ううっ。トップに貼ってる単行本購入予定リストが壊れてしまった。ただいま会社なので修復不可能。帰ったらやろっと。

 それにしても随分空いちゃったなあ。
 空いちゃった最大の理由としては忙しいからなのだが、なぜ忙しいかというと、別日記にも書いたけど来月転職する予定で、その関係でいまやってるプロジェクトの後始末をしなくちゃいけなくて・・・って感じで。ほんで今日も休出だったりします。ネムイヨー。や、昨日も今日も来たのは昼過ぎなんだけどさ。
 そんなこんなで来月中程までは忙しめなのであまり更新できないかもしれません。いずれちゃんと復活して、週に1本2本は更新できるようになると思いますので今暫くお待ちを。って、こんなもん誰も待ってないか。

 できれば今日は帰ったら1本2本トピックを書きたいなあ。ここに書くことじゃないけど、別冊YM「甘い水」は相変わらず切なイイね。見開きのページで、本気で涙が出てしまったよ。単行本が非常に楽しみな漫画のうちのひとつ。

 キバコー最新作。
 前作「ルビー・ザ・キッド」があんなだったので、イブニングで連載ってのを見たときはかなり不安だったのだが、蓋を開けてみるともう最高。この人のいいところだけを凝縮したような作品になっている。

 「物の記憶」に潜って、記憶の中に潜む「ジンクス」を解く「クリオダイバー」を描いた作品。なんというか、サイコな世界なのだが独特の味があってよい。この人の持つ絵の迫力とか勢いみたいのがもうこれでもかというくらい発揮されている。しかも「キリコ」の頃に比べて絵がうまくなってる感じだよな。「絵が」というよりは「漫画が」かな。構成力が素晴らしいと思う。
 というわけで★★★★☆。税抜き743円とちょっと高いけど、それだけの価値は十分ある。

 この作品、この一冊で完結してしまってるのだが、この手のタイプの漫画ならいくらでも続けられると思うんだけどな。しかも、創刊期のイブニングにあって、モーニングとの違いのキーとなりそうな作品だっただけにちょっと残念だった。主人公・矢堂の少年期が語られたあたりで「あー来たかー」って感じだったんだけどね。んー、もうちょっと長く続けて欲しかったよなあ。でもこの人って、このくらいの長さの方が合ってるのかもしれないね。ペースも週刊よりは月刊・隔月刊だよなあ。あっ、そういえば次はIKKIで読み切り書くんだっけ?楽しみだな。読み切りもいいけど、IKKIで連載ってのもいいかも。あ、でもIKKIって月刊誌になるんだっけ。むー。
 ともあれ、次回作に期待。

(発行日:2002/10/23)