團長日誌

いよいよ4月ということで恒例、降雪-積雪-平均最低気温データをまとめてみた。もっとも、あえてまとめなくても随分な暖冬だったのは体感でわかるレベルだったが、表にしてみると如実ではある。ちょうど去年の4月1日に「激烈暖冬」なんて表現していたのを優にしのぐ暖冬っぷり。
月ごとの平均最低気温は去年よりも下回っていたことにはなるけど、降雪に関しては平年で800～900cm降るところがその2/3レベル。世間話として「年々雪が減ってるね～」みたいに交わしていたのも段々深刻な状況になっていくんでないか、と不安すら感じさせられる。…イヤ、ここ3年ですっかりラクして暮らしていたのが次の冬で平年並みに戻されてもエライことではあるが。

実際、先の彼岸帰省から戻ってきた翌日(3/22)にはもうフキノトウが出ていたのにも驚かされた。実家等にミソ炒めを送ってやるのも今年は早めに動かんとマズイ。「春が早いと冷夏」っていうのは去年一昨年を見た限りそんなに構えなくていいかもしれない。

冬からコッチ、新しく進めようとしていた事物が何かと遅延中。Simple、ガレージ・パーティの生地をエントラント系（サンドベージュ／オリーブ）に戻そうと準備しているものの、染めのアガりは4月中旬頃となってしまって縫製はGWには間に合わないんでないか、という見込み。
もう一つ、Qua-Liteコットはできるだけ道内生産でという思惑があるものの、「部材調達がすべて特注」との中間報告を受けて結局海外生産も視野に入れざるを得ない状況となってしまった。写真は試作をドライシートバッグ・ワイドに収めてみたところ。「少し寸を詰めるべき？」と思っていたけど、現状でもスパッと収まる。…って、期待感が高いだけにオシ進行になるのがツライ。

Sleeprite CotのトップシートにしてもQua-Liteにしてもある程度の態勢を整えたところでOff the Gridでお披露目っていう考えがあったんだけど目論見は概ねパァ。ご期待くださっている方には恐縮ながら、何かと今少しお時間いただけると幸いです。

昨日今日と幹事長は外出、老兵まめたんのお守りを任されてこの週末の遠出はパス。天気予報では今日だけ雨の予報で「近場でスノウバイク散策」というわけにもいかず、羽根をのばせないのはストレスではある。が、やむなし。…っていうよりも冬の片付け・春の準備をしなくてはいけないわけだからこれを機にイッキに済ませたった。
まずは自宅倉庫の除雪機を奥にしまってクジラと入れ替え。バッテリーを充電してつなぐだけのスタンバイ状態にした。また、トンボも車輪への換装作業がしやすいように冬道具で散らかっていたスペースを整理。次いで3年使った長靴が寿命なので買い替えに出て、返す刀で今夜の晩酌のアテも買う。長靴はシーズンオフの安売りを期待したがそれは空振り。して、店に戻ってシーズン入れ替えのお約束、段ボールをカタす、と。

買い物に出る最中、峠の下はもうほとんど雪が残ってないのを目にしてちょっと驚いた。あと三回は出走、って腹積もりなんだけど大丈夫かいな。

明日は午前中から札幌に出る予定。先に触れた半袖Tシャツについての打ち合わせが主な目的なんだけど、せっかく出向くわけだからエクセラレイタステン線ゴトクの量産について板金の親方に相談しようと考えている。

ステン線ゴトク、2012の秋には一応の形にしてあったものの「商品化するほどのものか？」という自問の結果、とりあえず個人使用に留めていた。が、最近ではメイカー横流し品もそこそこ出回ってるみたいなんでニーズはあるかも、と取り組むことにした。ゴトク換装で重量は約10gのゲイン。それよりむしろバラしてペタンコに収納できることに愛着が湧く。

ゴトク量産のメドがつきそうならエクセラレイタ本体をまた手配するか、という考えもあるもののstv本体としては比較対象がメイカー横流し品ってなるのがキツイよなあ…。見えない部分で品質に差があるようだけど、価格差があまりに歴然としているから正直扱いづらい商材ではある。

福岡時代の友人が“アクセル一杯に踏み込んで全力走行”の状態を「ベコハン」と呼んでいたのが妙に面白くて印象に残っている。して、今日は予定通り打ち合わせ2件のために札幌に向かったわけだけど、移動時間はできるだけハショりたいので高速を使った。
マーチとしては頑張って走ってたわけだけど、横風をものともせずにプロボックスを始めとする営業車にブチ抜かれながら「おお、ベコハン営業車！」と思わず感じ入ってしまった。正直、プロボックス/サクシードのあの硬派な感じってカッコエエよなあ。「ステーションワゴンじゃなくってライトバン！」っていう割り切り…というか戦闘的な姿勢にキュンとくる。余計なお世話ながらあのカッ飛んでいったプロボックスのドライバーさんの点数が心配ではある。

写真は札幌からの帰途、これも高速にて岩見沢に向かっているところ。ゆくゆく高速120km/hも実現するらしいけど、マーチも軽トラもイッパイイッパイだからお荷物になってしまいそう。

