hirika
 今日の仕事帰り、家路への途中にあるコンビニに寄ったんですよ。で、何気にふと見たら新しい店員さんがいて、でも「あれ? この顔……」と思ったらうちの店の常連さんでした。向こうも気づいたみたいで、挨拶して10分ほど立ち話してしまいましたよ。
 まぁ田舎ですから、スーパーに買い物に行ってお客さんに逢うとか、そういうことはたまにあるんですけど、やー、なんか微妙ですな。いつもの「客と店員」の立場が逆になるのって。
 これからはてなグループの方に書きます。書きたいことは一杯あるのにまったく書いてない状態なので、数時間かかると思われ。
 明日読みに来るがいいです。
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  • hirika書いた。(2004-07-01 03:07:11)
環和我話 2004-07-02 22:07「いまどきの・・・」へのコメント:

 うちの店にもアイス食べながら入って来て、そのまんま商品を見て回る人がたまにいますよ。中高生が多く、中には親と一緒なのにそういう子もいて、でも親はまったく注意しないの。子供だけなら「商品汚しちゃうといけないから外で食べて来てね」と注意するけど、親と一緒のときはなかなか注意しづらいです。
 そんなの人に言われなくたって当たり前のことじゃないの? と思うんだけど。
【このトピックへのコメント】
  • 環和我話「Re:Re:いまどきの・・・」そうかあ。親が一緒にいて気づかない、というのもひどい話だなあ。注意されて、あ、気づかなかった、ごめんなさい、ならまだいいんだけど、「なんでいけないんだ?」(きょとん)の無神経パタンや、「うるせえ、...(2004-07-03 09:19:26)
 今現在、イケブクロにいます(シンジュク→ヨヨギ→シブヤ→ギンザ→イケブクロ)。一度三連戦に挑戦したのですが、オルトロス、ヤクシニーは拍子抜けするくらい楽に勝てたのにトールはさすがに強くてまったく歯が立たず全滅。電撃を反射か吸収する悪魔を作るしかなさそうです。

 というわけで『真・女神転生3 NOCTURNE』。ずっと待っていたメガテンシリーズの正統な続編です。パッケージがこんななのでそれほど期待せずにデモ画面を見てたんですが、タイトル画面が現れた途端涙ぐんでしまいました。
 後ろに悪魔を従え、画面中心に立つ主人公──
 メガテンだ、と。この絵がメガテンがどういうものなのかをすべて言い尽くしているんだ、と。そう思ったらこみ上げてくるものがあって、ちょっと冷静じゃいられなくなりました。
 メガテンシリーズはあたしにとって、善悪の概念を考える上ですごく大きな影響をあたえたゲームです。「悪魔を殺して平気なの?」という、とある悪魔が言うセリフは、「悪人、罪人だからと言って殺していいのか」「悪だからと言って排除していいのか」ということをすごく考えさせられました。そして「本当の“悪”というのはなんなのだろう」と考えるようにもなったのです。
 今のあたしがこういろいろ、あれやこれやと書いていることのベースになっている思考というのは、メガテンがあったからこそのものかもしれません。ま、他にもいろいろ影響は受けているのですけど、スーファミ版、ファミコン版とプレイしてきてメガテンの世界観が刷り込まれているあたしには、プレステの『ペルソナ』シリーズは邪道にしか思えず、しかしこうしてやっとプレイすることになった『真・女神転生3 NOCTURNE』は本当の本当にメガテンだったので、うれしさもひとしおだったのでした。
 それに、プレイし始めてみたら主人公に激萌え。グラフィックがきれいだし、ものすごくあたし好みの男の子なのですよ。ダンジョンの端で立ち止まらせ、こちらを向かせると顔のアップが見れるんですが、肩で息をしながら瞬きしててですね、その表情がもうラブなのです。なのでときどき、プレイを中断してじっとその顔を眺めて悦に入っています(アホだ)。
 ちなみに主人公の名前は晶(あきら)。いつもゲームで入力する名前は「ヒリカ」なんですが、メガテンシリーズだけは「あきら」です。

