軽くてラフに扱えて、ってんで今シーズンは雪っ子ちゃんの活用頻度が高い。お安いシロモンではあるから「雪中をワシワシ登坂」っていう向きからの評価が低いのはいたしかたなし。けど、スノウバイクを降りてショバを踏む程度の作業であれば十分に働いてくれる。
それでも気に食わない点はないでもなく。雪っ子ちゃんに限った話じゃないけど、どうもスノウシューって着脱しづらいのをどうにかしたい。特に雪っ子ちゃんは「爪先側の留め具が当たって痛い」っていうのも改善したいし、ってんで留め具を取っ払って細引き+大き目のリングに換装。して細引きをそのまま前方に取り回して爪先の保持もさせる、と。爪先側のホールドが“緩めやすい形”となって、特に脱ぐ作業はかなり軽減されることとなった。

しっかり留めたい際にはメインとなるゴムベルトを締め込むことで全体のテンションが上がる、という仕組み。爪先側の突起がなくなって、裏表抱合せ収納のペタンコ度合が高まるのもようそろー。

押忍 快速旅団

運送のゴタゴタがあって発注から随分時間がかかってしまったが、温度計付ラジオがようやく到着。温度計の機能として華氏表示もできることはわかっていたから、建前上0F=-17.7℃まで測定できる筈。と、届いて電池を入れたところでマイナス表示だったからまずは低温クリア。
続いて室温に馴染ませて他の温度計と較正。「温度計の誤差が大きい」という評価があったので心配していたが、これも問題はないように思う。ラジオ感度の「AM民放二局とNHKが受信できればOK。FMはオマケ」というレベルは一応の及第点。「チャチなりにも電波時計なので時間は正確で、バックライトもついているから総合的に“お役立ち品”だろう」というのが自分的結論にて、特に薪ストーブを使う時期の装備品として即一軍登録を決めた。

正直、我が店でも扱いたいくらいのユニークさなんだけど、既に投げ売り商品と化しているのでそれは自重。色モンなのも確かなので「なくなったら即終了」の恐れがあり、予備を一つ手配しておいた。

押忍 快速旅団

今日は芽室Tさんのお招きでスノウバイク教習・試乗会。農場を営んでらっしゃるので走るショバはドアトゥドアの利便にて、かねてより興味を寄せていただいていたのをようやく実行に移すことができた。
芽室の積雪が50cmそこそこで平らな農地ということで十分に楽しんでもらえるか不安はあったのが正直なところだった。が、逆に道央圏とは違って冬晴れの多い十勝ならではと言っていいのか、ところどころまだらに5cmくらいのクラストになっていて“平地なのにバンプバンプ”っていうのがロデオみたいでエキサイティング! Tさん、Okさん、自分の三人で喰った喰った~。

「具合がよければそのまま納車」という話でもあったところで、めでたく商談成立。YZはお嫁入り、とあいなった。「売れてよかった!」というのももちろんあるけど、これで車台三輌、搭乗員三名となって内心目論んでいた“編隊走行”を組む素地ができたのもウレシイ。して、「お互い距離があるので日高あたりでいいショバが確保できたら」というのが新たな野望となった。

押忍 快速旅団

昨日の芽室行は往復約300km。高速を使ったわけだけど、高速って融雪剤を特に多く撒くから軽トラはシオシオ。さすがにこのままじゃウマくなかろう、ってんで荷台やキャビンに放置していた道具の片付けかねがねシャシ裏まわりの洗車に行ってきた。
って、クルマは物理的に片付ければキレイになるけど、昨日はアクションカムを持ち出して撮影を気にしながら走っていたところ派手にコケてしまって右首から肩が痛む痛む。久々に目から星が出るような思いをしたもんなあ…。思わぬ衝撃に対処しながらの走行だったこともあってか左腕は腱鞘炎の如し。悲しいかな、カラダの完調復帰には少々時間がかかりそうではある。

