というわけで、取りあえずメモしておきたいことを(家に着いたのは11時20分頃)。
が、その前にオープニング・アクトのディスパーズレイについて。えーと、ピエロ以外のヴィジュアル系バンドって観たことないのでアレなんだけど、「音は好きかもー」と思いました。ボーカルの声もいいなと思ったし、ボーカルの体型がものすごく好み。ベースの人はチャイナ服だったのかな? 左側に深いスリットが入ってて足が見えるたびにうれしかったです。ドラムの人、終わりにステージのまん中に出てきて、そのときしか見てないんですけど、かーわーいーいー。
でまぁ、観た感想なんですが、えーとえーとえーと「これヴィジュアル系じゃなくてヘヴィーメタルなんじゃ?」と思いました。メロディーは幾つか部分的に「いいな」と思えるものが何曲かあって、でも音が重めなのでうーん、みたいな。CD屋店員的には若い男の子(ヴィジュアル系好き)に聴いて欲しいかも、と思ったんですが、個人的にはそれほど心惹かれるものはなかった……かな。ただ個人的にはそうだけど、もっと聴き手が増えればいいのになー、と思ったのは本当です。
てことでピエロ。最初は『THE LAST CRY IN HADES(NOT GUILTY)』でした。次が『HEAVEN』。ツアータイトルが『Standing Smile Skelton』ということで、もうこの2曲でなんとなくコンセプトが朧げながら見えてくる感じです。が、そんなことはこの際置いといて、
窓に映る亡霊が
罪に罰は免れはしないと諭すように見つめている
それなら早くここへ来て
この喉笛を噛み千切ればいい できるなら今すぐに
Pierrot/THE LAST CRY IN HADES(NOT GUILTY)
の部分を聴いて、続く『HEAVEN』を聴いていて、もうずっと涙ぐみっぱなしでした。あはははは。
大好きな『メディアノイド』『Waltz』も、どうにも心を抉られる『AGITATOR』(死んでしまえば楽になれるの? 「愛してほしい」って言っちまえばいい)も、「虐待!」と叫ぶことで救済を得ることのできる『自殺の理由』も聴けたし、良かったです。他には『a pill』『DAYBREAK』『革命の黒い翼』『有害の天使』『CREATURE』『パウダースノウ』『ATENA』(銀テープが飛んだ。ちなみに特効は1曲目が始まるとき)『OVER DOSE』『REBIRTH DAY』『ネオグロテスク』『Newborn Baby』『MAGNET HOLIC』(潤じゅん、キリトさんに股間を触られるフリをされてました。嫌そうに笑ってた)『ハーケン』『Smile Skelton』(新曲)『パラノイア』(新曲/ちなみにキリトさんタイトル忘れてたようで、「なんだっけ?」と後方を振り返って訊いてました)えーとあと何だっけ? 『ゲルニカ』?
ちなみに聴きたいと
ここに書いた『BIRTH DAY』は最後の最後に聴くことができました。
ピエロちゃんライブはアンコールにて毎回メンバーひとりひとりがちょっとずつしゃべるのが恒例となっているんですが、その順番はいつもタケオくん(ドラム)、コータくん(ベース)、潤くん(ギター)、アイジさん(ギター)、キリトさん(ボーカル)なんです。が今日は(最後の曲)何をやるか決めてないので、それを決める間アイジさんに間を持たせてもらう、ということでアイジさんにマイクが渡ったんですね。で、まぁいつもの調子でしゃべり出しちょっとすると──客席から「きゃー」という声。見るとキリトさんとタケオくんが床に座り込んで頭を突き合わせてなんか話してます。アイジさんもそっちを見るとタケオくんはキリトさんから離れてゆくんですが、アイジさんが話し出すと今度はコータくんと潤くんを手招きして3人で内緒話。当然客席は「きゃー!」ですな。すると今度はアイジさんが拗ねて「言いたいことあるんだからしゃべらせてよ」みたいなことを(本当にあんた29なのか)。で、いつものオチのない話をなんとかまとめて終わらせると、今度は「せっかくだから」とタケオくん、コータくんへとマイクが回り。潤くんへと渡るとそりゃもう「きゃー!」という、今日一番の黄色い声。誰かがおめでとうと言ったのが聞こえたらしく、「ありがとう」と言って「30になったときはヘコんだけど、31だとそれほど変わらない」とか、「友達からメールが来て、それまで(誕生日は)ライブがない日だと思ってた」と話しました。で、次またアイジさんかなー、と思っているとキリトさんで。「30過ぎた男が誕生日といってもめでたくないでしょ。でも祝いたいという人達がいるので、最後にこの曲を。お前等が唄うんだぞ」という感じのこと言って『BIRTH DAY』。
