海月玲二
2011-09-02(金)

easyjet

さて旅行の時期であるが,今回はヨーロッパ旅行なので,前から気になっていたヨーロッパ系の格安航空会社を使ってみた.中でも大手のeasyjetである.大手とか言っても,不便なターミナルとか不便な時間帯が多めというのは一緒.今回使ったローマ→ドブロヴニク便も,なんと朝8時発であった.空港に5時半には行っとけ的な強行スケジュールなので,やむなくフィウミチーノ空港のそばに一泊することに.なんか高いよ.朝はタクシー使わざるを得ないし.ていうかフィウミチーノ空港が不便なんだよな.

またこれも格安航空会社らしい点だが,ネットでの手続きがメインな感じだ.切符を買うのはもちろんチェックインして搭乗券をもらうのもネットでやっといたほうが便利.搭乗券はpdfなので,事前に印刷しておくわけである.pdfの紙の設定はUSレターサイズなのだが,A4に印刷しても別に問題はなかった.

どうでもいいがオンラインチェックインしてない人は当然空港のカウンターでチェックインすることになるわけだが,そういう人は普通の横長厚紙の搭乗券をもらうようだった.そういう人もそれなりにいたので,A4印刷の搭乗券で本当に大丈夫なのか乗るまで不安だったよ.搭乗ゲートに来るまで,誰も搭乗券をチェックしないし.

さてフライト自体は別にどうということもなかった.不便な時間なのでガラ空きだったことと降下時に耳への負担がキツかったことが気になったぐらいか.今回はむしろ降りてからが問題だ.今回の旅のスタートはコトル(モンテネグロ)なのだが,ドブロヴニク空港からコトルまでは,大した距離でもないのに直行のバスとかが無い.しかたがないので,一旦シャトルバスでドブロヴニク市街まで行って,そこからモンテネグロ行きの国際バスに乗ったわけである.



2011-09-03(土)

コトル

さて永遠の都ローマも大観光地ドブロヴニクもスルーして,わざわざモンテネグロまでやってきたわけだが.

雑に言うと,要するにコトルという街はミニ・ドブロヴニクである.普通の観光客的には「ドブロヴニク観光のオプショナルツアー」のポジションだろう.強いてサイズ以外の違いを言えば,城壁の遺跡が立派なことと,街路があまり整然としていないことぐらいか.ドブロヴニクはわりと中央通りから両側にまっすぐ道が伸びてる印象があるよな.むろん観光客としてはちょっと複雑なぐらいのほうが面白いものだ.

もう一つのポイント,城壁遺跡に登ってみるのはコトル観光のハイライトである.背後の急斜面に作られた城壁の道がかなりそのまま残っていて,一番上まで登るとかなり高いところから旧市街を見下ろすことができる.というわけで登ってみたわけだが,予想以上にしんどかった.もともとかなり急斜面な上,足元も悪いし,遮るもののない日射しが思い切り照りつけるのだ.降りてきてみると着ていた服が塩を吹いていた.やむを得ず,泊まったところの洗濯機を借りたぐらいである.でもまあ,きれいな景色だしそれなりに値打ちはあると思うよ.やたら薄着のおねえちゃんとかも見れるし.

あと泊まった部屋の家主のばあさんが話し好きな人だったのか,えらく話しかけられて驚いた.プライベートルーム(ホテルじゃなくて,個人所有の部屋を借りて泊まるやつ.ちゃんとした制度になっており,中東欧には多い)には時々泊まっているが,家主と小一時間雑談したのなんか初めてだ.



2011-09-04(日)

バール

今回の旅の目標のひとつ「バール鉄道に乗る」を実現するため,始発駅のバールまでやってきた.どうでもいいが町の名前が"Bar"だというのは微妙にまぎらわしい.店の看板とか見ててもバーなのかそうでもないのか一瞬悩む.

来てみてわかったが,この町は別に観光地ではないようだ.モンテネグロの海沿いにはよくリゾート客向けの観光地があるのだが,そういうのはブドヴァとかヘルツェグノヴィとか別の町が担当しているらしい.ここにも海水浴場はあるのだが,すごくローカルでひなびた雰囲気だった.いちおう旧市街なんぞもあるのだが,地震などで崩壊して以来使ってなくて今は遺跡になっているので(しかも現在の市中心部から離れていて,歩いて行ったら30分以上かかった),そんなに観光客が来るほどではない.まあ,ひなびた地方都市の雰囲気は,それはそれでいい味という考えかたもあるか.

