昨日は久しぶりの雨降りで、じっくり読書することが出来ました。
土曜日にまとめて何冊か買ってきましたが、とりあえず昨日読んだ1冊を紹介したいと思います。
・虚妄の成果主義(高橋伸夫著 日経BP)
副題に「日本型年功制復活のススメ」とあるとおり、リストラや賃金カットの根拠となっており現在の日本に蔓延している成果主義に対する批判と共に、日本型の人事システムの良さをもう一度見直し、復活・再構築すべきとする内容。
「給料で報いるシステム」から旧来の「次の仕事の内容で報いるシステム」へ戻ろうと提唱しています。
主に、現在の経営理論に対する批判が中心となっていますが、それに付随して、ブームとなっている理論そのものが如何に貧弱な根拠の上に成り立っているかがよく分かります。
この本を読みながら脳裏をかすめたのは、外圧をきっかけとして慎重な吟味も経ないまま進められていく規制緩和の動きでした。
日本人の国民性や文化を無視して強引に進められていくこれら一連の動きには、何やら共通した危うさを感じます。
土曜日にまとめて何冊か買ってきましたが、とりあえず昨日読んだ1冊を紹介したいと思います。
・虚妄の成果主義(高橋伸夫著 日経BP)
副題に「日本型年功制復活のススメ」とあるとおり、リストラや賃金カットの根拠となっており現在の日本に蔓延している成果主義に対する批判と共に、日本型の人事システムの良さをもう一度見直し、復活・再構築すべきとする内容。
「給料で報いるシステム」から旧来の「次の仕事の内容で報いるシステム」へ戻ろうと提唱しています。
主に、現在の経営理論に対する批判が中心となっていますが、それに付随して、ブームとなっている理論そのものが如何に貧弱な根拠の上に成り立っているかがよく分かります。
この本を読みながら脳裏をかすめたのは、外圧をきっかけとして慎重な吟味も経ないまま進められていく規制緩和の動きでした。
日本人の国民性や文化を無視して強引に進められていくこれら一連の動きには、何やら共通した危うさを感じます。