キリトさんが唄う声の他に、周り中から歌声が聴こえてくるんですよ。会場中に響く『BIRTH DAY』──途中キリトさんが唄うのをやめて、すると聴こえてくるのはピエラーちゃんだけの『BIRTH DAY』。そりゃもう必死で唄いました。他の人より1オクターブ上で。
なんか、ねぇ。潤くんが最後にステージを降りたんですが、その前にアイジマイクのところで非常に照れながらコメントをして去っていって。あれはうれしかったなぁ。でもって、あたしなんでこの男が好きなんだろう、顔を見て笑い声を聞くとどうしようもなく安心するんだろう、と思ったです(痛過ぎ)。
降りると言えば、2度目のアンコールかなぁ、定位置にいたキリトさんの手からマイクがすぽっと抜けて、ボーカル要塞の向こう側へ飛んでいってしまったんです。そのとき「あ、キレた」と思ったら案の定、マイクを拾ったキリトさんはステージから降りてまず上手へ向かい、その後走って下手までゆき、スタッフに遮られてステージに戻りました。いやもう本当、そのときのスタッフの慌てぶりったら(座席は
Pブロック1列目3番で、遮るものがなくて本当によく見えました)。
で、ですね。本題はここからというか(え)。
今日のライブで特筆すべきことは、「アイジさんの可愛らしさを堪能した」ということです。いやもうマジ、なんであんなに可愛いんだ。見た目はカッコイイんですよ、アイジさんて。細くて手足長くて。なのに、挙動がすんげぇ可愛いんです。結構下手に来てくれてたんだけど、その度にすごい可愛らしい動きをするんですよ。しかも2度ほど、どうしても目が合ったとしか思えない状況で、挑発するようなしぐさをしたり、悪戯っぽい目でにやりと笑って人さし指で招くようにしたり。以前オリコンで市川哲史さんに「年上キラーと呼ばれている」と書かれてたアイジさんですが、あれはもう、アイジャーじゃなくたってクラクラしますですよ。可愛らし過ぎ! そんな目で見るな! ぐはー! みたいな。去年の栃木、郡山に於いてもなぜかアイジさんの視線を感じ、ふと見るとこっちを見てた、ということがありましたが、今日もなんか、上手にいるアイジさんの視線がこっちを向いてることがあったりして。いや、気のせいに過ぎないって言われればその通りです、あたしがそう思いたいだけです、って感じなんですけど、2回目が合ったときのあれは本当に目が合ってて、絶対わざとやってたんだろうなぁ、と思いました。妹ちゃんが「アイジさん視線合わせるからね」と言ってたし。
そう言えば潤じゅんを見ても泣きませんでした。まず「痩せた? なんか痩せて腕に筋肉がついたっぽい」と思って、あと最初は照明が暗くて良く見えなくて曲を聴いているうちに涙ぐんでしまい、気持ちをそっちに持っていかれちゃったので、ただ「潤くんだー」と見ているだけでした。潤くんがしゃべってるときは「なーんでこんな、キリトさんやアイジさんにくらべるとパッとしない(失礼)男がいいんだ」と自問自答してたんですけどね。
あとは『マグホリ』のコータコールのときのコータくんがラブだったり、それをやっている間のギター隊の動きとか(アイジさんと潤くんが向き合い、アイジさんが潤くんに迫って潤くんがあとじさったり。かと思うと向き合ったまま「俺?」って感じで二人して自分で自分を指差したり)、うーん、とりあえずそのくらい? あ、潤じゅんの髪の色が変でした。センターの5〜10センチくらい? そこだけ前髪から後ろまで色が違ってて。ライトのせいでそう見えるのかな、と最初は思ってたんですけどそうじゃなくて、なんか「ベッカムみたい(2年前の)」と思ってしまいました。そうそう、それとライブが始まってからずーっと、コータくんにマイクが手渡されるまで今日が潤じゅんバースデーだということを忘れてました。コータくんにマイクが手渡されてふと「次潤くんか、何しゃべるんだろ──て誕生日か!」と思い出したという。ジャー失格ですか。
と、こんなものでしょうか。もしかすると後で『煩悩』に真面目な語りをアップするかもしれませんが、うーむ。
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以下私信。
シダさん。
本当に最初わかんなかったです。今回は世間話だけでなくちょっと突っ込んだ話もできて良かったです。そしてまたしてもホームまで見送っていただき、重ね重ねありがとうございました。
月浬さん
ディスパが始まるのがもう少し遅ければ……(泣)。