異様な性風習の残る、かつて隠里であった村で15歳の少年が体験したものすごい(らしい)体験。スピリッツ連載中。
あ、もう書くことないや(笑)。
んーと、異様な性風習ってのがキーなのだが、厄年の女性は村の外の男性と交わって厄落としをしなければならないとか、なんかそんなの。まあ詳しくは読んでのお楽しみってことになろうが、ただエロだけを期待して買うとアテがはずれるだろうから注意。
そもそもくろひょうはこの柏木ハルコって人の描くマンガが好きでねえ。ヤンサンで「いぬ」「よいこの星」「ブラブラバンバン」なんかを描いてた人で、「よいこの星」を除くと本作を含めてエロエロな雰囲気を持つ女性を描くことが多いようだ。うむ、「いぬ」の高木さんとか、ね。あの、ほれ、女性が性的に興奮して顔が紅潮してるような雰囲気ってのが、男性の描くエロ描写とはまったく違った感じで、はじめて見たときは妙に興奮したのを覚えている。つーか、今でも興奮しますね。本作でもお母さんの「スイッチが入った」ときの顔ってのが非常にエロティックな感じで、いい感じですな。
それと対照的に娘の澄子の清純さみたいなもの、それでいて村の風習とかをわかっているっぽい感じとか、彼女なりの村の風習への思いみたいなものもありそうに見えたりして、その辺の対比がうまくとれてるあたりがマンガとしていい雰囲気を作っていると思う。
今後の展開次第だけど、良作になる可能性大。★★★★☆。
それにしても帯の「俺の旅、もろピンク」ってのはどうかと・・・(汗)
今さらながら「ブラブラバンバン」を揃えたくなってきた。
「いぬ」も欲しいところなのだが、これを中古で買うのはちと抵抗があるなー(笑)。