夕張10時発、晩成着1530。“乗り入れ可能で茫漠としたサイト”というのを期待して行ったが、そちらのサイトは老朽化閉鎖で温泉脇のみ使用可。
日のある時間は海辺の割りに風はなかった。が、日が暮れてから湿度100%に近い陸風が吹いて、すべてのものが湿気てしまった。
…タープ様に設営するよりシェルタとして使用した方がよかったかもしれない。沼が近いせいか蚊が多かった。
夕張10時発、晩成着1530。“乗り入れ可能で茫漠としたサイト”というのを期待して行ったが、そちらのサイトは老朽化閉鎖で温泉脇のみ使用可。
日のある時間は海辺の割りに風はなかった。が、日が暮れてから湿度100%に近い陸風が吹いて、すべてのものが湿気てしまった。
…タープ様に設営するよりシェルタとして使用した方がよかったかもしれない。沼が近いせいか蚊が多かった。
晩成09時発。知床を回って和琴へ。20年振りの知床峠は気温15℃を割って寒かった。
屈斜路湖へ向かうR391では「スピンターンの練習場?」と思わせるほど、至るところにタイヤ痕。鹿の飛び出しの多さがうかがえて、ゾッとする。日が暮れてきて燃料は予備タンクに切り替わり、焦る。和琴に到着したのは17時ちょうど。思ったより二輪のお客さんが滞在していたが夜はとっても静か。
道東の高速道路は帯広から南には幸福まで、東には足寄までと思った以上に発達しており、和琴→夕張を6時間で到着したのは意外だった。これなら“幸福駅のおしゃべりオヤジ”が元気かどうかを確認するのもあまり気負いなく出かけられる。
来年11月には占冠〜トマム間開通。H23には夕張〜占冠間開通でさらに道東へのアクセスが容易となる。
昨年に引き続き、市の健康診断を受ける。
去年の時点で「??」と思ってたんだけど、店を始める前には
いつ身長を測定しても常に174.5cmだったのが、夕張市の健診
身体測定ではなぜか175.8cmと測定されていた。
「今年の測定で縮む…?」と思ったもののやはり今年も175.8cm。
気圧の低い地域に住んでいるために身長が伸びたか? ありえねー。
もしくは若干身長を高めに測定することで肥満率を低めに計算させる
水増し?? …なんにしろかつては「身長175cm」と自称するには少し
気後れしていたが今後は胸を張っていい、、、かも、みたいな。
余談1)
歳柄、メタボリック検査を受診しなくてはいけないわけだが
この「メタボリック」という語感は哀しい。「身長がナンボあっても
腹囲85cmで十把一からげかよ!」と反抗したいわけではなく、
この、“めたぼ”という部分の “ぼてっ”とした語感が情けない。
余談2)
本日0730の召集に応じて、0715には出頭したわけだが、
さすが高齢率全国有数の町。ジーサンバーサンがその時間には
ギッチリ詰めてて、受付に1時間近くかかってしまった。
で、自分の健診が一通り終わった09時頃には受付はガラガラ。
ここはひとつ「少しでも早く出頭してスムーズに」というオトナな発想は
人生経験豊かな方たちにお任せして、来年は断固たる決意のもと
時間差出頭(つまり大遅刻)すべし、と退廃的なことを考えてみたり。
小川キャンパルさんの野心作、クローカー2をお借りすることができた。営業さん曰く「ツアラー向けのつもりでリリースしたけど、実際にはフェス系の方からの引きが強かった」とのこと。黒い、というのは理論的には涼しいはずなんだけど、暑苦しさを想起させてしまったとしても不思議ではない。さすがに当地で“涼しさ”を検証するには時期を逸してしまったが次の外泊で持ち出してみたい。
構造としては吊り下げ型シングルウォール。ダブルウォールのインナーのみを組む要領だから設営の手間は単純に言えば半分。計5つのベンチレーション。特にサイドの大型ベンチが効いていて、風が通る感じは悪くない。この時期の北海道で使用して結露がどうなるか、が見どころか。居室容量210x110x110。天井クリアランスは良好。60mm厚マットを使うなら少し長さが欲しい。
エントランスは蚊帳つきで “窓”のような造り付け。エントランス上に室内ループが一つあってLEDランタン程度なら吊り下げられる。室内ポケットx2。前室は広くはないが片側開放して湯を沸かす程度のスペースはある(片側開放しないと密閉されることになるので危険)。靴とヘルメットを置くには充分。 “前室大型化パクリ合戦”への小川さんなりの反骨? 当然“暗い”ので眠りは深そう。
あまり触れられることがない点のように見受けられるが、ダブルバインドの収納袋でスマートコンプレッサなみの荷姿となるのはメリットの一つのように思う(竿・ペグ・張り綱は別収納)。逆に言えばコンプレッサにざっくりブチ込んでギッチリ締め上げられるサイズということ。もちろんサイドワインダでの懸架も可能。幕体+収納袋で1.15kg/竿+収納袋が0.63kg/ペグ・張り綱が0.21kg
