静岡よりマサラをこめて

大森に来たからにはタカリバンチャかケララの風か…最近ハマっているのはネパール料理だが、11時前という開店突撃が出来る時間に居るからには、これは「激混み必至のケララの風には一度は行っておきなさい」という神の思し召しなんだろうという事で。日本人が作るミールスの店で一番有名なのは多分ココですよね。

商店街の中の一飲食店なので、壁際にお1人様用のカウンター席を設けたりもしているが基本は狭く、キッチリ詰めて20席といった所か…別に行列は出来ていなかったので開店直後に一番乗りし、へへんチョロいぜ！といった感じだったが、その後の5分であれよあれよと客が押し寄せて満席となった。お、恐ろしい人気だ…。

営業はお昼のみで、その日(その週？)のミールスの構成品の詳細はお店HP上でお知らせされるので調べて行くが吉。これまで聞く話見る話ミールスの事ばかりだったので、てっきりミールスしかない店なのかと思いきや、お持ち帰り可のビリヤニや、ティフィン(軽食)としてウタパムなんかもありました。後はコーヒーを始めとするドリンクが幾つか。

訪問時のミールス。小カトリが左から、バナナのカーラン(ヨーグルト煮)，ビーツのトーレン(和え物)，エリセリ(かぼちゃと豆の煮物)，ラッサム，カード。大カトリがサンバルで、ご飯(インディカ米)の上にはダールとパパダムが乗り、脇にアチャールとココナッツチャトニ。全ておかわり可で、コーヒーor紅茶(マサラティー)も付いて\1,100也。

お味の方なんですけど…最初の感想としては、思ったより薄味だなと思ったんですよ。それはそれで素材感が楽しめていいんですけど、もうちょっとスパイス感を期待していた身としては…ちょっと肩透かしな感じで。で、それはまぁ日本人シェフだから？とか考えていたんですが、先日放映のアド街ック天国で大森特集だった時、とあるインド人留学生の人が『ここの味が一番インドに近い』と言っていたので、別に日本人向けって訳でもないのだなぁと。まぁミールスと一言で言っても色々あるんでしょう…。私としては、例えばアーンドラ･キッチンで頂けるミールスの様な、もうちょいスパイス感というかパンチの効いた味のやつが好みです。

大森駅を西口から出て左へ。線路沿いに歩いていくとその内商店街ゾーンとなってゆくが、その最初の方にある。左手。