ニンジャスレイヤーの第二部まで読みおわった.ライトノベルはあまり読まないし,そもそも小説とか読むの自体ひさしぶりだけど,実際おもしろい.
ひとつの長い話をずっと続けるのではなく,短い話を積み重ねてひとつの世界を描くのは,実際そんなに簡単なことではないと思う.子供のころ読んでた,ノウンスペースシリーズとか人類補完機構シリーズを思い出した.また,バトルものだから戦闘描写を頑張るのは当然として,それ以外のシーンの描写がかなり良い.まだ芸風が固まってなかっただろう最初期,たとえばレイジ・アゲインスト・トーフのスシバーの場面とかでも,すでによくできていた.
あとまあアレだ,現代日本フィクション界で受けるのに必須の要素である「いろんな面白キャラがたくさん出てくる」というのもちゃんと押さえてるな.
とりあえずスローハンドの最期のシーンの描写はすごい迫力だった.