海月玲二

これはつまり、AndroidのいわゆるStorage Access Frameworkに対応しようと思ったのだ。Androidのファイル選択画面を通して許可を得て、それからSAFのAPIだけで操作すれば特にPermissionの設定とか要らなくなるわけなので。

わりとめんどうだったけど、いちおう動いてると思う。でもDocumentsContractのcopyDocument()とかmoveDocument()とかってちゃんと使えるの? どうやっても期待どおりに動作しなかったので、結局、Streamを取得して普通にコピーした。よくわからん。deleteDocument()は動いたんだけど。stackoverflowとか見ても「うまく動かねえよ」みたいな話ばっかりだ。

あと、猫写真とか日常の写真とかが増えてきたので、てきとうにディレクトリを分けたりする必要がでてきて、しょうがないから「サブディレクトリの画像もぜんぶ読みこむ」というモードを作った。

さらに、一覧画面にいちいちファイル名が出ないほうが情報量が多い気がしてきたので、ファイル名とかサイズとかは長押ししたときに出るようにしてみた。
もうこのへんでけっこう大手術になってきたので、メジャーバージョンを上げることにしたのだった。

かんけいないけど、AndroidSKKを使っているとバックボタンを2回押さないといけない場合がある、とコメントをくれた人がいた。なんとなくこれSKKのせいじゃねえかなと思ってはいたのだが、やっぱりそうか。そのうち直さないとなあ。

今回の旅行ではインドネシアに来たので、高速鉄道とやらに乗ってみた。日本人的には、途中まで話を進めてたのに中国に負けたことでおなじみのアレである。

とりあえず、完成分は普通にちゃんと運用されてるようだ。けっこう混んでたし。ジャカルタからバンドンに行けるだけにしては人が多いので、単なる娯楽として乗ってる人もいるんじゃなかろうか。バンドンまで3時間だったのが、バンドン中央駅までの連絡列車を入れても1時間なので、便利になってはいるけど。

まあ結局、話は計画部分全体が出来てからなのかね。ビジネスクラス以上ではお茶やおやつが出るとかいう話も聞いたけど、30分で何か出されてもしょうがない。

ところで、ジャカルタの空港から高速鉄道の駅まではけっこう離れている。でも、試してみたら公共交通機関を使ってもちゃんと移動できた。まず空港から空港鉄道でBNI cityなる駅まで行き、そこでLRT(モノレールみたいなやつ)に乗りかえてHalim駅で降りればよい。小一時間はかかるけど、わりに安くあがる。
Halim駅での乗りかえはかんたん(専用通路がある)だけど、BNI cityでの乗りかえは若干めんどうなので注意。駅の名前も違うし。


世界史ではおなじみ、いわゆるバンドン会議のバンドンである。

どうもアレだ、旅行の最初に滞在する町というのは、まだその国の様子がよくわかっていないので、ぴんとこない感じになりがちだ。

今回はとくに食事するところで悩んだ。
べつにレストランがあまりないというわけではなく、むしろいっぱいある。俺はおいしいお店に対する嗅覚がイマイチなので、いっぱいあってもどこに入ればいいのか見当がつかないのだ。こういうときはYが同行してると心強いのだが。
結局、激辛料理の店に入ってしまい往生したり、同じ夜市で二度食事をしたりした。まあおいしくないことはなかったので、それでいいのかもしれない。

それとバンドンは高原にあるので涼しいとかいうのはマジなのでびっくりした。ジャカルタでは、曇りでも少し歩くだけで汗がふきででくるのだが、このへんは晴れてなければ一日歩いててもたいしたことはない。無意味に坂を登ったり降りたりしなければね。

あとドコモショップ的なところでsimカードを買ったのに、どうやっても動かなかったのは無念である。いいかげん5年もののsense3はアレなのか、それともインドネシアの携帯電話登録制度がアレなのか。
いずれにしろバンドンとは直接関係ないけど。SMSは届くようなんだけどなあ。


パガンダランというのはジャワ島南側のビーチリゾートである。
であるが、かなりマイナーだ。基本的に国内の客がほとんどのような雰囲気だった。シーズンオフの平日だからというのもあるが、そもそも観光客が少ない。リゾートというより漁村に近いのでは。じっさい東側では漁師の人達が活発に船を出していた。
人が少ないので、海も砂浜もけっこうきれいだと思う。波が高いのであんまり泳げなそうだけど、まあ俺はどのみち泳いだりしないので問題はなかった。

不思議なのは、観光客も少ないのに、物売りとかが全然いなくはないことである。町の中に多少ある飲食店なんかもそうだが、見ていてもほとんど客が来ている様子はない。あれで生活が成り立つんだろうか?
前から思っているが、携帯電話の普及に伴い、全人類が「何もせずに長時間待つ」ということを全然苦に思わなくなっているようだ。

あんまり人のいないレストランとかに思いきって入ってみて、てきとうに魚のスープとか頼んでみたら、思ったよりうまくて驚く。

あとこの町の名前は日本人には発音が難しいと思う。Pangandaranというつづりで、最初のnganが厄介だ。ngとnを続けて発音する必要がある。
まあ、周りに似た名前の町はないので、ngがちゃんとできなくても意図は通じるけど。



インドネシアでは必見とかいう観光名所である。せっかくなので見にきてみた。
ネット等に情報があるとおり、今は

  • 事前にネットでチケットを買う
  • 時間指定制
  • 人数制限あり
  • 必ずガイド付き

という条件で、上まで登れる。ローシーズンの平日だったのでチケットは前日でも普通に買えた(当日入口に着いてから携帯で買ってる人もいた)けど、ハイシーズンは売りきれたりするらしい。

まあとりあえずアレだ、ガイド必須というのはちょっとね。イスラム教徒で仏教の説明に興味がないインドネシア人には不評だそうだが、俺にも不評だ。
というか、観光で何かを見るというのは、それをネタにして何か勝手に考えたり想像したりするということであって、説明的な知識が欲しいわけじゃないんだよ。そういうことは別にちゃんと調べればいいんだ。芸術作品を見るときと同じだな。
ボロブドゥールを見た感想が「でかーい」とかでも別にいいんだ。
ただまあ、ガイド強制というのは、制限時間を守らせたり遺跡の損傷を防いだりという面があると思うので、ここではある程度やむなしというのもわかる。なにか想像するネタになるポイントを指摘してくれるといいんだけど。

あと、時間制限というか同時入場者数を制限するのは、けっこうよかった。混雑しなくなるわけだし。タイミングによっては、ほとんど他人のいない光景も見れたほど。
でも、人が多い時期はすぐ売り切れてたいへんだろうなあ。あと時間指定なので、たまたま雨だったらがっかりだな。今日は晴れてよかった。