静岡よりマサラをこめて

オアシスカフェは本国カトマンズに本店があり、日本のお店は支店という位置づけ。その日本支店も既に三国ヶ丘，住吉，桃谷，金剛，藤井寺…と大阪で手広くやっており、以前、大国町でダルバート専門店『ねぱりこちゅろ』を経営していたのもこのグループである。
GW前にネパール大地震が発生し、GW中はネパール系のお店に行きづらい雰囲気になってしまったが…ここオアシスカフェは、以前清水のラッソで働いていた人が居るらしいという事と、ねぱりこちゅろに行けなかった悔しさから積年の思いがあり、ブログ等から問題なく営業してる確認も取れたので、今回ここだけは行く事にした。

ターゲットにしたのは梅田から一番行きやすそうな桃谷店。桃谷駅前の商店街を入っていった所にあり、少し手前には同グループの経営する食材店まいどマサラマート大阪もある。店内は10畳ほどの座敷テーブル席と4人テーブル席が4つほどありまぁまぁ広く、くつろげそうであったが…丁度この日は死ぬほどやかましい子連れ客が3組くらいおり、くつろぐどころかオーダーを通す事さえ苦労する状況だった…たまたまだと思いたい。

メニューには勿論、ダルバートを始め数々のネパール料理が並ぶが…意外と「おっ！」と感じるものは少なく、珍しかったのはサンテくらいかな。インドカレーのページの気概の低さが気になった(※)が、まぁネパールカレーにしか興味がなければ問題ありません。(※.一見すごく品数が多そうに見えるが、よく見ればベース(マサラとかコルマとか)と具材(チキンとかマトンとか)の組み合わせを網羅しているだけ…)

以下、食べたものをつらつらと。

ビールのサービスパパド。ここもメニューにはゴルカビールがあるが実際には切らせており、『このリアルゴールドが同じ味ダヨ』という事で勧められたが…同じ味である訳はなく。まぁでもネパールアイスよりは好みかなといった感じ。

モモ。餡のスパイス感はそれほどでもないが、ゴルベラのチャトニは美味しい。

チキンセクワ。焼き立てで、セクワらしく炭の香りもたっぷり乗っていて良かった。

ベジタブルパコラ。揚げたてサクサクで、野菜のカットに粗もなく、美味しい。

アルコアチャール(少し食べかけ)。やや辛み強め。

グリーンナンとダルキーマカレー。ナンは端っこの方がサクサクでギーが塗られているため、少し揚げた様な感じがするタイプ。食感的にはいいのだが、砂糖が多くちょっと甘すぎで、デザートナンレベルで甘いです。これはグリーンナンだからか？と思ったが、プレーンナンも似た様な甘さだった。ここのナンはお勧めできないかな…。ダルキーマカレーは、キーマが本当に入ってる？というレベルで少なく、ほぼダルカレー。まぁダルと思って食べればお味はまぁまぁです。

アルタマ。アル(じゃがいも)とタマ(筍)の他、ボディ(いんげん豆)が多めなのが清水ラッソのネパールセットで時々出てくるアルタマとよく似ている。ただ筍のエグ味が少々あり。日本と違ってネパールでは筍は完全に土から出たやつを食すとのことなので、このエグさは敢えて残してるのかな、という気もしますが…。

う～ん、単品でアレコレ頼んだ結果としては平均よりちょっと上、くらいの美味しさでしょうか…。やはりこの店ではダルバートを食べないと始まらなそうだな、という事で次回はダルバートで！との思い固く。ダルバートはレギュラーな物を何時でも頼める他、毎週日曜には10食限定のスペシャルダルバートがあったり、月に1回程度、更にスペシャルなダルバートも出されているとの事。取り敢えず日曜のダルバートを狙おうかな。

桃谷駅前商店街の中ほど。