 あ、あと。
 確かにあたし、ペルソナで頭に来て「あたしは人間なんかとパーティー組みたくねぇよ! 悪魔と一緒に戦いたいんだよ!」と思いましたが、自分が悪魔になりたいとは思っていなかったので、冒頭で人間から悪魔になってしまったのにはちょっと複雑な心境です。悪魔から「見かけない悪魔だな」なんて言われたくない……。
 ギンザに戻ってきました。オルトロスが出現するようになったので喜び勇んで話しかけたのですが、あたしの方がレベルが低かったので仲魔にはできませんでした。

 ところで今回、外道も仲魔になるのですね。これまで外道は合体で作ることはできでも交渉で仲魔にすることはできなかったような気がするんですが、何気に話しかけたり、逆に向こうから話しかけてきて仲魔になることがあるので驚きです。
 それとさっき、満月のときにリリムに話しかけたらちゃんと(?)会話して仲魔にすることができました。いや、「誰でもいいから来て来て」と言うので「わかった」と答えたら無理矢理ついて来たんですけど、これまで満月のときって悪魔を仲魔にすることってできましたっけ?
 あたしは今、カブキチョウにいます。シブヤで初めて出逢い、イケブクロで再会したのにいつの間にかどこかへ消えてしまった妖精ジャック・フロストのヒーホーくんにまた逢えたのでうれしいです。なのに、
「オイラ経験値は低いホ」
 ……何も君を経験値にしたいわけではなく、お友達になりたいんですよ!

 ところで昨日気づいたのですが(遅)この3、マグネタイトが出て来ないのですな。毎回毎回、召喚のための金や連れ歩くのに必要なマグネタイトが不足しがちでヒーヒー言ってたものですが、今回はそれがなくてとても楽です。特に金。
 いつもいつも装備を揃えるのに金がかかってしょうがなかったのに、それがないとこんなにも金が貯まるのですね。これまでは金がないゆえに「回復の泉で回復できない」とか「誰ひとりとして召喚できない」ということが多々あったのに、今回はまったくそんなことはなく「魔貨くれ」と言われても断らずにガンガン差し上げています。金が欲しくて恐喝ばかりしてたあの頃が嘘みたいです。
 いえ、まだ序盤というか、中盤に差しかかる手前くらい? ですからね、この先どうなるかはわかりませんが、このストーリーの進み具合で手持ちの桁数が5なんて「マジで?」という感じです。まぁ装備に金がかからなくなった分、悪魔全書での召喚に使えってことなんでしょうけれど。

現在主人公のレベルは35。パーティー編成は邪神アラハバキ、邪神バフォメット、地母神キクリヒメ。
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 上記を書いた後ちょっとプレイしていたらカブキチョウは攻略いたしました。これからアサクサへ向かおうと思います。
 アサクサに着きました! 「オニに遭わずに着いちゃったんだけどいいのだろうか」「でも一度、地上に出た途端天使パワーのハマで呆気なく昇天しちゃったし」「ちょっとだけ面倒なことしたからいいか」と思いながら観光中です。

 メガテンにっきと書いておきながら、ゲーム攻略とはまったく関係のないことを書いている自分に気づき、ちょっと唸っています。こういうプレイ日記にするつもりはまったくなかったんですけど、なんか、うーん。まぁそのうちゲーム内容に直接ふれることもあるでしょうから、好きなように書くことにしましょう。
 てことで、なんつーか、ストーリーがだんだんメガテンらしくなってきました。ちょっと言葉で説明しづらいのですけど、こう──ドロドロしてるというかなんというか。
 何かを信じることは素晴らしいことなのだと思います。でも、行き過ぎたそれは狂気にもなるし、許容を拒み協調を欠く者を排除しようという力を生むこともあります。
 メガテンに出て来る登場人物(悪魔のキャラクターも含む)に共通していると感じるのは、それが秩序を重んじるにせよ、力による支配を望むにせよ、「従わない者は排除する」という明確な意志が見えることです。それはともすれば欲望と呼んでいいものかもしれません。
 オブラートで包むこともなく露に吐き出される欲望は、これがゲームなのだとわかっていても毒気に当てられているような気になってきます。理想や信念というと言葉はきれいかもしれませんが、だからと言って力を振るっても良いのか、許容することなく排除するのは正しいのか。

