hirika
 神経過敏になっているような感じ。だってじゅんじゅんに逢えるんだもん。
 この「潤くんに逢える」、一見してアホな発言に見えるだろうし事実その通りなのだが、潤くんという存在はあたしにとってあるものの象徴であると言っても過言ではないので、なかなか厄介なのだ。
 単純に「じゅんじゅんラブ〜」とか言ってるだけなら問題ないんだけどな。アイデンティティに関わってくる事柄なので面倒だ。はぁ、当日じゅんじゅんを見て泣かないようにしないと(マジです)。
 薄着ででかける予定なので、晴れて暑くなって欲しい。雨だと傘を持って行かなきゃならないので嫌なんだけど、それはまぁ仕方がないとして、せめて気温だけでも上がって欲しい。ちと風邪をひいたっぽいのよ。
 というわけで、取りあえずメモしておきたいことを(家に着いたのは11時20分頃)。
 が、その前にオープニング・アクトのディスパーズレイについて。えーと、ピエロ以外のヴィジュアル系バンドって観たことないのでアレなんだけど、「音は好きかもー」と思いました。ボーカルの声もいいなと思ったし、ボーカルの体型がものすごく好み。ベースの人はチャイナ服だったのかな? 左側に深いスリットが入ってて足が見えるたびにうれしかったです。ドラムの人、終わりにステージのまん中に出てきて、そのときしか見てないんですけど、かーわーいーいー。
 でまぁ、観た感想なんですが、えーとえーとえーと「これヴィジュアル系じゃなくてヘヴィーメタルなんじゃ?」と思いました。メロディーは幾つか部分的に「いいな」と思えるものが何曲かあって、でも音が重めなのでうーん、みたいな。CD屋店員的には若い男の子(ヴィジュアル系好き)に聴いて欲しいかも、と思ったんですが、個人的にはそれほど心惹かれるものはなかった……かな。ただ個人的にはそうだけど、もっと聴き手が増えればいいのになー、と思ったのは本当です。

