先週は電波の状態が悪く、七色に波打つ画面とひどい音声で何がどうなっているのかわからなかったが、今日の特別編(メイキング)はちゃんと映ったので良かった。第1話からのダイジェストもあってどういう物語だったかの全体像もわかったし、何より変に体をくねらせたり踊っている斗真が。そう、
斗真ラヴ!!
演技は風間くんの方が良かったと思うが、インタビューでしゃべる斗真はもうどうにもこう、母親の気持ちというか歳の離れた姉のような気持ちというか──そういう意味で愛しい。昔、中学生の滝沢に対して「ああいう息子が欲しい。養子縁組したい」とよく思っていたものだが、斗真に対しては「小さい頃から知っている親戚の子」という感じで、なんかもう本当に「よくここまで育ってくれたね」という気持ちでいっぱいだ。ほんとに、あんなにちっちゃかったのに。
物語に関して言うと、これはすごくあたし好みだ。閉じられた世界、他者とのコミュニケーション、他者や世界を受容すること、などが非常にわかりやすく描かれている。いや、わからない人には「何が何だかさっぱり」という話だろうが、これは今現在の日本という国に世代を問わず蔓延している、根本的な病を象徴していると思う。ショッキングな場面も出てくるので誤解する人もいるかもしれないが、「“受容しない”という針を一方へ振り切ったときそこに表出するもの」を、多少力技でぎこちなくはあるけれどうまく描いていて、欲を言えばもう少し噛み砕いてもらえると伝わりやすかったかもしれない。
扱うテーマがそういうものであるから、出演者は大変だったろうなと思うけれど、エイジ(斗真)、オサナイ(風間くん)、ヒロミの3人はとてもがんばっていて良かった。
余談だがこの『劇団演技者。』、あたしが高校生の頃に好んで見ていた深夜番組の匂いがする。低予算でどこまで己の世界観を構築できるか、視聴者に見せることができるか。受け手が「どこにおもしろさがあるのかを探さなければおろしろがれない」という部分も含め、とても好感が持てる。
斗真ラヴ!!
演技は風間くんの方が良かったと思うが、インタビューでしゃべる斗真はもうどうにもこう、母親の気持ちというか歳の離れた姉のような気持ちというか──そういう意味で愛しい。昔、中学生の滝沢に対して「ああいう息子が欲しい。養子縁組したい」とよく思っていたものだが、斗真に対しては「小さい頃から知っている親戚の子」という感じで、なんかもう本当に「よくここまで育ってくれたね」という気持ちでいっぱいだ。ほんとに、あんなにちっちゃかったのに。
物語に関して言うと、これはすごくあたし好みだ。閉じられた世界、他者とのコミュニケーション、他者や世界を受容すること、などが非常にわかりやすく描かれている。いや、わからない人には「何が何だかさっぱり」という話だろうが、これは今現在の日本という国に世代を問わず蔓延している、根本的な病を象徴していると思う。ショッキングな場面も出てくるので誤解する人もいるかもしれないが、「“受容しない”という針を一方へ振り切ったときそこに表出するもの」を、多少力技でぎこちなくはあるけれどうまく描いていて、欲を言えばもう少し噛み砕いてもらえると伝わりやすかったかもしれない。
扱うテーマがそういうものであるから、出演者は大変だったろうなと思うけれど、エイジ(斗真)、オサナイ(風間くん)、ヒロミの3人はとてもがんばっていて良かった。
余談だがこの『劇団演技者。』、あたしが高校生の頃に好んで見ていた深夜番組の匂いがする。低予算でどこまで己の世界観を構築できるか、視聴者に見せることができるか。受け手が「どこにおもしろさがあるのかを探さなければおろしろがれない」という部分も含め、とても好感が持てる。