 『DISTANCE』という映画の中に次のようなセリフがあります。
何かを信じることで人を傷つけるなら、俺は何も信じない。
 あたしの場合、メガテンはストーリーが進むにつれ、プレイを中断して考え込む時間が長くなります。どうにも立ち止まって考え込まずにはいられないのです。
 結局、どちらにせよそれは同じことなのかもしれません。許容を欠いてしまうのなら、どちらも目的はただ支配することで、何によってそれを成すかが違うだけなのかもしれません。
【このトピックへのコメント】
  • gene「Re:メガテン3にっき04。」 ついでに。 あたしが一番気に入らない種族は天使です。大天使……はあまり逢ったことがないのでよくわからないし、駄天使は好きなので、ただの「天使」に限ります。 コイツ等ほんとにムカツク。虎の威を借り...(2004-07-08 01:04:26)
 のチケの申し込みをし、本日当落の発表だったわけですが、当選しました! わーいわーいわーい!
 まだ職場には何も言ってないので確定ではないのですけど、チケが取れたということで行くことにほぼ間違いないでしょう。つか、もうすっかり行くつもりで服を買ってしまいました。
 いえ、手持ちの服(ライブ仕様)で行こうと思ったんですけどね、ライブ仕様なだけあって黒いんですよ。黒、くろ……8月末の東京のまん中で黒い服……。考えただけで目眩がしてきます。もし晴天で気温が高かったら、と想像するのを脳が拒否するくらいです。
 なので白いキャミを──自分でも「お前幾つだと思ってんの?」と思いますが、それを購入してしまいました(ライブ仕様じゃなくてふつうの)。もうね、体力とかないですから、春秋冬ならともかく、お外にいるだけで消耗してしまう時期にはライブ仕様は無理なので、ふつうの格好で行きます。ウス、これで用意万端!
 ただ。
 あたし武道館て行ったことないんですよ。だからどう行けばいいのかわかんないんですけど──アレですか、駅に着いたらそれらしき人の後をついてゆけば大丈夫ですかね?
gene 2004-07-07 00:34「メガテン3にっき04。」へのコメント:

 ついでに。
 あたしが一番気に入らない種族は天使です。大天使……はあまり逢ったことがないのでよくわからないし、堕天使は好きなので、ただの「天使」に限ります。
 コイツ等ほんとにムカツク。虎の威を借りる狐じゃん。神様が偉いからってそれに従属するお前等まで偉いと思うなよ? お前等ただいいように使われてる奴隷じゃん。機嫌損ねないようにイイ子ちゃんぶってるだけで、自分より劣ると思った相手は見下してんだろ。大体、大天使がそういう態度取るならまだしも、エンジェルだのアークエンジェルだのに偉そうにされるとムカツクんだよ!