 てことでピエロ。最初は『THE LAST CRY IN HADES(NOT GUILTY)』でした。次が『HEAVEN』。ツアータイトルが『Standing Smile Skelton』ということで、もうこの2曲でなんとなくコンセプトが朧げながら見えてくる感じです。が、そんなことはこの際置いといて、
窓に映る亡霊が
罪に罰は免れはしないと諭すように見つめている
それなら早くここへ来て
この喉笛を噛み千切ればいい できるなら今すぐに
Pierrot/THE LAST CRY IN HADES(NOT GUILTY)
 の部分を聴いて、続く『HEAVEN』を聴いていて、もうずっと涙ぐみっぱなしでした。あはははは。
 大好きな『メディアノイド』『Waltz』も、どうにも心を抉られる『AGITATOR』(死んでしまえば楽になれるの? 「愛してほしい」って言っちまえばいい)も、「虐待!」と叫ぶことで救済を得ることのできる『自殺の理由』も聴けたし、良かったです。他には『a pill』『DAYBREAK』『革命の黒い翼』『有害の天使』『CREATURE』『パウダースノウ』『ATENA』(銀テープが飛んだ。ちなみに特効は1曲目が始まるとき)『OVER DOSE』『REBIRTH DAY』『ネオグロテスク』『Newborn Baby』『MAGNET HOLIC』(潤じゅん、キリトさんに股間を触られるフリをされてました。嫌そうに笑ってた)『ハーケン』『Smile Skelton』(新曲)『パラノイア』(新曲/ちなみにキリトさんタイトル忘れてたようで、「なんだっけ?」と後方を振り返って訊いてました)えーとあと何だっけ? 『ゲルニカ』?
 ちなみに聴きたいとここに書いた『BIRTH DAY』は最後の最後に聴くことができました。
 ピエロちゃんライブはアンコールにて毎回メンバーひとりひとりがちょっとずつしゃべるのが恒例となっているんですが、その順番はいつもタケオくん(ドラム)、コータくん(ベース)、潤くん(ギター)、アイジさん(ギター)、キリトさん(ボーカル)なんです。が今日は(最後の曲)何をやるか決めてないので、それを決める間アイジさんに間を持たせてもらう、ということでアイジさんにマイクが渡ったんですね。で、まぁいつもの調子でしゃべり出しちょっとすると──客席から「きゃー」という声。見るとキリトさんとタケオくんが床に座り込んで頭を突き合わせてなんか話してます。アイジさんもそっちを見るとタケオくんはキリトさんから離れてゆくんですが、アイジさんが話し出すと今度はコータくんと潤くんを手招きして3人で内緒話。当然客席は「きゃー!」ですな。すると今度はアイジさんが拗ねて「言いたいことあるんだからしゃべらせてよ」みたいなことを(本当にあんた29なのか)。で、いつものオチのない話をなんとかまとめて終わらせると、今度は「せっかくだから」とタケオくん、コータくんへとマイクが回り。潤くんへと渡るとそりゃもう「きゃー!」という、今日一番の黄色い声。誰かがおめでとうと言ったのが聞こえたらしく、「ありがとう」と言って「30になったときはヘコんだけど、31だとそれほど変わらない」とか、「友達からメールが来て、それまで(誕生日は)ライブがない日だと思ってた」と話しました。で、次またアイジさんかなー、と思っているとキリトさんで。「30過ぎた男が誕生日といってもめでたくないでしょ。でも祝いたいという人達がいるので、最後にこの曲を。お前等が唄うんだぞ」という感じのこと言って『BIRTH DAY』。
 キリトさんが唄う声の他に、周り中から歌声が聴こえてくるんですよ。会場中に響く『BIRTH DAY』──途中キリトさんが唄うのをやめて、すると聴こえてくるのはピエラーちゃんだけの『BIRTH DAY』。そりゃもう必死で唄いました。他の人より1オクターブ上で。
 なんか、ねぇ。潤くんが最後にステージを降りたんですが、その前にアイジマイクのところで非常に照れながらコメントをして去っていって。あれはうれしかったなぁ。でもって、あたしなんでこの男が好きなんだろう、顔を見て笑い声を聞くとどうしようもなく安心するんだろう、と思ったです(痛過ぎ)。
 降りると言えば、2度目のアンコールかなぁ、定位置にいたキリトさんの手からマイクがすぽっと抜けて、ボーカル要塞の向こう側へ飛んでいってしまったんです。そのとき「あ、キレた」と思ったら案の定、マイクを拾ったキリトさんはステージから降りてまず上手へ向かい、その後走って下手までゆき、スタッフに遮られてステージに戻りました。いやもう本当、そのときのスタッフの慌てぶりったら(座席はPブロック1列目3番で、遮るものがなくて本当によく見えました)。
 で、ですね。本題はここからというか(え)。
 今日のライブで特筆すべきことは、「アイジさんの可愛らしさを堪能した」ということです。いやもうマジ、なんであんなに可愛いんだ。見た目はカッコイイんですよ、アイジさんて。細くて手足長くて。なのに、挙動がすんげぇ可愛いんです。結構下手に来てくれてたんだけど、その度にすごい可愛らしい動きをするんですよ。しかも2度ほど、どうしても目が合ったとしか思えない状況で、挑発するようなしぐさをしたり、悪戯っぽい目でにやりと笑って人さし指で招くようにしたり。以前オリコンで市川哲史さんに「年上キラーと呼ばれている」と書かれてたアイジさんですが、あれはもう、アイジャーじゃなくたってクラクラしますですよ。可愛らし過ぎ! そんな目で見るな! ぐはー! みたいな。去年の栃木、郡山に於いてもなぜかアイジさんの視線を感じ、ふと見るとこっちを見てた、ということがありましたが、今日もなんか、上手にいるアイジさんの視線がこっちを向いてることがあったりして。いや、気のせいに過ぎないって言われればその通りです、あたしがそう思いたいだけです、って感じなんですけど、2回目が合ったときのあれは本当に目が合ってて、絶対わざとやってたんだろうなぁ、と思いました。妹ちゃんが「アイジさん視線合わせるからね」と言ってたし。
 そう言えば潤じゅんを見ても泣きませんでした。まず「痩せた? なんか痩せて腕に筋肉がついたっぽい」と思って、あと最初は照明が暗くて良く見えなくて曲を聴いているうちに涙ぐんでしまい、気持ちをそっちに持っていかれちゃったので、ただ「潤くんだー」と見ているだけでした。潤くんがしゃべってるときは「なーんでこんな、キリトさんやアイジさんにくらべるとパッとしない(失礼)男がいいんだ」と自問自答してたんですけどね。
 あとは『マグホリ』のコータコールのときのコータくんがラブだったり、それをやっている間のギター隊の動きとか(アイジさんと潤くんが向き合い、アイジさんが潤くんに迫って潤くんがあとじさったり。かと思うと向き合ったまま「俺?」って感じで二人して自分で自分を指差したり)、うーん、とりあえずそのくらい? あ、潤じゅんの髪の色が変でした。センターの5〜10センチくらい? そこだけ前髪から後ろまで色が違ってて。ライトのせいでそう見えるのかな、と最初は思ってたんですけどそうじゃなくて、なんか「ベッカムみたい(2年前の)」と思ってしまいました。そうそう、それとライブが始まってからずーっと、コータくんにマイクが手渡されるまで今日が潤じゅんバースデーだということを忘れてました。コータくんにマイクが手渡されてふと「次潤くんか、何しゃべるんだろ──て誕生日か!」と思い出したという。ジャー失格ですか。

