松本次郎の描く、バイオレンスと狂気の世界。待ちに待ってようやく発売。

 お話は叶ヒロシというメガネくんが主人公。彼はこの世界で施行されている「敵討ち法」による「敵討ち執行代理人」という職業に就く。仇討ちをしたいが仇討ちは危険なため、代理人がかわっておしおきよ執行するというものだ。この時点でかなり狂ってる。加えて主人公のヒロシは電波。鳴っていない電話を取って話をしたり、誰もいないはずの椅子に向かって話しかけたり、と。そのほかにもいろいろと話のキモになるエッセンスはあるのだが、あまり書いてもネタバレになるのでこんなもんで。
 バイオレンスだし、描写的にグロいというか、エグい部分もあるのだが、それさえ平気ならかなり面白い漫画だと思う。絵柄が暗い感じなので取っつきにくいのは確かだが、読む価値のある漫画。今、かなり推したい漫画家のうちの一人だ。
 つーことで★★★★★。

 本編、いろいろナゾっぽい描写とかもあるのだが、そういうの抜きに楽しめる漫画。なんとなくね、欧州系のアクション映画っぽい雰囲気があるかも。
 他方、エロFの「未開の惑星」は打ち切りになってしまった。単行本は書き下ろしの完結編付になるらしいが、いつになるのやら。年内に出てくれるのかなあ。太田出版なので、出ないことはないと思うけど、不安ね。

(発行日:2003/09/01)

 来ましたね。
 この巻はどの話もそれなりに面白いのだが、4話目の富士鷹ジュビロのエピソードで全部持ってかれちゃうよな。なんかもう、アレに尽きる気がする。もう表情がすごいし、どのコマも本人が描いたんじゃないかっていうくらいの迫力。そして富士鷹は次巻にも登場するわけで。まーた全部持ってかれちゃいそうだなー。
 というわけで★★★★☆。いやー、楽屋ネタといえばそれまでなんだけど、面白いモノはしょうがない。つーか、この漫画、ハナっから楽屋ネタみたいなもんだしね。前巻、前々巻くらいはそろそろかなーとか思ってたんだけど、この迫力があるならまだまだ行けそうだね。って、このネタだけで引っ張られてもアレなんだけど。

(発行日:2003/08/20)

 先月は結局ドロヘドロしかレビューしてないのね。今月はもちっと書こう。
 別に書かなくてもいいんだろうけど、更新していない間でもちょこちょこ覗きに来てくれる人がいるってことは、こんなもんでも楽しみにしてくれてる人がいるのかなーとか思わないでもないわけで。わしのレビューがキッカケでマンガ買った、とか言う人がいればもっと張り合い出るんだろうけどね。そこまでのもんでもないし。
 まあ、これからもぼちぼち、テケトーなペースでやっていきますのでよろしく。

 ログを全部持ってきてみた。500以上あったよ。作者名は92だったかな。作者リストも作ってみた。だいたいこんなもんかなあ。雑誌別インデックスも作りたいけど、今のままだと「ヤングマガジン」で検索するとアッパーズも引っかかりそうなヨカン。需要もあるかどうかわからんし、とりあえず様子見かな。

 むー、これで公開しちゃおうかなあ。