 て、たかがゲームに本気で腹を立てるあたしもあたしですが。でもこれ、本当にねー、まるで自分の本性を見抜かれているみたいでねー、マジむかつくんですよ。
 あまりの暑さに耐えかね、美容院に行ってきました。襟足が長くて「アイコスできるかもー♪」という感じの髪型だったのですが、鬱陶しくて仕方がないので、後ろを少し刈り上げた前下がりのボブにしました。いやー、うなじがすっきりしていると快適ですな。
 カットしてもらっている途中、晴れていた空は雷雨になり、終わって家に帰ってからは停電が3回。ひさびさにすごい雷で、2分に1度は落ちてました。で、晩ご飯を食べた後、またいつ停電するかわからないので何もできず、ぼーっと雷を見ながら考え事をしていたんですけど、本当に雷というのはすごいですな。田舎に住んでいて遮るものがないので、稲妻が地上へと伸びてゆくさまがよく見えるんですよ。で、それは本当に一瞬なんだけれども、なぜかスローモーションで見ているみたいに、何段階かに分けて地上に伸びてゆくように見えるのです。なんかそれがまるで生き物のようでね、もし龍が本当に存在するならこんな感じなのかなぁ、と、そう思いながら見てました。
 ……て、散髪と関係のない話になりましたが。
 まだアサクサにいます。パズルゲーム(倉庫番みたいなやつ)20面をクリアするとあるアイテムがもらえるイベントがあるのですが、一気に全部は解けないので、ちょっとずつ解いていたわけです。ちなみにゲームの途中でセーブ不能、一度やめると最初からやり直しです。
 で、今日、美容院へ行く前に19面までクリアし、後は20面を残すのみという状態でテレビもゲームも電源を入れっぱなしででかけました。そして帰って来てそのままの状態なのを確認し、「さあやるぞ☆」と息巻いた途端、停電。
 ……マジで?
 人生なんてそんなものです。これからまた最初からやり直そうと思います。
 アクセスっつーかページビュー。はてなの日記が一番多いのはなぜだ。あそこは本当に自分用のメモなので、人にわかるようには書いてないし、だからと言って、思わせぶりなことを書いて人の気を引こう、という書き方もしていない。ある意味、完璧閉じて他人を拒絶してる。なのに一番PVが多いのな。更新頻度も(レンタルしてる日記の中では)一番低いのに。
 本家の方は書きたいという衝動がわかない限り書かないので、『最近』を除けばまったくの不定期なんだけど、まぁ別サイトの方も大体同じ感じ。ただ、同じ「書きたい」という衝動があるかないかでも、本家と別サイトでは違いがある。
 その違いはというとアレだ、別サイトの場合、精神状態がよろしくなければよろしくないほど更新頻度が上がる。

 「更新楽しみにしています」と言われてもなぁ、みたいな。まぁその前後の文章にもよるけどさ、間が悪いと「そんなにあたしに苦しんで欲しいのか」と頭に血が昇るわな。
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  • hirikaあ、書き込みに対してじゃなくて。別の人からメールもらったのよ。(2004-07-12 01:44:03)
 というのはすごくつらくて苦しくて大変なことだと思うのね。結局のところ、人は決して自分のことのようには他人を理解できない。生きてひとつの肉体に縛られる限り、心を溶け合わせたように他人を理解することなんてできないし、もしそれが可能だとしても、溶け合ってしまったらそれはもう「他人に自分を理解してもらう」ではなく、「自分で自分を理解する」になっちゃうのよ。そういう意味で、人はどうしたって孤独でしかあり得ない。そしてそれを受け入れることができるかどうかっつーね。
 で、そういう意味での孤独を受け入れられるかどうかっていうのは、それ以前に自己肯定・自己承認できているかってのが大きいと思うのよ。「自分は生きていていいんだ」「自分は必要とされているんだ」っていう実感ね。自分の存在を認めることや自信を持つことが出来た上で「人は孤独なのだ」ということと向き合わないと、もう本当に「自分は誰からも必要とされていない」「自分なんて死んじゃえばいいんだ」という方へしか、思考が向かわないんじゃないかと思う。
 別にリスカに限った話じゃなくてさ、自分の存在を肯定できない、誰かからの承認が欲しい、生きていて良いんだと思えない、という人は若い人達に限らず結構いるんじゃないかな、と思う。で、自分を肯定・承認することができずにいるのに、うっかり孤独と向き合うことになっちゃって、さらに自分を否定したり卑下したりする気持ちが強くなって。
 ずっと前から考えてることだけど、やっぱり人にまず必要なのは自分で自分を肯定すること、認めてあげることなんじゃないかなぁ、と。それができて初めて、他者や世界と向き合うことができるようになるんじゃないだろうか。そこで躓いたままだと、その先もずっと躓いたままのような気がするのね。
 キリトさんは『パラノイア』という曲の中で、リスカする人達に「甘えるな」と唄っている。歌詞をまったく読んでないし聴いてもいないので、インタビューを読んだ印象だけで言うけれども、キリトさんはそういう人達に努力しろ、自分から行動しろ、と言っているんじゃないかと思う。で、そう言われてがんばれる人もいるだろうけど、そうじゃない人もいると思うのね。で、どうしたってがんばることができない人に必要なのって別の方法なんじゃないの? と思う。
 どうしても自分から一歩踏み出すことのできない人、その勇気を持てない人に、どうしたら一歩踏み出すきっかけを作ったり、勇気を奮い立たせてあげることができるか。キリトさんのやり方もひとつの方法だけど、あたしはやっぱり「まずはその人が自分で自分の存在を認められるようになること」、それにはどうしたらいいんだろう、と考えてしまうのよ。
 人はどうしたって孤独でしかない。でも、その苦しみを受け入れることができれば、受け入れようとする心を持つようになれば、世界はきっとそれまでより優しく感じられるようになるはずだと思う。だからね、孤独を受け入れることができるようになるように、またそれ以前に、自分で自分のことを認めてあげることができるように──それにはどうしたらいいんだろう、何ができるんだろう、と思う。

