見ておきたいが買うほどでもないかなーなどと思っていたら,なんとこの間発売されたばかりなのにいきなりブックオフで発見.即買い.
 ええと1巻の感想はこの辺に.いやはや考えてみると今のアクションにあってこのマンガって案外外道かもシレン.いや,アクションはたまに実家で読む程度で立ち読みすらしてないのでわからんのだが,なんとこの「キラリが捕るッ」ってマンガ,ニュウ首がまったく出てこないんですよ.出てきてもよさそうな場面はたくさんあるし,本巻ではニュウ浴シーンもあるのだが,ニュウ首は出てきてないのだ.対してモーニング掲載中の「リーマンギャンブラー マウス」ではまぐろ子全開な状態.この辺あわせ考えると,高橋氏はアクションの現状にあえて挑戦する意味でこのマンガを描いているのではないかなとか思ったり(←大げさな).
 ・・・って,別にエロを期待して読んでるワケじゃないですよ,ほんとに(汗).

 まあそれはともかく,相変わらず野球な部分はテケトーなのだが,わけのわからん特訓とか,相変わらず脂っこい登場人物とかがいろいろで,まあ読んでて飽きないですわ.んでもあまり人には勧めないかなー.ちょっと変わったマンガが読みたいアナタに(←なんじゃそりゃ).
 ってことで★★☆☆☆.

 なんだかんだ言って買っちゃうな.
 ってひとの多くは多分表紙の文句通り,松本大洋に惹かれてるのだろうが,しかし以前も書いたとおりくろひょうはこの人,それほどまでには気に入ってはいないのだ.どっちかっつーとこの雑誌は山本直樹,黒田硫黄,日本橋ヨヲコあたりかなー.それにしてもこの中途半端なゲージツ的ヌードはなんとかならんか.こんなもんいらんぞまったく.
 で,今回も本秀康(「愛する社長」)だな.さくさくさくっと読んで最後の1コマで大笑いさせてもらったよ.この人,単行本とか出てないのかなあ.あと,今回は松永豊和のが幻想的で,ちょっとドキドキして,比較的よかった.でもこの人のテイストじゃないんじゃないかなーって気もするな.まあバクネの印象が強すぎるんだろうけど.
 ちなみに次号(5月末発売)には新井英樹が載るらしい.また買っちまうなコリャ.

 待望の3巻目・・・って映画も公開されちゃったからもう興味ナシ?や,でもアレですよ.微妙に原作と違うところがあったりとか,相変わらず登場人物は濃いし,なかなかよいですわ.で,毎回巻末に番外編がついてくるのだが,今回は例の相馬さんの巻.相馬さんのエッチ振りはいつものこととして,問題はこの相手の男だ.「にぎって(はぁと)」で恍惚の表情.そして・・・(笑).いやーいいマンガだ(爆笑).
 三村も杉村も動き出していよいよ中盤戦にってところだが,この巻に来て原作と大きく違うところがひとつ.ということで以下ネタバレ.読みたい方は反転してドウゾ.

 川田が一年前のBRでの優勝者であることが秋也と典子に早々に告げられる.ってことは嘉門(原作では「坂持」ね)にもそのことはつつぬけなわけで・・・というか,そもそも掛け率の参考データとして2回目であることが使われているっぽい.まあ掛け率ってのは話にはあまり関係ないのでいいのだが,特に嘉門がこのことを知ってしまってるってことは,ラストにも影響を与えて来そうだな・・・.もしやラストがまったく違うモノになる,なんてこともあるやもシレン.
 や,さすがにそれはないか.
 とりあえず本編は残り25人.
 んで次回の番外編はやっぱ川田かしらねえ.