 と、こんなものでしょうか。もしかすると後で『煩悩』に真面目な語りをアップするかもしれませんが、うーむ。
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以下私信。

シダさん。
 本当に最初わかんなかったです。今回は世間話だけでなくちょっと突っ込んだ話もできて良かったです。そしてまたしてもホームまで見送っていただき、重ね重ねありがとうございました。

月浬さん
 ディスパが始まるのがもう少し遅ければ……(泣)。
【このトピックへのコメント】
  • 月浬なんだかわたわたして結局尻切れとんぼな感じでしたね(苦笑)hirikaさんのワンピース本当に予想以上に可愛らしかったですよー。(2004-05-05 02:33:32)
  • hirikaあうー、本当に<尻切れとんぼ。もうちょっとちゃんと話したかった。そしてありがとー(照)。(2004-05-05 02:54:57)
  • gene「Re:ライブから帰って来ました。」追記 キリトさんが下手へ来てスタンドを見渡していたときのこと。その視線があたしの近くを横切ったとき、それまで飛び跳ねていたあたしは思わず凍りついた。曲が終わるまで──いや、その後のMC中もまっ...(2004-05-05 03:02:02)
  • シダや、アレはわかんないですよね。いくら何でも普通ここまで変わらないだろう、と。ほんとお話できて嬉しかったです。ちなみに僕はhirikaさんのことすぐにわかりましたよー。(2004-05-05 05:42:04)
  • hirika髪色と髪型、服装であんなにも人のイメージは変わるのかと。しゃべると中身は変わらないんですけど(笑)。(2004-05-06 01:34:48)
 月浬さんのとこ見て思い出したが、あたしはライブ中ずっと腹式呼吸で唄っている。飛び跳ねてるときも、腕を振り上げたりフリをしているときも、ヘドバンしているときも。……歌詞を憶えている限りは。なので今、何よりも腹筋が痛い。
 ……アイジさんがあたしを見てたのって(は?)、でかい口を開けて唄い続けてたからか? もしかして。
gene 2004-05-05 02:17「ライブから帰って来ました。」へのコメント:

