Genymotion以外にもちょっとVirtualbox(とVagrant)が必要になった.ちょっと調べてみたっところ,どうもVagrantとVirtualboxのバージョンもいつのまにか不整合を起こしていたようなので(てきとうにbackportとか入れるからだな),思い切ってDebianシステム全体をアップグレードしてしまうことにした.まだちょっとStretchリリースには間があるようだけど,まあフリーズしたそうだし,なんとかなるだろうと見切り発車だ.毎度こんな感じな気もちょっとする.
今回はさほどややこしいことはなく,普通にapt-get upgradeやapt-get dist-upgradeでほぼ問題なくアップグレードは完了した.まあ2回ほど途中で止まったりしたけど,apt-get -f installとかapt --fix-broken installとかで修復できた.というか,実行すべき修復コマンドも出てくるのでそのとおりやっただけである.
そもそも,俺の使ってる範囲では大きな変更がない感じだから,まあそう失敗もしないだろうと思う.aout→ELFのときとかlilo→grubのときとかsystemd導入のときとか,そういうのと比べれば全然たいしたことない.
しいて言えば,stretchのXではxserver-xorg-video-intelは「最近のマシンではむしろ使ったほうが遅い」のでやめたこと,awesome新版の設定ファイルに互換性がないのでやりなおしになったことぐらいだろうか.前者は全然知らない話だったのでちょっと驚いた.アップグレード後,なんか妙に操作がひっかかる感じになったんだよね.video-intelをアンインストールして,/etc/X11/xorg.conf.d中の設定ファイルでDriver "Intel"みたいにしてたのをDriver "modesetting"に変えたら,全く快調になって3Dグラフィックスも常識的な速度になったのだった.
それはいいのだが,どうもStretchだとちっともVirtualboxのカーネルドライバがコンパイルできなくて,結局動かせていない.Stretchだとカーネル4.9で大丈夫みたいな情報はあるのだけど,エラーも何もなしにコンパイルに失敗する.どうしたもんだろう.