 まあ興味がある人ならって感じのマンガですわ.★★★☆☆

 出るの全然知らなかったんだけど,ふらっと入った本屋でたまたま見かけてニュウシュ.
 くろマンを読んでくださってるみなさんの中にはヤンマガ読者の方があまりいらっしゃらないようなので,日本橋ヨヲコと聞いてもピンと来ない方が多いかと思うが,ヤンマガ系で学園モノを描いてる人だ.大ざっぱに言っちゃえば,ヒネてて本音が出せないが,内にアツいものを持ったヤツが,素直でひたむきなヤツに心打たれて本音をさらけ出す,っていうような陳腐と言えば陳腐な構図が多いのだが,しかしなんつーかそのひたむきさとかアツさとかが読んでて気持ちがいいのだ.連載モノで言えば,「プラスチック解体高校」「極東学園天国」とどんどんその辺が純化されてきたというか,濃縮されてきているような感じで,今 IKKI で連載している「G戦場ヘブンズドア」なんかは放出しまくりっつーか.まあ早い話がこのひとのマンガ大好きなんですわ.

 で,この短編集はデビュー作「ノイズ・キャンセラー」ほか,ヤンマガとヤンマガ増刊,それと COMIC CUE に掲載された読み切りを全部で8篇収録.もちっと古い人かと思ってたのだがデビューが96年っつーから,案外これと既刊の2作で全作品かも.両方とも今日行ったブックオフにあったので買ってくりゃよかったなー.
 っつーことでまあ思い入れもあるのだが,とりあえず読んでみれで★★★★☆.

 OHPでしばたさんが絶賛してたので買ってみた.が,★★☆☆☆(←いきなりかよ)

 んーむ,ジャンプはここ2年くらいはヒカルとうすた京介を立ち読みするくらいなので,このマンガも連載はまったく読んでないのだが,なんつってもジャンプ名物10週打ち切り(正確には全13話ある)のマンガだ.つまり人気がまるでなかったのだ.
 ってことはまるでつまらんのかというと,そんなことはなくて,というか,まあくらだんことはくだらんのだが,なんつーか小技は結構プッとか吹き出しちゃうような感じ.だが惜しむらくは絵がヘタ.あとコマ割が非常に読みづらい.ごちゃごちゃした感じが読み難さをかもしだしている.ジャンプ読者は比較的洗練された絵とかシンプルな絵に慣れているから,こういうマンガはダメかもな.

 内容としては,みつおとみちるが5分以内に交換日記を2往復させて登場する巨大乙女“純情パイン”がオナップ星人と闘う・・・てな感じ.ギャグマンガなので敵もかなりマヌケな感じでいい.ただ,読むまでは「交換日記2往復」てのがかなりツボだったのだが,読んでみると,交換日記を書くわけじゃなくてただ受け渡ししているだけなんだよなー.これ,実際に交換日記を書いた方が話がふくらまないかねえ?1話完結させる必要もないし.

 って,打ち切り済みのマンガにそんな指摘してもしゃあねえな(毒).

 最終回を読んでからまだ日が経ってないのだが,できるだけ記憶が鮮明な内に通しで再読しておこうかなと.で,まあとりあえずブックオフで3巻まで連続して発見したのでコウニュウ.
 ん,最初の方をあらためて読み直してみると,すげえなあ.というか,タイトルと,大統領の最後のセリフ,そして全体がちょっとだけ繋がった気がした.
 といいつつちゃんとした感想はやはり全巻読んだ後でってことで.なんて言ってたらいつになることやら.

 去年までスピリッツに連載していた吉田戦車マンガ.(A)(B)2巻で約2年分.本自体も結構厚くてなかなか読み応え(?)もある.
 内容は,人間と人間でないモノが織りなす変な学園モノだ.如何にも吉田戦車的,といってしまうとそれまでなのだが,しかしこういうマンガでハズレがないのが吉田戦車のすごいところだ.と勝手に思っている.なんというか,他の漫画家がキャラ立てのこういう系統のマンガを描こうとすると,どんどん死にキャラを出すだけだったり,自己満足に終わったり,あるいはキャラがどんどん作り替えられたり・・・ってな感じになるのだが,吉田戦車の場合はキャラの使い方が非常に巧いなと感じる.がしかしこのマンガの場合,主人公たるつやつやのキャラがちょっと不明瞭かもシレン.そこが唯一しっくりこない点か.

 それにしても吉田戦車の描く女性って,独特な色気があるよな.
 キミ子先生なんかは多分,氏の好みのタイプなんだろうとか思ったり.