追記

 キリトさんが下手へ来てスタンドを見渡していたときのこと。その視線があたしの近くを横切ったとき、それまで飛び跳ねていたあたしは思わず凍りついた。曲が終わるまで──いや、その後のMC中もまったく動くことができなかった。
 あの目と視線が合ってしまったら、とふと思ってとてつもなく恐くなった。なぜかはわからない。絶対に、相手を確認できる距離でキリトさんと目を合わせてはいけない、と思った。
 今日は仕事中ずっと、アイジさんのことで頭がいっぱいでした。「もしかしてこれは恋?」とゆーくらい、昨日のことを思い出してはニヤニヤヘラヘラ、まったく仕事になりません。
 どうしてくれる。
 つかなぜ潤じゅんバースデーにライブに行き、アイジさんのことで頭をいっぱいにしなきゃならないんだよう。もー、何もかもあの目が、つい
大阪本町糸屋の娘
姉は十六妹は十四
諸国大名は弓矢で殺す
糸屋の娘は目で殺す
 なんてものを思い出してしまうあの目が悪い。
 や、だってアイジさんじっと2秒くらい見つめるんですよ。他のメンバーの場合もし目が合ったと思ったとしても一瞬なのにそうじゃなくて、ひとりひとり判別して見てる感じで。
 アイジさんのことは下手に来たときしか見ないんですよ。だからここぞとばかりにじーっと見てるとふっと目が合って、「あれ? こっち見てる?」と思ってると(2秒ですから、長いです)その一瞬にアイジさんの目が悪戯っぽくなって、これまた「え?」と思ってる一瞬にニヤリと笑うという段階があるっていう。一瞬目が合った、というのであれば気のせいだろうとも思うんだけど、2秒もあると微妙な視線のずれはわかるじゃないですか。なのでやっぱしアレはあたしを見てたんだよなぁ、と。
 アイジさんにしてみたらどうもしない、どのピエラーちゃんでも同じことなんだろうけど、こっちにしてみたらねぇ、やっぱし目で殺されちゃうですよ。まさに悩殺。

 そう言えばさっき思い出したけど、昨日の潤じゅん、最後にひとこと言って去る前にデジカメで客席を撮ってました。ちょっとずつ角度を変えて何度もシャッターを押してたっぽくて、あれは会場中のピエラーちゃんを写そうとしてたんだろうなぁ、と。最後にセンターにしゃがみこんで客席に背を向け、スタッフに撮ってもらってて。
 潤くんが照れるくらいうれしそうだった、というのが、うん。すごーくうれしかったです。それだけですごく幸せな気持ちになるという。

 ……なのに頭の中はまだアイジさんでいっぱいなんですよ。まったくもう。
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 ところで今日はどうだったんでしょうか。
 がんばっている人が好きです。辛く苦しいことがあろうとも、他人のせいにしたりせず、なんとか現状を変えてゆこうとがんばっている──そういう姿が伝わってくる人の日記が好きです。四六時中がんばってなくていいんだけど。
 リファラーを見てとある検索を辿ったら「秘密の部屋」にじゅんじゅんの書き込みがあることが判明。早速行って来た。

ご機嫌なじゅんじゅんです!

 て。すかさず「自分で“じゅんじゅん”て言うな」というツッコミを入れてしまったものの、なんつーかこれは、この書き込みは……。
 なんかもうアレですな、自分の駄目さ加減がわかりますな、こういうことがあると。もう本当に、どうしようもなくうれしいの。「潤くんがしあわせで笑っていてくれるならそれだけでいい、他に何もいらない」とか、本気で思っちゃうの。本当に、「この世界に生きていて、そこにいてくれている」というだけで、あたしは救われるのよ。
 ──と、潤くんについてはこういう激痛なことしか書けないので、ネタとして消化できないので、できるだけ書かないようにしてるんだけど、なんかもう駄目な。もう本当の本当に駄目。
 いや、ツッコミどころはあるさ。アイジさんの書き込みって29の男がするものとは思えないんだけど、じゅんじゅんも大概、31の男がするものとは思えない、とか。ツッコミじゃないけど、一人称のデフォルトは「俺」なんだ、とか。なのにすんげぇ可愛らしい、とか。
 でもねー、どうしたって安心、安堵、許容、包容、そういうのが先になってしまって、どうしようもなくうれしくてしようがなくなるのよ。こんなの、あたしが頭の中で作り上げた偶像なのに。

 ごめんアイジさん。今日もアイジさんのこと考えてたし、アイジさんのこと大好きなんだけど、やっぱりじゅんじゅんの書き込みの方がアイジさんのそれより数十倍、うれしいや。

