海月玲二
2017-01-06(金)

無題

Raspberry piもずいぶん普及したので,対応のlinuxディストリビューションも目的に応じていろいろある今日このごろだ.最近では,「メディアプレーヤーKodiとゲーム機エミュレーターが両方とも使える環境」というのがウリのものが出てきていて,なかなか具合がよい.

Raspberry pi用のエミュレータ自体が出たのはもう数年前になるけど,RetroPieとかLakkaとかゲーム用ディストリビューションでKodiを使うのも,OpenELECとかのメディアプレーヤー用ディストリビューションでエミュレータを動かすのも,なんかいろいろめんどうなことが多かったんだよな.ランチャースクリプトを用意したりとか.さりとてデュアルブートにしても,いちいちリブートするのもめんどくさいし.

今のところ,Recalboxというのを使ってみている.なんか「簡単に使える」というのが目標としてかかげられているらしく,あまりあれこれ設定しなくても普通にゲームしたりメディアファイルを再生したりできる感じ.楽でいい.じっさい,ほとんど何もしなくても,PS3のコントローラーでKodiまで操作できてびっくりした.

PS3コントローラーは何も問題ないけど,8bitdoのFC30は例によってなかなか微妙だ.ちゃんと使えるときもあるのだが,なんかコントローラーを見失ったりキーバインディングが変になったりすることがある.ただ,これはディストリビューションの問題というよりこのコントローラーが微妙ということだと思う.検索してみると,ペアリングが不安定とか他のところでもよく出てくるし.とりあえず有線接続すれば確実に使えるんだけどなあ.

あと目立った難点は,KodiがIsengardなのでちょっと古い,というところぐらいだろうか.まあ別にそんなたいして複雑な使いかたしてないから,俺としては別に問題なさそうだ.あと説明書のKodi関係はちょっと古い気がする.「Kodiを終わるときはメニューから"Power Off System"を選ぶこと."Exit"を選んじゃうとフリーズする」とか書いてあるけど,普通に"Exit"で終われたし"Power Off"で電源は切れる.

ところで,Raspberry pi2でも全く問題なく初代プレイステーションのゲームが動いたのは,かなりびっくりした.なんなら早送りすらできてしまう.初代はすでに20年以上前の機械だったことを改めて思い出した次第.まあ,解像度を上げるのはさすがにつらいようだった.