テルミンという楽器においては,結局のところスピーカーも楽器のうちなのであろう.単純な音しか出さないので,逆にスピーカーの特性にすごく影響を受けるわけだ.テルミン奏者の人が本体以外にスピーカー一式も持ち歩くという話も納得できるものである.
年末に仮に作ってみた匡体では,電子工作用のしょぼいスピーカーを付けていたので,低音が全然まるっきり出ないようだった.もちろん回路的にはそれなりに出るはずなのだが.今度はもうちょっとマシなスピーカーをつけてみたので,多少は出るようになった感じである.でも音の高さごとの音量の差はまだまだ残るなあ.特定の高さで匡体に共振もするようだし.
あと低音の出るスピーカーというとどうしても重くなるのも悩ましいところだ.俺の目標は「気軽に持ち運んで気軽に弾けるテルミンを作る」なのだが.マトリョミンはそのへんどうしてるんだろう.あの木の匡体自体を積極的に鳴らすのか.
- ごんぞ:このまま音響工学を勉強してみるとか。目指せボーズ博士!(2008-01-08 01:01:32)
- 海月玲二:本を読んでみたりはしておりますが,全部自己流なので怪しいことこの上ありませぬ.(2008-01-08 08:26:45)