さて,観光客の少ない町では,宿を探すのが若干大変になる.バスステーションのインフォメーションで聞いてみても,やはり最初は「プライベートルームの紹介はやってないよ」などと言う.しかし鉄道駅の場所など聞いてると,そのうち「鉄道に乗るのか? じゃあこの近くの部屋を探してるんだな? 30ユーロならあるけど」とか,「15時になったら仕事が終わるから,そのときまた来い」などと言う.結局,予想したとおり,この係のおばさんの家の一部屋を貸してくれる,という話だった.絶対これ認可とかそういうの無いよな.まあもう面倒だからここに泊まったし,別に何の問題もなかったわけだが.

ところで,そもそもこの町はずいぶんと人の少ない町だなあと思っていたのだが,夜になったらわりと人が増えた.アラブ圏とか熱帯の国みたいに,地元民は暑い昼間にはあまり外出しないとかそういう感じなんだろうか.で,この町は観光客が少ないから,昼間は人が少なくなると.

というわけでバール鉄道だ.バールからベオグラードまで,モンテネグロ・セルビア国境周辺の山岳地帯をブチ抜いて走る路線.今回はバールから国境を越えてウジツェまで乗ったわけだが,まあ300キロかそこらに七時間強かかった.つまり時速40キロそこそこの素晴しいスピードで快走したわけである.しかも山の中を走るので当然カーブも多くて疲れるし,なかなかシンドイ代物だ.

さらに,俺の乗った車両は(たぶん全部そうだろうが)エアコンが壊れていて,コンパートメントの中が暑くてこれも大変だった.地元の人たちもシンドそうな顔をするレベル.途中から,廊下に出て窓を開けて立って過ごしたほど.七時間以上もあると全線立ってるのもそれはそれで大変だしなあ.

旅行者としては,これにわざわざ乗るのは景色がきれいだからである.海抜数メートルの海沿いの町から一気に1000メートル越えの山(写真にも写っている)に向かうので,普通の列車の車窓ではちょっとお目にかかれない景色を眺めることができる.正直,こんなところに鉄道を通しているという事実だけでも感心せざるを得ない.なんつうか今はモンテネグロ国鉄の車両と整備能力が残念すぎるので一般的にはおすすめしがたい感じだけど,どっかから上等な技術を導入できたならかなり観光客を呼べるポテンシャルはあるはずだ.投資する人いませんかね.もともとモンテネグロの沿岸部は観光地なんだし.

どうでもいいが,ものすごい山奥にもときどき駅があるのが不思議だ.誰が何のために使うのだろう.最近は秘境駅を訪ねるという趣味が認知されてるらしいが,世界を視野に入れるとそうとうに大変なことになりそうだ.



ベオグラードまで一気に行かないでウジツェで下車したのは,まあ疲れるからというのもあるが,近郊のモクラ・ゴラにある保存鉄道に乗ってみようというのもあった.元はサラエボに向かう鉄道があったのが廃止になったところ,山越えで景色がいい区間を観光用に復活したものだそうな.ちなみに機関車は古そうなディーゼル(ルーマニア製)だったが,人の多い日は蒸気機関車のこともあるらしい.

山の中を走るので,こちらも景色はなかなかのものである.全行程二時間なので,バール鉄道より手軽で一般向けだ.この鉄道の名前はシャルガンスカ・オスミツァと言うのだが,オスミツァというのは数字の8のことであり,勾配のきついところを切りぬけるためにレールが8の字になっている区間があるからこの名前である.そういうループ部分では,通ってきたトンネルを上のほうから見れたりして面白い.あと,このへん一帯は映画「ライフ・イズ・ミラクル」のロケで使われたところで,そのセットとかがそのまま残っていたりするので,知ってる人にはこれも面白い.事前に見ておいてちょっと得した.

ところで,この鉄道自体は面白いのだが,モクラ・ゴラに来るのはなかなかめんどくさかった.ウジツェからのバスは二時間に一本ぐらいしかない.帰りなど,どこかからやって来てベオグラードに向かう長距離バスに,途中から乗りこむ必要がある.新手の地元民ごっこかよ.というか他の客はほとんどセルビア人で,普通に自家用車で来ていたわけだが.

