ゆうゆ

 やはり、1ヶ月は短かった。
無事に千秋楽を迎え、何ごともなく幕は下りた。

 もう賢さんや義ちゃんを誰かが見ている事がないんだなぁ〜〜
もう会えないんだなぁ〜〜
瞬時に消えてゆくものだから、舞台は生き物だから。
何に感謝をしたらいいのか分からないけど、クサナギツヨシで菊池寛って取り合わせの妙だな。

 舞台からワタクシの賢さんや義ちゃんが消えて、はや1週間。
なんだかアッという間だよ。
まだね、ワタクシの中では消化しきってない部分があるんだよ。

 けれど、今年みたいに桜を愛でずに終わった年はないと思うよ。
そのくらい張り合いがあって、素敵な時間だった。

 きっと、美味しいお酒だったに違いないだろう

 文字通りの五月晴れの今日。
娘たちは、部活で不在。
朝からつらつらと思うのは、クサナギさんの事ばかり。
東京から帰って来てから、毎日忙しかった。
まだ一つ宿題を抱えてはいるのだが。

 舞台を見てからのワタクシ。
きっとね、クサナギさんを見る目が変わってしまってたコトを自覚しております。
たぶん、何度目かの恋なのだと思います。
そういうことにします。
なんというのか、言葉にならないけれど、確信に気持ちが変わってるんですよ。
ここ数年、何度となく役者クサナギに失望し,こんなはずじゃあなかったと悔やみ、
それでも捨てきれずにおりました。
そういう思いを、一気に晴らして欲しいと思っていたのかもしれません。
見終わった瞬間に、この人は天才だと思いたかったのかもしれません。
しかし、それは甘えでした。
クサナギツヨシに対する甘えだった。
この人は、そんなに簡単な人じゃなかった。
ポンと、放り投げられた役者としての姿に、どうにでも受けとめていいよと
言われているような気がした。
これでイヤになるんだったら、それでも良いし、気に入ってくれるんなら、よろしくと言われているような気がした。
簡単に答えが出るんじゃ面白くないでしょ?
って、微笑みかけられたんだろうな、きっと。

 ワタクシが見た舞台の後に、「うたばん」の収録があった。
魂が一部抜け落ちたような笑顔があった。
ワタクシたちは、三茶でよっぱ〜で、あなたのコトを喋っていたんだよ。
ま、末の嫁になりたいか否かって、話もあったんだけどね〜〜
職場環境が、少しばかりその世界に近いワタクシには、当初リアルすぎて、
辛かったんだよ、義ちゃん。
けれど、たおやかな義ちゃんを生み出してくれてありがとう。
タカラモノだよ。

 

 放置状態だった「日本沈没」
今日は、やっと前売りを買ってきた。
原作も放置したままだ。ま、50ページくらいは読んだけど。
一つずつ片付けていこうと思っていたから、最後になったんだけど。

 けど、もう少し舞台の余韻に酔ってたいなぁ〜〜

「亡国のイージス」を見る。
勝地くんは、今よりちょっと幼く見えるが、若々しく切ない良い演技をしていた。
今まで、この人の演技ってロクに見た事がなかった。
(「さとうきび畑」は、キレイな女優さんがモンペ着ても説得力なくて見る気もなかった)
目が良いんだなぁ〜と思う。
真っ直ぐな目。

 今でも「父帰る」での、父を見るあの素直な目線が忘れられないのは、そのせいかな?
少し、この人の持ってるものに嫉妬しそうだ。
「蒲田行進曲」から6年は長過ぎたと思う。
勝地くんを見ていて、そう思った。
せめて2年後くらいに舞台を踏めていたら、今回の舞台ももっと違っていたかもしれない。
出来が悪かったという意味ではなく、もっと違う表現があったかもしれないと「父帰る」では、思うのだが。
座ったままの演技は、最初は違っていて卓袱台割ったりしたそうな。
そういう激しいものを稽古で通り過ぎた後に、残った怒りの表現だったのだな。
出来れば、日を変えて、もう1回見たかった。
見るべきだったかもしれないと思う。
 
 立ち見の際、ワタクシの前にいたのは、業界人っぽい60代の男性と50代の女性。
立ち見で見るのは、久しぶりと言ってた男性とクサナギくんのファンが多いからって答えてた女性。
純粋に舞台を見に来てた方々だった。
休憩時間に、女性が河原さんでこの演出??って言われており、彼に期待していたモノと
この舞台が違っていた様子が伺えた。
正直、こんなにストレートだとは思わなかった。
しかし、基本的に河原さんとは笑いのポイントは違うんだな。
「屋上の狂人」で、主人と吉の会話には笑ったが、クサナギさんの姿には笑えなかった。
コミカルな演技なので、笑い声が絶えなかったかったが、やはり違うなぁ〜と思い、
初回は、実は少し不愉快でもあった。

 ファンと言うのは、欲ばりだ。
その欲にキリがない。
しかし、欲を持たなくなったら、ファンを卒業したことかもしれんと思う。
舞台など、数多く見たとは決して言えないワタクシなのだが、いったん見たモノは、
心の奥底にいつまでも記憶される。
クサナギツヨシの姿は、いつまでも記憶に残される。
しかし、それで満足してはいけない。

 ゴールデンウィークを風邪で9連休とした娘1から、風邪を貰った。
ありがたくない。
風邪を引いた日から5日間の勤務で、ヘロヘロ。
夕べの夜勤は、久しぶりにしんどかった。
声がつぶれて、咳が出る。
唯一、良かったのは、既にターミナルケアにさしかかっている95歳のご老体の機嫌が
良好だったことかな。
 
 しかし、いっこうに咳がおさまらない。
つらいなぁ〜〜
気合いの4月の反動かしらんね。

 健康が第一ですねぇ〜〜、ホントに。

 今日はお休み。
市内のスマ友さん宅にお邪魔して、喋りたおす。
どうしてこうも話題が尽きないものかと、いつも思うよ。
喋りながら、あぁ、本当にSMAPがスキだなぁ〜〜と再確認する時間。
舞台の話をしながら、あぁ、本当にクサナギさんがスキだなぁ〜〜と切なくなってきた。
いつもアホじゃなぁ〜〜と思うんだけど、いよいよ本当のアホになってきた。

 
 今ごろ、今週の「スマスマ」を見た。
今週のキーワード『あぶらげ』 
吾郎ちゃんの好物をしつこくしつこくあぶらげというマサヒロ。
あぶらげは、義ちゃんの好物。
吾郎ちゃんは、食べられなかったんだろかね。
そうして、舞台は見てないと言い張ったというマサヒロ。
こういうところが、好きなんだ。
そしてね、『クサナギツヨシ』と呼ぶあにやんも好きなんだ。