 ちなみにここで潤くんが使用しているギターを見ることができます。フラッシュ重いのでダイヤルアップだと辛いですが。
【このトピックへのコメント】
  • hirikaじゅんじゅんサイトの感想。最初スーファミ時代のFFキャラを思い出してみたり、「あんたはエスパーか!」とツッコミを入れてみたり(エスパーじゃなくなってひさしいね)。秘密の部屋はアイジさんと共有なのね。バーチャルギター部屋ってとこですか。バカップルぶりが見れることを期待。(2004-05-07 01:17:53)
 を、先ほど初めて見た。観たい。ものずごーく観たい。観たくなった。
 が、観たら死ぬね。CMだけであれほど悶えられるということは、映画観たらきっと悶え死ぬね。
 つかね、「伊勢谷くんのあの繊細さはこの映画のためにあったのか!」と思ったよ。←愛しさのあまり血迷っています。
 昨日、3ヶ月ちょいぶりに本家散文を読んだ方からメールをいただいたんだが、読んでて「無意識に出てくる言葉ってのは恐いなー」と思った。この文章から一体どれほどのことが読み取れてしまうのか、自覚しているんだろうか。
 web日記を書いている人というか、「書く」という行為に意識的な人というのは、何かについて言葉を綴ろうとするとき、そこに立ち現れてしまう自分自身の感情にフィルターをかけたり、あるいは成形して感情そのものを剥き出しのままにしたりはしない。あえてある一部分を誇張したりすることはあるだろうけれど、それも含めて「素」のままさらけ出したりはしないと思う。なぜなら、それをすると文章が煩雑でわかりにくく、「伝えたいこと」が伝わりにくくなってしまうからだ(たぶん)。
 だが、「書く」ことに意識的でない人というのは、つい余計なことまで書いてしまう。そしてそれらは普段心の中に押し込めている「自分のこういうところをわかってほしい」ということである場合が多い。しかもそれは本人の自覚しないところで、無意識に表出してしまう。
 あたしはweb上で人様の書いたものを読むとつい心理分析をしてしまう癖がある。無意識にやってしまうのでどうしようもないのだが、もし自分が書いた文章から誰かに、昨日いただいたメールから読み取れるのと同等のことを読み取られてしまったら、と考えると恐い。読み取られる事柄を隠しておきたいのではなく、「自分がまったく伝えようと意図していないこと」が知られてしまうのが恐い。
 てなことを本家トップページにデカデカと書いておいた方がいいんだろうか、と思う今日この頃。あたしは人から人生相談されたくてサイトやってるわけじゃないんだけどな。