ちなみに,ウジツェはふつうの地方都市である.しかし国際ATMは使えるしWiFiの使える喫茶店もある.2chに書きこみだってできてしまう.ヨーロッパを旅行する場合,昔にくらべてどこもすごく便利になったものだ.



確かに,ベオグラードという町にはさしたる観光名所がないというのは事実である.頻繁に戦場になっただけあって,歴史が長いわりに古い建築もぜんぜん残ってない.中東欧にいくとよく宿に,"In Your Pocket"というシリーズの観光ガイド冊子が置いてあるのだが,ベオグラード版はたとえばクラクフ版なんかと比べると露骨に薄いのだ.

でも,適度に都会だし居心地のいい町で,個人的にはけっこう気にいった次第.都会なのでインフラもそれなりに整ってるし,ちょっとした博物館やイベントの類はいろいろある.ツーリストインフォメーションも親切.そのわりに物価もそんなに高くない.大きなスーパーが中心部にあまりないのはちょっと不便かな.ある程度はトラムやバスを使う必要があるかもしれない.

戦争時の印象からするとちょっと意外だが,現在は治安もかなり良いと感じた.そもそも外国人観光客とかほとんど来ないのも一つの原因だと思う.スリや詐欺を狙っても割りが合わなさすぎるよな.暴動とかテロとかそういうのは,今でも危険があるのかね? あと,セルビア人はおおむねわりと感じがよく,少なくとも表面的には旅行者に親切であった.

というわけで,ここは乗りかえだけとか通過するだけとかいう旅行者も多いかと思うけど,せっかくだからちょっとだけ一休みして散歩でもしてみるといいと思うよ.街路が意外と整然としてなくて面白いし,ゼムン地区なども庶民的でいい味がある.橋から眺める市街の景色などもいいものだ.



さて,9日にYとプラハ空港で待ち合わせなので,なんとしてもそれまでにはプラハに行かなければならない.今回はわりと鉄道の旅がテーマなので,ベオグラードからプラハまでも鉄道で行くことにした.

それはいいのだが,セルビア国鉄はかなりしょぼいと言わざるを得ない.とにかく尋常じゃなく遅い.ベオグラードより北のセルビア領はほとんど平原で,線路もまっすぐ走るだけなのだが,それでも遅い.山の中を走るバール鉄道が遅いのはまだわかるのだが.

ベオグラード→ブダペスト便は,国境を越えると乗務員だけでなく機関車が変わる.そしてハンガリー国鉄の機関車になったとたん快調にスピードが上がるのだった.べつにセルビア領内で遅かったからといってブダペスト到着が遅れたりはしなかったので,つまり今回たまたまとかではなくセルビア国鉄は常に遅いのだろう.

ところで,一気にベオグラードからプラハに行こうとすると,15時間以上かかる.さすがにブダペストで一泊して休むことにした.ちなみにハンガリーもスロバキアもチェコもすべていわゆるシェンゲン国なので,ブダペスト以降は国境審査もなく非常にらくちんである.そんなら夜行にしてもいいかとも思ったのだが,ブダペスト発プラハ行きの夜行はプラハに朝4時半とかに着くというのでやめた.結果的に,二日間「日中ずっと列車で移動」の日が続いたわけで,けっこうアレな感じ.



この日はプラハの南にあるお城を見物しようと思っていたのだが,なぜか知らない町を二時間ほどさまよった上に地元のイベントでビールを飲んでいた.どうしてこうなった.

  • 朝のんびりしていたら,お城の最寄りの町に行く朝の列車に乗りそこねて,町についたときはもう14時だった
  • 土曜なのでお城までのバスが少なく,タクシーもおらず,もう見物する時間が満足に取れそうにないことが判明
  • じゃあ,この町にある有名なビール醸造所に行って,見学しつつ試飲でもしようぜ
  • 歩き方に書いてある醸造所に行くバスの情報が間違っていて,なんとかたどりつくまでにそうとう手間取る
  • どうにかこうにか着いてみると,なぜか地元民で大混雑

どうも,たまたまこの日に醸造所でイベントが開催されていたようだ.ステージでは地元の有名バンドか何かが演奏しており,みんなで飲み食いしながら見物したり談笑したりしていた.結局できたてビールは飲めたわけだから,結果的にはよかったような気もするが.