 評価は難しいのだが,他の吉田マンガとの比較ってことでちょっと厳しめに★★★☆☆.
 けっして面白くないって意味ではないのでひとつ.

 日本橋ヨヲコの学園モノ.以上.

 って,それだけじゃなんだなあ.でもそれ以上説明のしようがないっつーか.うん,この間短編集を読んだのだが,それでどうしても読みたくなって,しかもいきつけの志津のブックオフで「極東〜」といっしょにキレイなのが全巻揃ってるのを見かけていたので思い立ってコウニュウ.いや,まだあってよかった.
 まあなんつーか,いろいろ抱え込んだ若者達がちょっとずつ進んでくお話.くろひょうの拙い文章力では説明しきれないので,1巻表紙ウラから引用(←いいのか?)「何に対しても型破りな大段高校の新入生、古屋直視(フルヤナオミ)に入学早々こいーキスをされた蔵田三成。でも直視の心は三成の兄であり担任である一誠に・・・。直視を中心に繰り広げられるクラスメイト6人のハイパースクールライフ、作戦始動!!」あーそうそう,そんなマンガですわ(←おいっ!).ただ,主人公は多分直視ではなくて三成の方・・・だと思うのだが,これがキャラがちと弱いかなと.あーでもこれでキャラを強くしちゃうと「極東〜」の平賀信号になっちゃうのかな?ああそうか,そういうことか.でもまあ面白いからいんだけどね.
 んでまあこの人のマンガをいくつか読んでいくとすぐに気付くと思うのだが,登場人物はすべからく何かしらのコンプレックス(または類似するもの)を持っている.とりわけ多いのが身内に対するコンプレックス.この「プラスチック〜」の場合は,三成の兄に対するコンプレックス.あー今 IKKI でやってる「G戦場〜」もそうだねー.んで,何かのキッカケでコンプレックスに打ち勝つ・・・というか,コンプレックスをなくす,あるいはコンプレックスとうまく付き合っていく方法を見つけだす,というようなのが話の大筋になっている場合が多いな.や,「多いな」っていうか,少なくともこのマンガはそう.だから何?って感じもあるのだが,えーと・・・,ちとマンガの話から離れそうなのでこれは別枠で.
 「極東〜」と比べてクサさがあまりない分,多分コッチの方が読みやすいんじゃないだろうか.興味のない方も一度ちょっと読んでみ?ってことで★★★☆☆

 ちなみに「極東〜」も全巻仕入れてきたのだがこっちは未読.明日以降ってことで.

 「プラスチック〜」を買ったブックオフでたまたまみかけて買ってきた.てんとう虫コミックスってことは,小学館の学習雑誌連載なんですよ.なんでも昨年度の小学六年生に連載されていたマンガらしいです.
 北崎氏がそんな連載持ってたことなぞもちろん知らなかったわけで,たまたま今日ブックオフでみかけなければ永遠巡り会うことのなかった一冊かもシレン・・・ってオオゲサだなおい.いやなんせ北崎拓,好きなんですよ.えへへ.氏の描く女の子,かーいーですよねー(←アホウ).
 で,このマンガは小学6年生の真央ちゃんが,道ばたでたまたま拾った「ケータイ」で,なぜか戦国時代にタイムスキップ(←スキップ?)!タイムスキップ先は本能寺の変直前で,真央ちゃんはなぜか織田信長の家臣である森蘭丸に乗り移ってしまう.んで,実際の歴史を体験しながら,信長や光秀と関わりをもつのだが,ひょんなことから光秀は歴史を知ってしまう・・・といった感じだ.小学館の学習雑誌っぽい内容と言えばそうなのだが,しかし後半は歴史を知ってしまった光秀の葛藤とか,信長の最後とか,あと蘭丸に思いを寄せるくノ一・かざみとか,なんつーかなかなか読ませます.不覚にも最後の方はホロリと来てしまったし.
 こんなマンガが載ってしまうくらい,昨今の小学館学習雑誌(とくに高学年の)はあなどれんのだよなー.けど,結局北崎氏のマンガが好きな人じゃないと読まんだろうなってことで,★★☆☆☆.