さておき、年が明けてナンガさんのラインに余裕ができてきたところでAI-102の在庫が揃ってきています。AI-102にしてもロンパンにしても一般のスタイルからやや外れたものなので再入荷の動きが渋くなりがちでご不便をおかけしますが、よろしければご検討いただけたら幸いです。

押忍 快速旅団

従来、スノウバイクの荷台にはRVバケツ25を使っていたんだけど、サスのストロークの都合上もう少し背の低い物に換装したいと考えていた。して、物色の果てに辿り着いたのが弾薬缶。これなら頑丈なので燃料携行にも頼りになる。ちなみにガソリン3L缶と工具・ロープ、泊りに際してはPigストーブ一式と同梱でオガライト150cmを詰め込むことができる。
弾薬缶だけあって気密・防水性の高さは折り紙付き、っていうのは素晴らしい。が、実は当地に着いた時点では出荷地との気温の差で箱内の気圧が下がってしまって開かない、という状態だった。とりあえず室温に馴染ませて開くことはできたんだけど、これと同じことが泊地で起きるとヒジョーにマズイので空気抜きのために一つ孔をうがっておいた。

高さ22cmは雪っ子ちゃんと並べて収めるのにも好都合。オガライト150cmと言えばPigで4時間弱は使えるはずだから無雪期にクジラにも装着できたらありがたいがどんなだろう。

押忍 快速旅団

【このトピックへのコメント】
  • boke先日 やむを得ない状況から月曜午後出発 火曜午前帰着という無謀キャンプへ。初心に帰り(寧ろ幕体の穴開きが嫌で) kivaを使用 快速さんのススよけのサイズを見て薄々検討は付いていたもののの、100均の茶漉しとビール缶で作ったススよけをtitaniumgoatの円筒に被せたが1時間程度でアウト。準備しておいたチェーンクリーナーで燃焼及び清掃するも2時間で限界。まあ実験レベルだし穴の追加も覚悟していたからあまり気にもせず、ガレージパーティーに3mの円筒 更に経験値を生かすなら パイ106mmに径30cmのザルを固定するか エビにメッシュダンパーを仕込むかという所です。(2016-02-13 00:28:40)
  • Gen.bokeさん
    情報ありがとうございました。
    私自身は最近ではもっぱらダンパーバッフルに首ったけです。
    http://www.kaisoku.org/mart_m/kaki/baffle.html
    是非一度試してみていただけたら幸いです。

    Gen.
    (2016-02-13 08:50:58)

我が店でも一時期扱っていたIMCOストリームライン(角型)。着火装置のスプリング劣化によるものなのか、使い込むほどに点火しづらくなっていくのが弱点でしかもその上廃番、っていうんで扱いを終了せざるを得なかった。が、先日なんとなく検索して見ていたら「純正の石を使えば点火不良が防げる」という情報があったのでまた一つ使うことにした。
ストリームラインだけじゃないんだけど、IMCOのいいところはワンアクションで着火できたりZ社よりもオイルの持ちがよかったり、っていうのが挙げられる。と同時にもう一つ。着火してからオイルタンクを引き抜くことで簡単なトーチにできるのが薪/柴ストーブ点火に便利っていうのもアリ。丸型の方は生産再開したみたいなんで今後のデリバリーもちょっと安心できる。

と、ここからは愚痴なんだけど、本体はAmazon発送で石はマケプ購入のところ、石の方が先に到着。トラッキングでは本体は購入手配の翌々日発送ってなってた。最近何か渋いのね、Amazon。

