通称:七女(ななじょ)
「ラブロマ」「友達100人できるかな」のとよ田みのる氏がブログ等でお勧めしていたので読んでみた。どう表現すればいいかちょっと考えていたのだが、「なごみ系まったりSF」ってのがぴったり来るかな、と思いましたよ。「なごみ系」はいらんかなー。まあ、まったりしたSFです。
主人公は金村さん(金やん)と高木さん。二人は【友達選定】というシステムで友達になることになったってー設定なのだが、わりとその辺はどうでもいいかも。それよりも二人の住んでいる世界は、ドラえもんの道具のようなアイテムが日常的にあったり、未来からワケの分からないバケモノがやってきたりするようなところなのだが、それでも淡々と日常がある、というような感じ。まー、否定する人もいるかもシレンが、見ようによっては一種の「あずまんが大王」フォロワーであり、話を展開させる材料にSFを用いている感じ。だが、どちらかというと本来はSFがあって、それをほんわかと見せるための触媒的に女子高生を用いているのではないか、という気もする。載ってる雑誌もリュウだしねえ。
まあ、どっちがどうでもいいんですよ。とびきり面白い!ってワケではないのだが、なぜか読み返したくなる中毒性がある。で、何度か読んでいるウチに病みつきになってくる。この辺が「あずまんが大王」に通じる何かを持っているのではないかと思わせるところかねえ。
というわけで★★★☆☆。そうだなあ、ジャンプしか読んでないような人除けば、漫画好きなら読んで損するってことは多分ないと思う。あー、比較的対象年齢は高いかもなあ。多分漫喫で読むような作品ではない。とりあえず一冊買ってみて、ベッドに寝転びながらノホホンと読んでみる、そんな漫画だ。