静岡よりマサラをこめて

甲子園口の駅前から伸びる商店街の中に突如出現したネパール料理店。海月さんちと食事をするに際し、今回はネパール料理を考えていたのだが…当初の予定のサーランギが意外と狭い＆高い店だったので急遽他店を再検索、ランチは普通っぽいがディナーならぼちぼちネパール料理が並ぶこの店に矢を立てた。

土壁をイメージしたかの様な外観の店内に入ると、席はカウンター数席と、2人テーブル席をアレンジする格好で16席程とあまり広くない。ネパール人のご夫妻でやっているんですかね、厨房にはご主人らしき人が詰め、ホールは奥さんらしき人が担当。奥さんの日本語は流暢だったが、ご主人はずっと厨房だったので不明。何やら2階ではマッサージ(アーユルヴェーダってやつですかの？)もやってるそうだが、それはこことは別経営って事だろうか、それとも奥さんが兼任してるのだろうか…。

グランドメニューは写真が大きく載り、見やすく、味のイメージも掴みやすくいい。写真だけで美味そうにみえるチョウメンってのもなかなか無いですよ…。ダルバートは無いが、ネパールらしい各種アチャール，チョウメン，セクワ，モモがあった。

うぇーい、先ずは駆けつけ3本。キングフィッシャー，ネパールアイス，エベレスト。ホントはゴルカが飲みたかったのだが、ここも品切れ中で、奥さんも『最近入ってこないのよ～』と嘆いていた。

ゴーヤとポテトのスパイスが効いた和え物、\500也。ふむ、つまりアル･カレリ･サデコですな！辛すぎず酸っぱすぎず、野菜のカットも大振りで、美味。

これはビールへのサービスのパパド…と思いきや、ドンタコスみたいなチップスだった。マッシュポテトの様な謎のチャトニ付き。

ミンチモモ、6pcsで\500也。皮はモチモチ、ミンチ肉はジューシー、付け添えのゴルベラのチャトニもたっぷりで、当然蒸したてがサーブ。非の打ち所がありません。

アルチョップ、ミントソース付きで2pcsで\500…の所を、3人客なので特別に3pcsで\750にしていただいた。マトンのペーストをじゃがいもで包んだコロッケという感じで、ここのはギッシリしてて食べごたえあり。アル(ル)チョップはベンガルキッチンでも食べた事があるがどこ発祥の料理なんだろう？

左がチキンカレー、右がマトンカレー、\700＆\800也。調整用に辛味ペーストの小瓶を出していただいたが、このペーストもしっかり自家製(店でも売ってます)。

ナンは丸型成形で\350也。(画像は2枚)

ダルカレーとライス、\700+\400也。ライスはバスマティ使用とだけメニューにあったが、出てきた物は更にターメリックで綺麗に色付けされていた。こんな所に反映されていましたか店名が！リッチなダルカレーとパラパラのバスマティ、やや贅沢な組み合わせですね。美味でした。

食後にチヤを注文、\350也。『チヤでいいの？』と聞き返されたのでもしかするとチャイとは何か違うのかな。まぁ普通に淹れたて感のある美味しいチャイでした。ホットなのにグラスなのが現地っぽい？

これだけの物々をこれだけの味で出すのなら、是非ダルバートもやってほしいなぁ…と思ってたら、毎月第2･第4日曜のランチだけダルバートを出しているとな！？こ、これは行ってみなくては…。まぁネパール料理には興味無くとも、清潔感のある穏やかな雰囲気の店内でお味も大変良いですので、お勧めできるお店です。

JR甲子園口駅を南口から出て、やや右手にある商店街通りをずっと南下。500mくらい進んだ所の左手。