 で、こういうこと書くから誤解して自分語りとかしてくる人がいるんだろうけど、あたしも基本的に他人に厳しいよ。がんばっている人、自分から行動を起こそうと努力する人には力になりたいと思うけど、自分から何もしようとせず、誰かがなんとかしてくれるのを待っているだけの人には「甘えるな」じゃなくて「近寄るな」だもん。
「前作の『午睡の夢』が『小JUNE』に掲載され、かなりのショックをうけました。(略)あんな未熟なものでも、共鳴してくれる人がいて、その人に、何かしらの影響を与えたわけですよね。これは、ひょっとして、大変なことなのではないか──と。」(後略)
 そう、大変なことなのだ。が、何より大変なことは、月沼二級がそのことに気づいたことだ。自分は、虚空に向けて石を投げてるのじゃない。その書いた一字一字が、ひょっとして誰かに届き、また自分に帰ってくるのだ、ということ。──これが大変なことなのだ。同人誌では、同人が読んでくれて当たりまえ。が、まったく未知の人が、自分を見ている、と感じたとき、あなたは、たしかにこれまでまったく知らなかった“対岸”へ、送り手、創り手の側へ一歩すすむ。見つめられる喜び、人をうごかす力を自分がもっているという感動、すべての人に愛してほしい願い。すてきだね。そうやってあなたもまた、世界に出会うことができるのだよ。止まってはいけない。怯えることもない。中には傷つける人もいる。しかし自ら仲間をえらんでつくったせまい囲いの中でゲームしているより、その方がどんなに生々しく熱いかかわりだろうかと思う。
中島梓『新版・小説道場1』より
 あたしの書いた文章を読んで「泣いた」と言われると当惑する。
 あたしはただの、フツーのCD屋店員で、学校の先生でも作家でもアーティストでもライターでも政治家でもない。その辺にいくらでもいるごくごくふつうの人間だ。だから、そんなふつうの、何の力も持たないあたしの言葉が人の心に届き、触れ、動かすのだ、ということに、どうしても戸惑う。
 実はあたしは自分の文章を誉められるのが好きではない。自分の書く文章の程度なんて自分で知っている。素人が書いているのだからプロと比べるのは高慢なのだが、自分で読んでさえ下手だと思う文章を誉められると、それはあたしの中を通り抜けていってしまう。
 一番に読み取って欲しい、気づいて欲しいと願うのは、「なぜそれを書かなければならないか、書かずにおれないか」だ。そして、それを読み取ってくれる人は、少ないけれどちゃんと存在する。それをうれしいと思う気持ちはあるのだけど。

 web上で人が人の文章を誉めているのを見ると、「うらやましいなぁ」と思いつつ空虚さを感じる。どこかで見た誉め言葉、ありきたりの、表層をなぞっただけの社交辞令、馴れ合いのための耳障りの良い言葉。
 相手の機嫌を損ねないように、気に入られるように、本当に心に届いているわけではないのに、自分の中に感動なんてないのに、そうだと勘違いしてどこかから借りてきた言葉で、存在しない自分の感情を作り出そうとする。
 そこに人の心なんてあるはずはなく、人と人はお互い「関わったつもり」になり、「ネットで人とコミュニケーションするのは素晴らしい」と思い込む。相手を不快にさせないように、自分が傷つかないように。それらを暗黙の了解の元に行なわれるコミュニケーションは、コミュニケーションじゃない。
 人の心はわかりあえないものだ。心の底からわき上がる借り物ではない感情は、人と人の間に衝突を生み、互いを傷つけることも多い。けれど、だからこそそれが「届いた」「触れた」と感じたとき、どうしようもないほどに心が震えてしまうのではないか。