 なんかもう。こうして相談とか自分語りとか、そういう反応ばかりが続くとやる気をなくす。いや、もうすでに本家に対するやる気ってほぼないに等しくて、次いつ散文を更新するかまったく未定になってるんだけど(何を書くかも、どういう構成でってのも決まっていて後は実際に書くだけの状態で止まっている)。
 「反応が欲しい」と思っていたときはそれほど反応がなくて、「別にどうでもいいや」という今の状態になってからは欲しくもない反応ばかりが続く。なるほど、欲求が満たされないと続かなくなるわけだ。
 人様の日記に『FOOL'S MATE』のことが書いてあったので、今日仕事帰りに本屋へ行き、手に取ってパラパラとめくり──載っていたアイジさんをどうしても連れて帰りたくなり、購入してしまいました。アホだ。
 や、なんかねぇ? どうにもじゅんじゅんに依存し過ぎなので、ちょっとアイジさんに引き戻してもらおうと思って。「ああ、この顔がこの間のライブであーんな可愛くなっちゃってたのか。ぐはー」みたいな。いや、あたしアイジさんがしゃべることってとても好きなので、インタビューが読みたかった、それを手元に置いておきたかった、というのもあるんだけど。
 ちなみに掲載されてる写真を見る限りではアイアイ、この間のライブと別人みたいよ? そして鎖骨……ああ、触りたい、つか撫でま(以下略)。あと耳。なぜかアイジさんの耳って好き。噛みつきたくなるよね。←同意を求めるな。
 今日はうれしいことがありました。シダさんの新しいサイト「螺旋胞 」からリンクをしていただいたのです。いや、前のサイトからもリンクはしていただいてるんですけど、今回はコメントがついていて、それがね、こう──すごくうれしかったんです。
 正直、最近本家の方、もうどうにもやる気が起きなくて、散文どころがオフラインで書いてる日記もまったく手つかずの状態で、下手すると2年前と同じようにすべてが止まってしまいそうな感じだったんですね。なんかもう、読んだ人に共感されるのは嫌だし、何か相談されるのも嫌、そんな反応が欲しくてやってるわけじゃない、と投げ出したくなった。あたしは誰かのために書いてるわけじゃない、自分自身のためにしか言葉を綴ったりはしない、と。
 でもシダさんのコメントを読んで、すごくうれしかったんです。自分でも不思議だけど、照れたり気負ったりすることなく、ただ、「こうして自分の文章にふれてくれる人がいるなら、それに応えたい」と思った。「意見が一致」しなくてもいい、“書く”という行為の向こう側にあるものを見てくれる人がいるなら、それにふれてくれる人がいるのなら、それに応えたいと思ったんです。
 で、もう本当に最近やる気がなくて、逃げ出したくて仕方なくて、実際逃避して別のこととかやってたりしたんですが、ちょっとだけね、やる気が湧いてきました。うん、本家の散文、なんとかなるよう、どうにか書き始めることができるよう、ゆっくりでいいから進めることができるよう、祈りたいと思います。
 というわけで、愛を込めて(笑)。
【このトピックへのコメント】
  • シダうわ、どうしよう。僕もすごく嬉しいです。自分の言葉がこんな風に‥‥人を動かす、というか、ちゃんと触れることができるというのは。‥‥うん、祈っていますよ。(2004-05-12 01:14:16)
  • hirikaうん。(2004-05-13 00:47:23)
 やっと書く気になれたということで、アヴリル・ラヴィーン『アンダー・マイ・スキン』の感想など。
 ミディアムな曲が多いと聞いていたし、先にサンプルを聴いた店長によれば「つまんない」ということだったので、わずかに戦々恐々としながら聴いたのですが……あー、前作と同じようなものを期待している人には物足りないというか、確かにつまらないかも。
 いや、あたしも最初は「あれ?」と思ったんですけど、でもこれはこれでいいというか、前作と方向性が違うので比べられないというか。あたしは前作『Let Go』の中でM-9『Things I'll Never Say』が好きなのですが、そういう世界を広げて深みを持たせた感じ──っていうのかなぁ、アルバム全体を聴いて感じたのはそういう良さなんですね。
 前作の勢いとか弾けた感じとかはないですけど、その分情感のあるアルバムになったんじゃないかと思うわけで──ちょっとミシェル・ブランチ寄りになったような感じでもあるので(こういう例えは良くないけど)、前作を敬遠してしまった大人にも聴いて欲しいなと思います。

 ちなみにあたしが好きなのは10曲目です。サビのメロディがすごく気に入って「なんて唄ってるんだろー」と訳詞を見てみたらこれまた今のあたしに刺さってくる言葉で。歌詞なんぞわからなくてもちゃんとそういうものを感じ取っているわけで。「あー、やっぱりあたしの耳ってそういう意味では確かだわ」と自画自賛しました。

 買うかどうか迷い中。
 ふれる。感触に近い。ほんの一瞬触れて、「触れたのだ」ということだけがわかるというか。しかもその一瞬だけで、まったく同じ「触れた感覚」は二度とやって来ない。

 書くことや伝えようとすることの醍醐味というか、喜びというか、意味というか──は、こういうところにあるのだと思う。
 いやー、日記才人の日記ジャンクションで紹介してもらうとすごいね! ここ見てもらうとわかるけど、今月日記才人経由でこの日記に来た人は32人(午後8時現在。以下の人数も同様)。そのうち、昨晩日記ジャンクションに投稿があってから来たのは24人よ?(残り2人はマイ日記才人から) 今月1日から昨日まで才人経由で来たのは6人なのにさ、4倍の人が見に来てんの。

 そりゃ自分で自分の日記をジャンクションに投稿したくなるよな

 ただ、見てもらうとわかるように24人も来てて、

投票ボタンを押した人は皆無。ゲラゲラ。

 「読んで欲しい〜」という人がいるのはわかるけど、こーゆーもんなのよねぇ。それに1度来ておもしろくなかったら2度と来ないだろうし、なかなかそう上手くはいかないものよ。
 つかジャンクションへの投稿ってほんっと減ったのな。「これおもしろいから読んで!」って人が減って、「自分の日記を読んで!」って人ばかりになっちゃったってことだろうか。ジャンクションに投稿するのもまた「自己表現」のひとつじゃないの? と思うんだけど。