バスについても,歩き方情報とは全然別に,醸造所直行らしき妙なバスがあったんだよね.でも,別に観光客向けっぽくない外観の変なバスで,地元民が大挙して乗りこんでいくので,何かの勘違いだろうと思ってスルーしてしまった.あとから考えると,これはイベントにあわせた臨時のバスで,だから地元民で混雑してるのも当たり前だったのだ.

というかどう考えても無計画にやってきた俺が悪いですね,本当にありがとうございました.



チェコに入ってからは,旅行のテーマがビール特集に変更されているので,プルゼニにも来てみた.ここは世界に冠たるピルスナービールの元祖,ピルスナーウルケルの地元である.ちなみに先のエントリに出てきたブドヴァルも同じく世界的に有名だ.

というわけで,歴史の古いビアホールなんかも行ってみたり,俺の旅行としては珍しく昼間もビールを飲みまくる.大変うまくて俺様ご満悦.チェコ料理というのは「ビールに合うかどうか」を基準に考えられているような気さえする今日このごろである.ところで,チェコの店でビールを飲んでいると,無くなったらどんどんおかわりを勧めてくる.さらに,この辺の店では,勧めるときに既にジョッキに注いで持ってきてるのはちょっとびっくりした.断ったら断れるから客としては別にいいのだが,誰も頼まなかったらあのもう入れちゃったビールはどうするのかな.

あ,観光もちゃんとしたよ! 中央広場の教会の塔に登ったり,中世からある地下道に入ってみたり,市庁舎の展示を眺めてみたり.市庁舎の展示は普通に市民の写真作品を展示してたみたいで,地味によかった.あと奥のほうに高崎市から送られたとかいう鎧兜が置いてあってちょっとびっくりした.

ところでこの町にいたのは土曜の夜〜日曜の昼なので,すごく人が少なかった.ていうかそもそも人口だって17万ぐらいだし,日本のような混雑した国とはわけが違うのかもしれないけど.チェコでは百万都市はプラハだけだしな.あと,チェコはプラハとそれ以外で観光客の数がものすごく違うのも,静かに感じた原因かもしれない.観光客はほとんど,プラハとせいぜいチェスキー・クルムロフを見るだけで帰っちゃうんだろうか.

温泉地である.日本みたいに入浴するよりは,温泉の湯を飲んで湯治するのが普通のスタイルらしい.観光客が変なカップを持って,町のあちこちでじょぼじょぼ出てるお湯を飲み歩いてる町だ.高級ホテルに泊まったりそれなりの施設に行ったりすれば,入浴する場合もあるらしいが.俺たちもとりあえず変な猫の形したカップを買って,飲み歩くのを真似してみた.予想通り硫黄とか鉄の味で,お世辞にもうまいとは言えない.「良薬は口に苦し」的な発想って西洋にもあるんだろうか.

ここは世界各地から観光客がうじゃうじゃ来る町なので,中心部ではホテルもレストランも何でも値段が高めである.夕方に着いて飛び込みでホテルに泊まったので,かなり高くついてしまった(一泊75ユーロ).もっと真面目に探したら多少は安いところもあったのだろうが,昼過ぎまでプルゼニの観光をしてたので疲れていた次第.あとプルゼニからここまで来るバスの冷房がほとんときいてなくて,意識を失いかけるほど暑かったのも疲れを増幅させた気がする.値段も安いし車体もきれいだしWiFi接続もできるし,ほかは全然文句なかったんだけどなあ.

泊まったホテルのフロントのじいさんには,日本のパスポートなど初めて見たとか言って驚かれた.本当か冗談か知らないが,三つ星ホテルでそんなこと言われたのは初めてである.まあ確かに,町の中で日本人は全然見なかったな.ここのホテルの客はロシア人が主体らしく,注意書きなんかもロシア語が多かった.最近ではけっこうロシア資本も幅をきかせてるらしいから,客も増えてるんだろうか.

ところでこんなところまでわざわざ来てみたのは,中心部の町並みがけっこう変わってておもしろいからだ.湯治客でそれなりに潤うのか,妙に豪華な建物が突然森の中に並んでいる.温泉のまわりも大層な飾りのついた屋根で覆ってあったりする.昔は王侯貴族も来てたらしいしな.ちょこちょこ建て直したりもしてるようなので,別に中世の町並みが保存されてるとかそういうのではないが.さらに,町の東側の丘にはちょっとしたハイキングルートが作ってあって,十字架が三本立ってるあたりまで登ると,件のおもしろい町並みを上から眺めることができてなかなかよい.東側なので,朝から行くとちょうど町に日が当たる感じ.西側の丘にはケーブルカーがあってそれで上まで登れるらしいが,そっちは行ってないので知らない.