“涼しさ”の検証はどなたかのレビューを待つとして、コチラとしては
秋季の結露/冬季使用の可否を見ることに絞って試用に入る腹積もり。
久々に“底のあるテント”を使うことになるので参天とのメリット・デメリット
の比較体感ができることも期待したい。
クローカー試用のため沙流川へ。1300出発時には雨で躊躇したが30分ほど待って雨は止んだので強行。シーズンインから終盤までこの沙流川C場には大変お世話になって有り難い。21時室内10℃
クローカーの使用感詳細としては後日として、概括としては「小売店が販売の手を抜いては開発史の泡沫と消えかねない危うさ」を感じている。
名作というにはおこがましいが参天とドームテントの中間的モデルとして好ましいシロモンのように思っているところだ。
昨夜は酔いにまかせて大上段に構えたことを記してしまったが、改めて。最も注目していた結露に関しては「ある。が、参天と比較して特別結露が多い、というほどではない」という印象。壁にベタベタ触れるほどには狭くないので、JKTなり着ていれば結露で悩まされるというほどのものではなかった。ただし、懸念のとおり210cmという長さではシュラフの足元が接触するので要工夫。
乾燥にあたっては参天同様“設営した状態のまま”放っておけば乾く。
日が出ていれば30分程度でおおむね乾燥。室内をカラにしておけば
底部にも風が通って“底干し”はしなくていい(場合もある)。
短辺側に入り口のあるツーリングドームというのは初めて使ったわけだが、これはポイント高かった。長辺側に出入りスペースを取られないので荷物の類をすべて収納しておける上に“食卓”スペースまで確保できる。これによりソロユースにおいては実寸法以上の使い勝手が得られる。前室の狭さが難点であるかのように思えるが、台形状に立体化された前室は出入りしやすく必要充分。
幕体が黒いということで夜間目障りな街灯を遮光してくれるわけだが
特に入り口部分は前室と合わせて2枚の遮光カーテンを引いている
状態なわけで、就寝時には頭部を入り口側にするのが吉。
その他。設営はペグ5本打って5分弱。かなり設営はしやすい。ベンチレーションがしっかりしているので「吸気はOK?」と思って湯を沸かしてみたが、室内容量が巨大なわけではないのでスグ息苦しくなった。湯300cc(=カップヌードルレギュラーサイズ)を沸かしてみたが、正味、室内での火気使用はアウトと割り切るべき。…よって暖房のメはなく、冬季使用には適さず、か。
上の写真は帰途樹海ロードの碑近辺で撮影。
「おお、雲海!」と思って撮影しようとしたところ、遠く夕張岳(多分)には冠雪。
気温の推移は15-5℃といったところ。これは関東以西でいえば11月下旬相当。
クローカー、 “黒い・シングルウォール・前室小さい”という点で販売側から言えば
“鬼っ子”のようなモデルではあるが、それだけに個性は突出しており、
ソロユースでの使い勝手としてはかなりレベルが高いと思う。
正直「欲しいか欲しくないか?」と問われれば「欲しい」と即答できるわけだが
“売り”にかけるとしたらレンタルなどで一度体験してもらう、といった大胆な
工夫が必要になるように感じているところだ。
参天と比較すると、火の扱いや靴を履き脱ぎしなくてはいけない制約上
「行儀よく使わなくては」という粛然とした(?)気持ちにさせられるが
上に挙げた“長辺側を有効に使える”ことはドームっぽい窮屈さを低減し、
その“暗さ”と相まってむしろキッチリ囲われた安心感すら与えてくれる。
天候に対するダイレクトな感覚や設営撤収のラクさは参天に近い。
水辺の蚊が姿を消すのは
どのぐらいの温度に下がって、なのか?
良くわかりませんが、20℃以下では
体験上少なくなります。
写真で湿度を表現するのは
かなり困難、、、、です
湿っぽい風が吹いて
やがて気温も低下していき
飽和水蒸気の関係で
あの激しい結露につながるのかな
閉鎖するほど、結露が多い気もします
(2008-09-25 12:01:50)
その出現は湿度も密接に関係してるんでないか、という気もしてるんですよ。
事実、晩成では日暮れ時で15℃程度だったのにワンワンで難儀しました…。
北海道ローカルの蚊だったから…?
結露については日中の気温差による露点突破、室内外の気温差による結露
といったあたりが主な原因と思っておりまして「つまるところタープ様で
風があればまず大丈夫」と自分の中では一般化していたんですが
あの湿風(霧に非ず)は想定外でした。風に触れる固形物すべてに水滴が…!
…あの湿風が施設を老朽化させた、というのもホラではないかもしれんです。
Gen.
-----(2008-09-25 05:24:20)