静岡よりマサラをこめて

いつの頃からか『なますかーる＋閉店』で検索してくる方がチラホラ現れるも、「いやー、なますかーるが閉店はないっしょ？」と忙しさのあまり高を括っていたら…ホントに閉店してて驚きました。そのなますかーるのハコを継いで開店したのがこのお店ガンダーラ。They say it was in Fu～ji♪(語呂悪い)

ガンダーラという名前から、パキスタン色が強く出る店に変わったのかな！？と鼻息荒く訪ねてみたが、メニュー構成はほぼ変わっておらず、特に"ならでは"な料理はなし。ランチはカレー＆ナンのセットかタンドリーチキン付きのセットで、ディナーはカレー2つのセット、後は単品のカレー＆パン系＆焼き物が幾つかあり、最豪華メニューのタリセットもお値段(\3,000)＆内容共に変わらず…とほぼ昔のまま。
店内も相変わらず2人テーブル×8の激狭店舗で、内装も壁面モニターが付いたぐらいで殆ど変ってないので、気分的には暫くなますかーるな気分に浸っていましたが…ビニールシートの下に挟まれた古銭や写真が無くなっている事に気付いたり、何よりホールの方(日本人女性)が大変丁寧な接客対応なのに触れるにつけ、あぁ本当にこの店変わったんだなーと(^^;。

ランチは9種のカレー(ベジ，キーママータ，エッグ，コフタ，チキン，マトン，サグチキン，チャナマサラ，ダル)から1品選び、ナンoライスとセットにするスタイル。サラダとドリンク(チャイ，ラッシーあり)も付いて\980也。タンドリーチキンを付けると\1,300也。
針生姜とピーマンが数片乗ったキーママータは、見た目だけなら以前と変わらず…味も、辛さ調整を"スパイシー"にして、しっかり全体的なスパイス感が底上げされているこの感じは…以前と同じじゃないかと思います。キーマもたっぷり入って美味しいです。
ただ、ナンはちょっと変わってしまったか？焼き立てアツアツが供されるのは変わらずとして、以前はもうちょっと薄く＆柔らかくて軽い食べ応えだったと思うんですが、生地量を増やしたのかちょっと厚ぼったくなっており、食べ応えは上がりましたがその分ちょっと食べ辛くなりましたね。より小さく千切らないとカレーの味が薄まる。

チャイも香りは良かったけど、甘くなかったのでイマイチ。砂糖を入れ忘れられたのか、出し忘れられたのか…。

うーん、あまり変わってないっちゃ変わってないと思うので、なますかーるの味に思い入れがある方には一先ずご安心を…と言っていいと思います。看板メニューだったチキンバタークリームもあり、某ログ情報によればこちらの味も変わってない様ですし。過去の味をしっかり引き継ぐ事で既存の顧客は減らさずにいこうっていう方針なんでしょう、それもまたよし。ただ折角スタッフが変わったのだから、これまで感じたことのない新風にも触れたかったですけどね。まぁ接客レベルが跳ね上がっただけでも喜ばしいことです。

富士駅北口から出て富士本町通りへ。すぐさま1本西の裏通りに入って暫く進んだ所。

[富士] ガンダーラ (その1)　(その2)