本日はお昼に中抜けさせてもらって2時間ばかり出走。スキー場を迂回する林道を登ってレースイの山向こうへ、という思惑だったが既に“残雪をかわしながら二輪で走る方がマシ”というほどに雪がなくなっていた。そこで転進、先の連休に入った山中を撮影しながらの散策となった。
昨夜は結構強い雨が降っていて、予報では「内陸部は雪に変わるかも」という話だったのでほんの少し期待したものの雨は雨。この週末は上京の予定だから一週パスはやむなしとして、17-18日には最終のスノウバイク外泊も考えているんだけど週末にかけてまた雨が降るらしいから期待薄かもしれない。せめて今日の天気が良かっただけでもヨシとせんと、かねえ。

昨日札幌往復した際には単車を4、5台見たわけで、「もういい加減車輪でいいんでないの？」と言われてもしょうがない。が、主なC場がオープンするのはGWからでまだまだ間がある。正直、「二輪で走るのなら泊りの飲酒込みで出かけたい」という心持ちなもので二の脚を踏んでいる。

香坂みゆきさんの1985年の作品で「Horizon」という曲がある。タイトルは元より、曲全般に流れるドライブ感と歌詞が旅情を刺激して、自分自身が北海道ツーリングをイメージするときの原点的なピースとなっている。特にその中の一節、「空色のシャツと 履き慣れたブーツ、それがIt’s so good 今の私」という詩は視覚的な印象を引き起こして強く記憶に残る。
ときに現在制作進行中のポケT、その原点を蘇らせてくれるようなものにしたくてボディは青を選ぶことにした（並行して黒も準備）。右胸の天剣は2007年に作った長袖Tの意匠で、「幸福の黄色いハンカチ」にあやかって黄色で配色。…これも原点。ボディ素材の耐久性が優れているので、全体にスッキリさせて永く着てもらえるものになればと考えております。

ちなみに「Horizon」所収のアルバム「Fairway」は全体に旅を連想させる曲がちりばめてあってオススメです。「一本の音楽」の村田和人さんが積極的に関わっていて村田節も全開。

これまで上京した際には必ずといっていいほど電車の切符売り場が隅っこに追いやられていることに難儀していた。…って話をブーたれていたところ幹事長がスイカを買い与えてくれた。物議をかもした東京駅100周年スイカ、届いたのは去年の秋ごろだったっけ。

して、次の日曜はOff the gridの見学にて上京の予定。去年は出展参加したけど今年は武器が揃わなかったので市場研究と各位ご挨拶とで伺うことにした。スイカは我が町では使う場所があんまりないので全く使ってなかったけど、「また上京するからには使えるようにしておこう」と一念発起。セイコマでピッとやる練習をしている。正直、いまだに何だか気恥ずかしいが。
と、ここで問題発生。スイカはジャパドラさんのアイホンJKTに仕込んであるんだけどセイコマのポイントカードは財布の中、ってんで利便が悪い。そこでセイコマのサブカードを細引きで結わえてみた。ハハハ、田舎くせー。まあ、カードを使って自立させられるのが便利かもしれないのでヨシ、と。

今日は朝から雪。随分風が強くて横殴りの雪となったわけだけどそれだけに雲の流れも早く、日が出ていたものだからさしずめ「明るい名残吹雪」といった様相。何とも奇妙な光景ではあった。予報では明日明後日と雪になるらしいから、この名残雪はもう少し続くことにはなるんだろう。

Mt.レースイのゲレンデでは今週の月曜からインストラクターさんの競技会が開かれているらしく、通常営業の頃と同じように稼働していたんだけど一夜明けるごとにハッキリと雪が薄くなっている。よく言えば「一日ごとに春が近づいているのが目に見える」って状態。
写真は先日近所に散策で入った際の自撮り。コチラも刻々と雪は減っているから今後はもうゴージャスに走り回るのは難しいだろう。よしんば雪はあってもアプローチが無理なわけで。今の季節は残雪なりにグリップが効いて新雪の頃とは違うハジケっぷりが楽しいからもったいない気持ちにはなる。まあ…冬に入る直前のように手持無沙汰じゃないだけでもヨシとするか。

予定の通り今日は上京して調布で催されているイベントOff the gridを見学。会場となるフローラルガーデンはチューリップが花盛りで、その中に林立するシェルタ群は壮観ではある。写真は"東の巨人”ことHikers Depotの土屋大将と。
去年は自分自身が出展者だった都合上、店番で他店さんのアピールをあまり見て回れなかったのが惜しまれたが今年は十分に拝見できて勉強になった。ただ…うーん、「今の売れセン展覧会」っていうのはいいとして、次世代を牽引するスパイシーな変革の芽生え、というには大人しめだったように感じた。まあ、皆さんそこは小出しにする、か。

思ったよりも早めにアガって15時には宿へ。味の素スタジアムのある飛田給のホテルからはサッカーのグラウンドが丸見えで「サッカー観戦がタダなんでしょー」と思ったが、メインのスタジアムじゃなくって露天の第二球場だった。そりゃそーだ。