旅行の趣味を始めて以来,一度来たことのある町をもう一度観光するのは今回が初めてだ.これはこれでなかなかいいものだと思う.けっこう前来たときのことも覚えてるもんで,前に泊まったホテルを探して満足してみたり,前にはなかった店をみつけてびっくりしてみたりとか.共和国広場の前ってあんなオサレなショッピングセンター無かったよな.プラハ中央駅なんかもかなり変わってて,店がいろいろできてたし.前はもっとガランとしてた気がする.大きな書店が入ったのはポイント高いな.

というか,プラハみたいな規模の大都市だと,もともと数日いたぐらいでは全部見つくしてしまうわけでもない.今回はYもいたので,プラハ城ぐらいはもう一度見たけど,前行ってない地区や店もいろいろ行ってみた.泊まったホテルのそばにあった,なんてことない感じの飲み屋に入ってみたりなどもしたが,けっこう感じがよい店で当たりだった.店員の兄ちゃんが暇さえあればサッカー中継見てたけど.あとプラハのスタロプラメンとかいうビールはバランスが良くておいしいと思う.

ちなみに写真に写ってるのはそれとは別の超有名ビアホールだ.おいしいけどけっこう高い.プラハも観光客の多いところと少ないところがかなりはっきり分かれていて,たとえば旧市街広場の店で飲む場合と住宅地近くの店で飲む場合だと,同じビールでも値段が倍くらい違うのだった.カルロヴィ・ヴァリも,温泉街の周辺にある通常の町だと物価も普通なんだろうな.

そういえば,今回もツーリストインフォメーションで宿を紹介してもらったのだが,ここはなんか変わった方法だった.検索とか予約に,PCから普通のホテル予約サイトを使ってやってるのだ.予約する場合,キーボードを貸してくれてこっちで個人情報を入力したりさえする.まあ,プラハはホテルも安宿も数が多いから,全部把握しておくとか無理だとは思う.検索して出てきたのから適当におすすめしてくれるだけでも助かるけどね.



フィンエアーのプラハ→ヘルシンキ便はチェコ航空のコードシェアである.前回来たときはKLMだったし,行きはローマに降りたので,チェコ航空に乗るのは今回が初めてだ.チェコ航空の飛行機は,なんかモニタが壊れてたりとか,多少くたびれていた.でも当然ながらチェコビールが飲めるのはいいね.

チェコ航空のチェックイン・搭乗券受けとりは,少なくともプラハ空港では,「必ず」自動チェックイン機でやることになっているらしい.ちょっと変わっている.荷物を預ける人はそれでもカウンターに並ぶ必要はあるが,カウンターに並ぶ時点でもう搭乗券を持っているかチェックされるのだ.そんなパターンは初めて見た.

あとヘルシンキで乗りつぐはずなのに一旦外に出るパターンだったのも初めてだ.ヘルシンキ空港でもそういうことあるんだな.

2011-09-15(木)

無題

旅行直前にIS01にCM4IS01を入れたわけだが,旅行中はだいたいこれで乗り切ることができた.よかったよかった.

まあおおむね快調に動作しているのだが,多少気になることがないでもない.

  • Altキーと上か下のカーソルキーを同時に押すとブラックアウトする
  • ときどきlogcatが全く表示されなくなる
  • 起動時,logcatにエラーが表示され続けることがある.再起動すると出なくなる
  • 壁紙の解像度が変

特に一番上の点はわりと実害もあって,俺の場合Altキーと左Shiftキーを入れかえているので,Shift+カーソルによる範囲選択がしにくくなる.右Shiftとカーソルキーは同時に押しにくいし.SH_qwerty_key.klがどうであろうと物理的なキーを基準に症状が出るということは,キーコードではなくスキャンコードを見てる何者かが問題なんだろうが,よくわからん.

ところで,旅行中はgoogleマップが便利すぎてワロタ.オフラインキャッシュなのであまり詳しい建物情報とかは表示されないが,道と自分の位置方向が表示されるだけでも大変に助かる.IS01のGPSって意外と優秀だな.