東海道五十三次の丸子宿の名物、とろろ汁で有名な丁子屋の近くに出来たインド料理屋。最近出来たらしいよ、とプラービンさんに教えてもらったので偵察がてら早速出向く。店名としてはあまり聞かないガンガジ(ガンガはガンジス川のこと。ジは何だろね?まさか敬称のジー?)という名前から、てっきり全くの新規新興店を期待して行ってみたのですが…
[静岡]ガンガジ [静岡]ガンガジ
ああ、この辛味調整の指針表は…ここもガンジー/王様のカレー系の店か…という訳で着席5秒で意気消沈(´Д`)。富士宮の小泉店といい、最近出店ラッシュですね王様!でもなんでここだけ店名変えたんだろ?と思ったけど、ここは流石に味が違い過ぎるので姉妹店というか暖簾分け的な店って事なのかなぁと(※1)。というか、もし胴元が焼津のガンジー(※2)なのだとすれば、県中部は巨大なネットワークに支配されつつある事になりますが…。
(※1.ガンガジ/ガンジス川連合が一気に展開したお蔭で、この連合は辛味調整表が同じなだけの別系統だと判明しました。聞く所によると、この連合の出所は大阪だそうで。って、クルサーニとも似てますよねこの味)
(※2.王様はガンジーの姉妹店とか聞いた事があるけど詳細は不明。ガンジーとルプラチミの味が同じ(似てる)のは分かるけど、ガンジーと王様は結構違うからな…)

この日は珍しく平日ランチで、もしかしたら平日だからかもしれませんが…ランチセットは最廉価のAからD、最豪華なスペシャルまでと広く揃え、何れのセットもナンがおかわり自由(何故かライスは不可)、といった辺りは流石。王様に行き慣れた人からすれば『それが何か?』という感じでしょうが、こういう基本的な手堅さがない店が静岡市は結構あるんですよ…バイキングだったり妙に割高だったり。
[静岡]ガンガジ [静岡]ガンガジ
ややガッツリもいきたく、Dランチにした。カレー2品(チキン,ほうれん草,エビ,マトンから選択),ナン,ライス,タンドリーチキン,スープ,サラダ,ドリンク(チャイ,ラッシーあり)で\1,100也。ほうれん草カレーってのは只のサグカレーって事かい?と聞いてみた所、『普通はチキンにサグ(ペーストを入れる)デス。デモ、野菜(にペーストを入れる事)も出来マス』との事だったので、正確にはサグチキンかサグベジが選べる。って、タリーにもサラダが…。

カレーはマトンとサグチキンにしたが、どちらもスパイス感はサラッと香る程度で味わいにも深み無し、お陰で辛味調整ソースの辛味だけがヒシヒシ効いてくるという、まぁよくあるランチカレーでした。ナンもギーの塗りはいいものの、個人的にはちょっと甘みがあって嫌なタイプで…というかカレーがしっかりしてれば隠れる程度の甘味だと思うんですが、全然隠れてくれないのでね。

タンドリーチキンは普通。チャイは意外と美味かった。

王様のカレーもパンチ力は弱いが、その分味わいがある。だけどここにはそれすら無いという事で…メニューの品揃えの手堅さはいいけどこの味では、ディナーがよっぽど変わる!とかじゃなきゃ再訪の意欲は高まりません。

[静岡]ガンガジ
R1をずっと西に行き安倍川を渡り、静清バイパスとの合流地点の少し手前、右手。