ときどき「最近はやっぱりゆとり教育とかアレだから，学生のレベルも下がってきてて大変でしょう」的なことを言われることがある．俺からすれば別にそんなことは全然ないのだ．働きはじめた9年前から，ずっと一貫して学生は阿呆である．おそらくうちが最底辺の大学だからだろうな．中堅クラスの大学ならもっと影響が大きいんだろう．うちの学生が多少まともだった時代とか言うと，たぶん90年代や80年代まで遡る必要がある．
ただ，最近，正直知的能力に何らかの問題があるのではないか，というレベルの子が多少増えてきているような気がしないでもない．さすがに学年でもせいぜい数人程度の少数例なので，そうはっきりと断言できるわけではないのだが．もちろん，俺としては全然課題ができてなければ普通に落とすだけの話だけど，そういう子はその後どうしているのかちょっと気になる．とても卒業できるとは思えないのだ．
Javaのアクセス修飾子をつけるときに，protectedだと同一パッケージからも見えてしまうのが以前からどうも気になっている．「そのクラスと子クラスだけから見える」というほうが自然なような気がするんだけどなあ．同一パッケージから見える状態は別に存在しているわけだし．俺が知らないだけで世間的にはそのほうが便利なんだろうか．大規模なプログラムを書いたことはないからよくわからん．
あと関数を第一級オブジェクトにできないのも微妙に腹立つな．関数を渡したいときはenumとかinterfaceとかを使った小細工をして，それっぽく見せるぐらいしかしようがない．いろいろ複雑な処理をするとき以外も，androidだとダイアログまわりなんかがいまいち不便だったりするので，何かのルーチン（後処理とか）を渡したい場合はけっこうあるのだ．
俺はあんまり真面目に勤めていないので，けっこう仕事の時間や場所が毎回ばらばらである．それで，最近ちょっと歳をとってきたせいか，うっかり勘違いしそうになることが増えたような気がする．大阪に行く日なのに「あれ，京都市バスの回数券忘れた」とか焦ったり，午前にも授業がある日なのに「10時半か，まだ昼までけっこうあるから来週の内容でも考えようかな」などと思ったり．まだ本当にミスをしたことはないが，そのうちやるんじゃなかろうか．うーむみっともないなあ．