うっかち昨日一日で全巻揃えてしまったモノ.うっはー.いやーこのマンガ読破するのに果たしてどれほどのてっしを使ったことか.・・・っていや,もちろんてっしを使ったと言っても「大吾たんハァハァ・・・」とかそゆことではない(笑).もーわかっててもジンと来ちゃうんですわ.なんつーかこう,総毛立つというかね.全身の毛穴が開くような感じ.ガマンしようとするとハナミズがね,ツンっとね.や,「昴」のトキも同じような感じありましたけどね,こっちはそもそもが人の生死がかかってる話だけに来やすいんでしょうな.うむッ!
話の大筋は,消防士・朝比奈大吾が直感でさまざまな危機から人を救出したり自分が助かったりってな感じの話.・・・あれ?これじゃ超能力とかみたいじゃないか.いや,そゆんじゃなくて,どっちかというと野生的なヒラメキみたいなモノなのだが,まあ案外同じようなことかもシレン.というか,それがなんであるかってのはこの際重要でないのだ.
そもそも消防士という職業,なにが一番大事かって,規律とチームワークだ.人の生死にかかわる職業だけにこの辺は実際かなり厳しい.が,この朝比奈大吾は火事場でのそのヒラメキで次から次へとチームワークを乱したスタンドプレーを行ってしまうのだ.しかしそのスタンドプレーはことごとく正解なのだ.そのスタンドプレーがなければ誰かが死んでいたかもしれない,という場面ばかりなのだ.
まあそんな具合に事件がぽろぽろと起きながら主人公が成長していくというおきまりなパターンなのだが,そうは言っても面白いモノは面白い.このページをめくった瞬間に鳥肌が立つ感覚てのは,この手のマンガが好きな人にしかわからんのかもシレンな.んむ,このマンガがあわないって人もいるらしいしなあ.
物語は9〜10巻あたりから動き始める.といってももちろんそれまでも面白いのだ.や,それまでの方が面白いとおっしゃってた方もいたな.たしかに途中から都合が良すぎだろーってなことばかりなのだが,それでも面白い.まあ最終巻のニューヨークのはかなり蛇足な感じはしてしまうが.
この手のが好きな人なら多分どこから読んでも1冊読めば全部読みたくなるマンガだろう.オススメ.
★★★★☆