやめても切れる(切る)ものではないと思うので、大事にして欲しいと思います。」と、追伸を送った。

彼は、わたしのことばをどう受け止めてくれただろうか。
【このトピックへのコメント】
  • 梅矢 顕[URL]お久しぶりです。年末はどうしようもなく忙しくて、遅いコメントで申し訳ありません。もしかして、ゼミの仲間との人間的つながりも含めて断ち切ってしまいたいというのが先にあって、教官の出雲さんからも後腐れなく手放してもらえそうな、耳ざわりのいい言葉をメールに並べて送ってきたのかもしれないな、といやな想像をしてしまいました。ゼミをやめるやめないという大事なことは、メール一通でサヨナラではなく、一度は顔をつきあわせて話してから決めて欲しいと私も思いますし、彼にも、出雲さんのそのお気持ちが伝わっていることを願っています。(2004-01-01 17:16:29)
  • 環和我話「Re:一番大事なこと」梅矢さん、コメントありがとうございました。彼にとっては、卒業が1年遅れることで、自分はみんなと違う、という気持ちが強いのでしょうね。わたしから見れば、1年前後するくらいどうってことない、と思うわけで...(2004-01-02 23:03:07)
  • 梅矢 顕そうかもしれませんね>一年遅れてしまうことへの拘り。1年の留年なんて、大学を卒業してから相当経過した現在の私からすれば、本当、どうってことないです。(2004-01-03 13:35:31)
明日がイブだというのに、まだプレゼントが用意できていない。というか、もはや絶望的。

娘がサンタにお願いしたのは、ミメルショットという、写真もとれる携帯のおもちゃなのだが、これがどうやら今年の女の子の人気商品らしく売り切れ状態。

もうサンタクロースを信じていないらしい息子はいざ知らず、娘の方はまだ半信半疑ながらも一応本気で期待しているようなので、困った。

だいぶ前にも似たような状況はあったのだが、そのときは、サンタクロースから忙しくて遅れるという電話がきた、ということにしてしのいだのだった。まさかもうそんな手は通用しない。

どうする、サンタさん。
【このトピックへのコメント】
  • 「ミメルショット」と書いた紙を枕元に置いておきましょう。んで「あ〜、そういうことかぁ、これから一緒に買いに行こう!!」的な小芝居をお父さんがしてみます。たぶん、お店にはありません。「また今度買おうね・・」で終わるのか、あきらめきれない年末の勢いよろしく、ウインドーショッピングの挙句、別の物(所望:価格の安い物)で済むのか、娘さんの脳内打算の有り方を観察するのも面白いかもしれません。(2003-12-24 03:21:13)
  • すみません、挨拶を忘れました、どうもはじめまして。いつも読ませていただいてます、原と申します。では。(2003-12-24 03:30:55)
  • 出雲眞知子原さん、ありがとうございます。一番ヒントになったのは、夫に丸投げするとこだな、とか思ったわたしはずるいかも。(2003-12-24 13:13:56)
  • 出雲眞知子がまあ、どこに行っても完売だとわかっている物を買いに行くのも芝居がきつそうなので、ミメルショットはサンタさんに予約済みということにして、まずは親から他の物を買ってあげるということにします。ミメルショット、入荷未定らしいですが、でもいつかは手に入るでしょう。まあ、そのときに娘の興味が既に失せてしまっている、なんて図も浮かびますが。(2003-12-24 13:19:07)
  • 出雲眞知子あー、おかげでちょっと元気が出ました。(2003-12-24 13:21:45)
  • 雪見親って大変なんだなぁ!(その点、猫はサンタを知らないから安心ですね) とにかくご家族で楽しいクリスマスを迎えられますように...!(2003-12-24 23:13:50)
  • 環和我話「Re:ピーンチ」もうサンタクロースを信じていないと思っていた息子が、今夜になって急に、やっぱり手紙を書く、と言い出して本当に書いた。しかもその手紙を、寝室のドアにでかでかと貼り出したところを見ると、どうやら少しは本気らし...(2003-12-24 23:27:40)
  • 出雲眞知子親は大変、か。でもかつて、ポケモンの金バージョンが欲しいといわれた年は、夫があっちこっち駆けずり回って、やっと手に入れたこともあったのだけど、最近は夫もわたしもそこまで熱心じゃなくなってる気はする。こうしてサンタは消え去るのかもしれない。(2003-12-24 23:41:53)
  • 出雲眞知子それにしても、猫のいる生活は楽しみですね。猫っかわいがりしてください。(2003-12-24 23:43:53)
  • ちょっとばかリサーチ掛けたんですが、すごいですね、ミメルショット!!。通販のサイトでも売り切れ状態ですね。///んま、こんなイベント時期なので、さりとてクールに流して大人をやるのは止めたほうが良いかもしれませんね。思いっきり演出したいのならば、かじりかけのニンジンと飲みかけのミルクを置いておく。で、父「トナカイさんが来たよ!!」母「わ〜、すごーい!!」・・・・これはやりすぎですが。てかインテリはやりたがらないんだよな・・・こういうの。///意識の希薄なブッディストより、メリー・クリスマス。(2003-12-25 02:50:58)
  • 出雲眞知子あ、原さん、どもども。実際の展開については、後ほど。(2003-12-25 08:02:00)
環和我話 2003-12-23 23:28「ピーンチ」へのコメント:

