jhitomi
2004-08-16(月)

読書

昨日は久しぶりの雨降りで、じっくり読書することが出来ました。
土曜日にまとめて何冊か買ってきましたが、とりあえず昨日読んだ1冊を紹介したいと思います。

・虚妄の成果主義(高橋伸夫著 日経BP)
副題に「日本型年功制復活のススメ」とあるとおり、リストラや賃金カットの根拠となっており現在の日本に蔓延している成果主義に対する批判と共に、日本型の人事システムの良さをもう一度見直し、復活・再構築すべきとする内容。
「給料で報いるシステム」から旧来の「次の仕事の内容で報いるシステム」へ戻ろうと提唱しています。

主に、現在の経営理論に対する批判が中心となっていますが、それに付随して、ブームとなっている理論そのものが如何に貧弱な根拠の上に成り立っているかがよく分かります。

この本を読みながら脳裏をかすめたのは、外圧をきっかけとして慎重な吟味も経ないまま進められていく規制緩和の動きでした。

日本人の国民性や文化を無視して強引に進められていくこれら一連の動きには、何やら共通した危うさを感じます。



Ridoc Document Serverの3回にわたるレクチャー、昨日でひとまず終わりました。
2回目が終わった7月初旬から、遊技機入替申請の事務所用控えを、すべて電子ファイリングに切り替えましたが、実際に使ってみるとそれほど面倒でもなく、ようやく仕事の流れの一部として定着してきたようです。
既に5000ページ分ほどのデータをデジタル化しましたが、印刷代や紙代の節約もさることながら、これまで毎週増え続けてきた控えファイルの保管スペースの心配が無くなったのが、何と言っても一番嬉しいです。
そしてデジタル化したデータは何十冊、何百冊分でもCD-RWやDVD-RWに納まってしまうので、自宅に持ち帰っての作業とかには便利ですね。(極力、自宅での仕事はしないようにしてますが)

ただ、電子ファイリングは管理を誤ると一瞬にしてデータを消してしまう危険性があるし、保存メディア自体の劣化も考えないといけないし・・・とりあえず、同一PCの別HDDと別PCのHDD、さらにCD-RWとDVD-RWにバックアップしています。
とにかく使いこなしてみると便利なシステムなので、これから利用範囲を徐々に拡げていこうと思っています。
2004-08-30(月)

読書2

土曜と日曜、しっかり休みました。
今年はとうとう夏休み取れずじまいでしたが、こうして2連休も出来れば、私には充分です。
涼しくて天候も良くないこんな日は、読書が一番ですね。今回は軽い本を3冊ほど。

「人生を<半分>降りる」(中島義道著 新潮OH!文庫)副題「哲学的生き方のすすめ」
これまでがむしゃらに生きてきましたが、50も過ぎると、自分の来し方を振り返りながら後何年生きられるのかとか考えることが多くなってきました。
限られた人生を如何に有意義に自分らしく生きていくか、この本はある意味かなり過激な内容を含んでいますが、これからの生き方を考える上で、参考になります。

「知の休日」(五木寛之著 集英社新書)
副題は「退屈な時間をどう遊ぶか」
本当の意味でリフレッシュされた休日を作り出すためのヒントが挙げられています。
日々の仕事の世界とはかけ離れた分野で遊ぶ。
それが、どうでもいいような主題であればあるほど、生きてることの本質に近づくのだと提案しています。休みでも、なかなか仕事のことが頭から離れない私などには、示唆を受けるところが多い本でした。

「怪しいお仕事!」(北尾トロ著 新潮OH!文庫)
軽く読み流しながら、自分の知らない世界を勉強出来ました。悪徳興信所、競馬の予想屋、ゴーストライター、お寺売買コーディネーター、ポーカー賭博屋・・・etc
世の中、けっこう不思議な仕事があるものですね。私自身の仕事にもいくらか参考になる部分がありました。