いにしえの言葉、「北口の店に行ったなら、南口の店にも向かいなさい」に従って駅向こうに行く為に大塚駅に戻った所、駅前の横断歩道でインド人からチラシを渡される。おおっ!これが都会では散発的に行われているというインド料理店のチラシ配りってヤツか!とちょっと感動した。えーとなになに…ラージマハール?えっ大塚にラージマハールあんの!?と思ったが、よく見ればラージマハルでした(看板にはラジマハルとも)。"Raj Mahal"の字体も…似てないね、うん。
しょうがないな、これが俺の初めてのチラシ貰いだし…という事で行ってみる事に(何それ)。憐れな子羊をお許し下さい…。そのまま踵を返すと恥ずかしいので、一旦南口まで出て、そこから大回りして向かいました(笑)。なんだ、スーリヤのすぐ近くじゃない…看板が埋もれ気味&店舗が二階なので気付かなかった。
こんちは〜と入店してみると…誰も客が居ない。確かにハコはスーリヤの半分ほど(20人程度?)だが、立地的にはスーリヤよりいい筈…それなのに、且つチラシを配ってもコレとは…ハズレを引いてしまっただろうか…と、おずおずと着座する。
コック着の強面のインド人?に注文を通す。しかめっ面のインド人はたまに居るが(^^;、ここまで強面の人は初めてだな…しかし喋りにキレがあり、辛さ調整,ドリンク共にしっかり確認して頂けたので大分印象は和らぐ。
ランチメニューのAセット。カレー1品(チキン,ラム,ミックスベジ,日替わり(チキンと茄子)からチョイス),ナンorライス,ドリンク(コーヒーorラッシーorマサラティー)で\850也。マトンじゃなくてラムなのかぁとか、日替わりがいちいち「日替わりスパイシーカレー」になってるなぁとか、思う所は色々あったが無難にチキンにした。メニューだとサラダはBセット以降にしか付かない筈が、私にも出して頂けたのはサービスだったのか。しかし冷蔵庫で冷え冷えのサラダです…。
チキンカレーはチキンがゴロゴロッとかなり入っており、ランチ時でこんなに入っているのは初めて見たかも…しかしちょっと下処理が足りないのか?若干の臭みと水っぽさを感じる。見た感じスパイスはかなり入っている様に見えるのに、そのお陰か然程辛味&味の深み&スパイス感を感じない。うーん、というかですね、油の浮き方が凄くレトルトっぽいんですが…これは私の目が節穴なんですよね…だといいんですが…。
ナンはスーリヤよりちょっと大きめで、厚さもあってモッチモチ、味,量共に個人的にはこっちの方が好ましいですが、下の方が若干切られてしまっていたのと、少し延ばしに偏りがあったのが残念。下の方は焦がしちゃいましたか?シェフ。食後のマサラティーも濃くて美味しかったし、ナンとマサラティーはいいけど肝心のカレーがな…。
食べてる内に、買い出しに行っていた?ホールの人が戻ってきたのだが、この人の丁寧さが凄かった。枕に『失礼します』を付けるインド人のホールを初めて見ましたよ。言葉の流暢さといい、清算時のとびっきりの笑顔といい、只者ではない感じ。この人がホールをやっていてこの空き具合なのか…うーん。
って今回、"初めて"って言葉を何回使っただろう?そういう意味では印象に残る店でした。
大塚駅北口を出て徒歩20秒くらい(更に近い)。ロータリーから左斜めに伸びる道沿い、右手の2F。