押忍 快速旅団

今日はどうにも奇妙な天気。朝のうち強く雪が降ったかと思えば昼前にはカラッと晴れてみたり、して、今にもまた降りそうな雲行き。留萌を始めとする西北岸では暴風雪警報が発令されていて、天気図を見るとどうにも先行きの読めない状況になっている。
せっかくの定休連休っていうのもあるし某誌さんから薪ストーブのソロ活用写真を打診されているのもあるしで外で活動したいところだけど、やはり暴風雪の影響がおっかないのでパス。なんともやる気が起きないまま店に出て庵/I-oriを雪上設営しやすくする細工を施したりQua-Lite cotについて加工業者さんと打ち合わせをするためのフレーム写真を撮ったり、っていうのをダラダラ作業した。まあ、、、次の週末はまた合キャンの予定だし、冬に張り切りすぎると夏にスタミナ不足になるから休養と割り切る。

未確認情報ながら昨年末来KTMさんに投げかけていたDuke-Exp.は一応の形になったとの由。近々様子を聞いて写真を撮らせてもらうとしよう。

押忍 快速旅団

暴風雪というほどではなかったが朝にかけて15~20cm積んだので今日はゲレンデへ。スノウバイクばっかり乗ってはいるが新雪で気軽に一人遊びっていうのにはスノウボードも侮れない。朝イチで40度バーンを4本ばかりいただいて13時過ぎまで昼食もとらずにひたすら往復したった。

今回はいつも乗ってるバートン(上の赤板)に加えてウィンタースティックを持ち出した。長くて太くて硬くて黒い、ディックとでも呼びたくなるようなセクスィーなイチモツ。しかも最初っから後ろ乗りになっているのでボコってしまった他の人たちの喰い残しもキッチリ踏んで回れる。“浮き”がいいからこれまた他の人たちが面白がらない緩斜面の新雪も速度に乗ってほぼ独占。
メディアの影響か今日びパウダーガンといえばスワローテイル系の板に人気があるようだけど、曲がりなりにもツインチップで圧雪-新雪のスイッチがしやすいっていうのは「ならでは」。今となってはK2-シマノのクリッカーもクラシックな道具となってしまったけど、硬さに見合って相性がいい。

押忍 快速旅団

バネ鋼Pig stove、量産に気持ちは傾いているものの、その一方で「現在庫のTiモデルはどうすんのよ?」っていう悩みもアリ。Tiモデルだと重量425g、バネ鋼モデルで747g(いずれも筐体のみ)で1.5倍以上の差があるからTiモデルを単純に旧モデルと切ってしまうには正直惜しい。

元々バネ鋼で作ってみようという発想に至ったのはTiモデルで特に底板の変形が著しかったことによる。COが漏れるといった危険はないものの、収納時にボコボコ波打ってスッキリしないことにカンシャクを起こした、とも。写真では上がTi、下がバネ鋼で変形の度合にかなりの差があることが見て取れる。確かにバネ鋼の方が変形が少ない、というか素直な感じ。
「つまるところオプションでバネ鋼底板を用意して組み合わせるのがベストミックスでは?」と考えるに至り、CADの親方に相談してみたところ柔軟に対応はしてもらえそう。やたっ! …今回のテストで大活躍のオガライト用Fパネル/ハッチも合わせてオプションとして準備してまいります。

押忍 快速旅団

未確認情報として捉えていた「Dukeにエクスプローラ装着実現」の件、KTM札幌さんから写真を送ってきてくださった。前ソリの高さやクローラの位置・仰角調整等で気になる点はあるものの、まずはまとまった形となっていてその工夫には拍手モン。
「力と技でバックカントリー突撃」っていうのがスノウバイクの真骨頂との見方は強いけど、「メロウに流す」ってツーリング志向の方が我が店のスタイルには馴染みがいいので期待はデカい。2/7にはルスツのエンデューロコースに持ち込んだものの悪天候等で本格的な走行テストには至らなかった、って話ではあるけど社長の感触としては「林道レベルならイケるのでは?」との由。ともあれ味見をさせてもらってDT200WRと同等以上の新雪走行性が得られるようなら現実味はいや増す。

名づけるならば“Duke-Ex(デューク・エックス)”とか? …なんか、デューク・エイセスみたいで親しみが湧く、かも。

押忍 快速旅団