もうサンタクロースを信じていないと思っていた息子が、今夜になって急に、やっぱり手紙を書く、と言い出して本当に書いた。しかもその手紙を、寝室のドアにでかでかと貼り出したところを見ると、どうやら少しは本気らしい。

彼が欲しいのは、ぼぼぼーぼぼ・ぼーぼぼ(これで、合ってる?)のゲーム・ソフトで、これも昨日探したのだが、あいにくまだ準備できていない。

まあとりあえずこっちもサンタクロースからの手紙は用意したし、代わりの軽いプレゼントもあるので、明日の朝の展開は成り行きにまかせる。
【このトピックへのコメント】
  • 由衣「ぼ」1個多いです(笑) ボボボーボ・ボーボボ。(2003-12-25 06:42:00)
  • 出雲眞知子うきゃ、しかも、カタカナ表記かぁ。これだからおばさんはもう。。。ありがと。(2003-12-25 08:00:00)
  • ayaボーボボ、面白さがサッパリわからないのに、子供達には大人気ですね〜。特に男子!アフロヘアーのおじさんが主人公って…。Merry Christmas!(2003-12-25 08:07:39)
  • りあら朝の展開がどうなったのかドキドキしてます。うちの息子はまだ1歳なんで、サンタクロースを理解してないんですが、いずれこういう風に頭を悩ます日もくるのでしょうね。(2003-12-25 10:13:07)
  • 環和我話「Re:Re:ピーンチ」朝目が覚めると、枕元にプレゼントが。手に取ったとたんの娘の一言。「あれ、なんかちょっと軽い。」う、鋭い。実は、当座のプレゼントとして用意したのは手作り万華鏡(ここの説明がすごく詳しい)。がっかりしたと...(2003-12-25 23:11:52)
  • 出雲眞知子ayaさん、どうも。ボーボボ、うちはアニメで知ったのですが、初回から大受けでした(実は、わたしも)。子供たちは本まで買ってきて、ひひひひ、けっけけっけ、やってますが、そこまで来ると、わたしもとってもついていけません。(2003-12-25 23:28:42)
環和我話 2003-12-24 23:27「Re:ピーンチ」へのコメント:

朝目が覚めると、枕元にプレゼントが。
手に取ったとたんの娘の一言。「あれ、なんかちょっと軽い。」
う・・、鋭い。

実は、当座のプレゼントとして用意したのは手作り万華鏡(ここの説明がすごく詳しい)。

がっかりしたとは思うのだが、一応ちゃんと興味を示してくれて、さっそく一緒に制作。案外簡単に出来たわりに、けっこうまともな万華鏡で、気に入ってもらえたらしい。

プレゼントに同封したサンタの手紙には、「ミメルショットを欲しいお友達がたくさんいるので、届けるのが順番になります。もう少し待っててね。」というようなことを書いておいた。

娘がどう反応するかと思ったら、「サンタさんも、パソコンでお手紙書くんだ。初めて知った!」(なーるほど、確かにそれは大発見だ。)

で、おそるおそる、「どうする?待ってられる?」と聞くと、「うん、しかたないよ。」とあっさり。

ここまでものわかりがいいと、こちらもなんだか、娘はすべてわかっていて、こっちの芝居に合わせてくれてるんじゃないか、という疑いすら持ってしまうほどだ。

でまあ、そんな具合に朝は事無きを得た。

しかし夜になって、娘が「サンタさん、今夜持ってきてくれるかなあ。」と言い出すので、こっちは焦る。

「あ、いや、いくらなんでも昨日の今日ってわけにはいかないんじゃない?」

「じゃあ、明日かなあ。」

「うーん、もうちょっとかかるかもよ。」(これじゃあ、説得力ないなあ。)「あ、あのね、実は今日ママもネットで調べてみたんだけど、ミメルショット、お店とかでも売り切れなんだって。」(うへえ、我ながらわざとらしい。)