 ──と、ここまで書いて以前人様からいただいた、とてもうれしい内容のメールを(引用のために)探し、それを読んだ。そしたら、今日はちょっとした皮肉というか恨みつらみを書こうとしていたんだが、そういうのを書くのがすごく馬鹿らしくなってしまった。
 他人がどうだろうと何をしようとどうだっていいじゃないか。あたしの言葉はこうして人に届き、その心に触れることができる。そして、そこには自分ではない他者が存在し、そうして世界は存在しているのだと感じることができるのだ。
 何を躊躇うことがある。うらやましがることがある。あたしは自分の感情を自分の言葉で書き、それを人に届けることができる。一体、あたしと同じように「人に触れられる」ことができる人は、web上にどれくらいいるだろう。あたしはとてもたいせつなものを、ちゃんと持ってるじゃないか。
 なんかこういろいろ、自信喪失という感じで、このところどうにもならない心持ちでいたんだけど、で、それもあって「泣いた」という言葉に当惑してしまい、それを受け止め切れずにいたんだけど、なんか、うん。ちょっと大丈夫になったっぽい。
 あたしはあたしのしたいようにしかしない。それで得られるものの確かさを知っているから、それ以外はいらない。
 ってすごくキツイ。本当に精神力を消耗する。でも、自分の投げた言葉が人に届いて返ってきたとき、「自分の言葉はほんの少しだけど人に触れたのだ」とわかると、安堵すると共に「己の努力は無駄ではなかったのだ」と思う。無駄になるだけだったり、傷つくだけで終わることもあるけれど、それでもこうして言葉を綴り続ければ、わずかずつでも前へ進めるし、それはいつか確信になる。
【このトピックへのコメント】
 マルノウチの高層ビル(攻略サイトをちらりと見たら140階以上あるらしい……)を攻略中です。が、どうにもこうにもキツイので、アサクサを拠点として仲間を増やし(スキル「洗脳」使用。「誘拐」も使ってみたいのだが、うーむ)、合体させまくっています。
 が、ギンザで妖魔アプサラスと交渉中、「命に優劣はあるかしら?」と問われ、「ある」と答えたらご機嫌を損ねてしまい、プチショック。……あるんじゃないのかよう、命の優劣。

 ところでマルノウチと言えば、本家に来てくださる方の中に「marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp」てIPがあるんですよ。その人いつも遅い時間に来てくれるんですけど、こう見る度に思うわけです。こんな時間に丸の内にいるなんて一体何をやってる人なんだろう、と。
 あたしは東京の事情ってぜんぜんわからないんですけど、丸の内って人が住んでるマンションとかあるんですか?
 どうしようもなく疲れているとき、深い眠りについてそのまま目覚めなければいいのに、と思う。や、別に死を願っているわけではなく、そう思っちゃうくらい体を動かすのが億劫になるというか。起き上がるのさえ面倒、みたいな。
 でも思う存分体を休ませたら、きっと筋力とか体力とかがすごい落ちちゃって、それまでの生活すらままならなくなっちゃうんだろうし、それはやはり問題なので、やっぱり体を休ませ過ぎるのもアレなのよね。はうー。
【このトピックへのコメント】
  • hirika仕事中、身体がつらかったのだが、家に帰ったら起きていられなくて就寝。どうやら風邪をひいたもよう。だからこんなことを思ったのね。あまりよく眠れず、何度も目が醒め、ゆえに今日もあまり体調は良くなく。はうー。(2004-07-16 23:37:14)