静岡よりマサラをこめて

ナツゲーミュージアムからの帰りに寄ってみた、近くにあったインド料理店。麹町のアジャンタとは無関係の様です。というかまぁ地下店舗だというのもあると思いますが、あのアジャンタの系列店だったらこんな暗いオーラは発してない筈(^^;。まーね、別にいいんですよ、今や秋葉原といえば有名所はアールティですか？ジャイヒンドですか？って感じでしょうが、時には喧騒から離れたく、味よりも落ち着きを求めて店を選ぶってこともあるじゃないですか！
(え、ないですか？)

地下へ続く階段に貼られたメニューは色褪せ気味で、営業自体は長そうな感じ。席も30席～ほどあり店内は案外広いが…日曜の午後1時前という、前出2店は多分最高の客密度を迎えているであろうと思われる時間帯でも先客さんは2名のみ。おお、アキバのメシ屋にあってこの落ち着いた雰囲気…いいじゃない。大画面でのインドムービーもゆったり鑑賞出来るってもんですわ。
　
ランチはカレー2品のセット，3品のセット，1品＋タンドリーチキンの3セットで、カレーは7種(チキン，ラム，キーマ，ベジ，ダル，サグ，プロウン)から選ぶ。そういや辛味調整案内に描かれたこの"辛がるインド人"のイラスト、静岡だとジャンギールとかでお目に掛かれますが、出だしはどこなんでしょうね。

タンドリーチキンセット。カレー1品(ダル)，ナン，ミニライス，サラダ，タンドリーチキンで\1,180也。食後にマサラティー、追加で\150。出た瞬間ナンが小さいなぁと思ったけど、メニューをよく見返せばナンは食べ放題だったのでまぁOK。おかわりもしっかり勧めてくれます。

けど、味はちょっと…ダメですね。カレーは辛味調整する事で味の単調さを何とかごまかせなくもないけど、風合い，味わい，柔らかさといったものが殆ど無いナンは、バッサバサで生焼けの煎餅でも食ってる様な感じ。これはおかわりを勧められても嬉しくない…というか「もう1枚食わせンのかよ！」と怒りたくなるレベル。流石にアールティレベルを期待してた訳じゃないが、ここまでひどいとも思わなかった…。

ただタンドリーチキンだけは、カリッとジューシーな仕上がりで美味しかったです。単に客足が乏しいから作り置きはしてなく、故に焼きたてが出た、というだけかもしれませんが…。よって、気の知れた仲間と、焼き物で一杯やりつつのんびり戦勝会(何の？)とかやる分にはいい店かもしれませんが、食事(ことにナン必定となるランチ)はお勧めしません。

JR秋葉原駅を昭和通り口から出て道向こうに渡り左(上野方面)へ。ココイチがある角の、更にもう1つ先の角を曲がってすぐ。