昨日に引き続き日本橋ヨヲコ学園モノ第二弾.
「プラスチック〜」と雰囲気も内容も近くはあるんだけど,「極東〜」の方が登場人物の個性は強いし,話のスジも分りやすい.それになによりセリフがいちいち臭い.これ,ダメなひとはダメだろうねえ.「信じてるものを守るためならなんだってできる 大丈夫 たましいは腐らないよ」「誰かに用意された道には何もない」かーっ!恥ずかしくって父ちゃん涙出てくらぁっ!!もっともくろひょうはこゆの好きなんだけどさ.でも,あれだな.このマンガでは泣かなかったな.
内容は大きく二つに分かれる.前半は主人公・平賀信号(ヒラガシンゴ)を中心とした二年甲組と,学生総代・城戸信長を中心とした三年乙組との間で繰り広げられる学食争奪戦.後半は信号達の五色台学園を(主に)私的な理由で潰そうとする「委員会」(いわゆる体制側)と,信号達学生側との争い.前半はともかく,後半なんかこんな書きかたするとますます陳腐ですなー.まーたしかにどっちかっつーと前半の方が面白い.けど,後半になって,それまであまり目立ってなかったキャラもどんどん立ってくるのもなかなか面白い.昨日もちょっと触れたように,このマンガでもやはり登場人物がそれなりになにかしら抱えていて,それと闘ったりする姿勢が描かれるのもどっちかっつーと後半.なので,まあいいかなと(←何が).
まあくさいはくさいが,よほどそういうのがお嫌いな方でなければそれなりには読めるかな,と.読んでみたら意外とはまるって方もおられるのかもしれないので,ぜひご一読をば.
あーどうでもいいけどさ.日本橋ヨヲコの本って,ヤンマガKCの割にページ数少ねーなー.や,中身はちゃんとあるからいんだけどね.ほれ,ヤンマガKCだとページ数はあっても同じコマばかりで中身がないマンガもあるっしょ(←そゆことここで書くなって).てなわけでこのマンガは中身があるので★★★☆☆