「でも、早くお友だちとメールしたいんだよね。」と娘に消え入りそうな声で言われて、ますます焦る。

そうか、きっと、サンタクロースがプレゼントしてくれるから、一緒に遊ぼう、と友だちと約束してしまったに違いない。

が、娘がメールしたい、と言ったので、「ねえ、ミメルショットじゃなくて、普通のミメルならお店にあるかもしれないから、今度一緒にお店に行って買ってこようか。」

「うん。友だちとメールができるんだよ。くまさんがくれたりもするんだって。」と娘がとたんに明るくなったのがわかった。

というわけで、多分明日にでも、買いに行くことになりそうだ。

サンタさんの方はキャンセルしたことにするか。でも、娘がやっぱり写真が取れる方がいい、と言うかもしれないなあ。それに、キャンセルできるサンタなんて、夢なさすぎ。

こうなりゃ、ダブってもいいか。2台あれば、家族で遊べるし。

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りあらさん、コメントありがとうございました。(お久しぶりです!と言っても、日記は拝見していたんですが。)

こんなふうに親がサンタクロースきどりで頭を悩ませられるのも、わずかな期間なのですよね。
お子さん、もう1才になるんですね。これから楽しみですね。毎冬、大いに悩んでください。
【このトピックへのコメント】
  • りあらうわぁ、ここの日記は(いや、ここの日記もというべきか)煩悩炸裂なんで恥ずかしい限りです。パパママサンタ、短い期間のとびっきりの悩ましい楽しみですね。それでもネットで情報得たり、ネット通販とか利用できる分昔のパパママよりは楽なのかもしれないですね。(2003-12-26 11:44:10)
  • 環和我話「Re:Re:Re:ピーンチ」結局、娘は普通のミメルに大満足し、サンタクロースに断りの手紙を書いた。「だって、サンタさんに悪いもん。」ほんと、心臓の弱いサンタは、ほっと胸をなでおろしたのでした。...(2003-12-29 23:47:59)
環和我話 2003-12-25 23:11「Re:Re:ピーンチ」へのコメント:

結局、娘は普通のミメルに大満足し、サンタクロースに断りの手紙を書いた。「だって、サンタさんに悪いもん。」

ほんと、心臓の弱いサンタは、ほっと胸をなでおろしたのでした。ついでに出費も、当初の予定より安く済んだし。めでたし、めでたし。
【このトピックへのコメント】
  • 我が家の事情なのですが、夏に購入した私のPS2を、両親が勝手に甥に献上してしまいました、ああ。確かに「おじさん」は全然ゲームしてなかったし。んま、それはそれでPSXを買う動機が出てきましたとさ。うっすらフラグをマークとなっ。などといった所で、お年玉攻勢が待っているのでした。さめざめ・・・(2003-12-30 03:11:47)
  • 眞知子そりゃやっぱり、サンタクロースにPSXをお願いするべきなんじゃないでしょうか。(2003-12-30 23:33:59)
  • 眞知子ただ今なぜか、ログインした状態だと、コメントも日記も書けないようなので、ログアウトしてコメントしてますが、本人です。今日の日記は、またにしよ。(2003-12-30 23:35:29)
お酒をしこたま飲んで、しかも明るく酔えて、気分がすっきりする、という感覚を久しぶりに味わった。

前から一度飲もうか、と言っていた学生たちと渋谷で5時まで。当然始発で帰って、家族は呆れていたが。

彼らとは、卒業してからも、飲む機会が持てそうだ。数年に一度、こうしていい仲間ができる。

明かにめぐってきたこのサイクルは、わたし自身が復調したことを示していると思う。
何年ぶりかで、普通の年の瀬。

元旦に届くように、年賀状を出し終えた。
これは、わたしとしては画期的なことだ。
実は昨年などは、とうとう年賀状を出さなかった。喪中でもないのに。

本格的な大掃除をした。余計なものをだいぶ片付けた。
ただ溜まるにまかせていたものをきちんと点検した。
おかげで、とんでもないものがいろいろみつかった。

例えば、息子が小1の時に送られてきた、風しんの予防注射の案内。
これ、やってないよ。もう無料で受けられる期間はとうに過ぎた。
有料なら、今からでも受けられるだろうけど、どうしようか。

あるいは、ずっと前に預けた15年の簡易保険が2年前に満期になっていた。
通知がきていたのに、学資保険の払込通知と一緒にしてしまって、気づかなかった。
年明けにさっそく引き出しに行こう。

いろいろ片付けたり掃除をしたりしながら、いかにここ数年、自分が走り続けていたかがわかった。
節目、というのがなかった。
そういう無理な生活をしていたことに気づいただけでも、よかった。

というわけで、今年は、若干だが余裕で新年を迎えられそうだ。

みなさまも、良いお年を。