ゆうゆ

 うちには高校受験生の娘2がいるのだが、この娘が本当に何も考えてない。
好きなものは好き。嫌いなものは嫌い。
これだけはハッキリしている。
娘2が好きなダンスの発表会が、昨日終わった。
大盛況だった。
4年目なので、それなりに形にはなってきているが、上手いとは欲目にも言えない。
が、他の3年生は引退をするのに、辞めないという。(昨日、それを知ったワタクシ)
もう一つ娘2が好きなのは、陸上。
こっちは、中体連で優勝したため、県体に出場するので引退は7月。
どちらも現状維持のままなのだ。
それはいい。
娘2が勉強も好きならば。
試験勉強をどうにかしなくて済ませようとしている風にしか思えない。
おまけに、生徒会活動にも3年から首を突っ込んでいる。

 まぁ、良いよ。
どんなに啖呵をきって、強がったとしてもさ。
このままじゃあ、行きたい高校には行けないさ。
この先のしたい事が出来なくなるのだけどね。
今は我慢をさせたいけれど、この娘は一筋縄ではいかないヤツ。
そうして、まだ困ったことに、今年は入試制度が変わり、おまけに教員の指導力が望めない。
あぁ、いったい、どうするつもりよ!!!!!!

2007-06-21(木) 01:02

手と手

 このところ、毎日蒸し暑くて、無駄に体力ばかり奪われてしまう感じがしている。
今日も、無事に仕事が終わったよ、なにより。(と自分で自分を誉めるワタクシ)
認知症と背中合わせにある病状に、精神科の方の症状がある。
今日は、そういう方が1階にも3階にも。
1階の方は、もともとそんな方ではなかったのだけど、自宅の方でここ1週間ほど症状が出ているそうだ。
ひどい妄想と幻聴があるようで、とにかく帰りたいの一点張り。
穏やかな方だという先入観があるため、この変身ぶりに誰もが驚かされた。
夜間のせん妄から続き、午前中ずっと調子が悪かった。
食事も食べるどこじゃあないという感じ。
当然、このまま施設に預かったままで、何事かがあった場合の責任。
夜間など、この方に掛かりきっている間に、他の方に何かがあった場合の責任の方が大きいから、
なんとか自宅へ返す方向で話をしてもらった。
が、とりあえずは今夜は帰れなかった。
家族・ケアマネの間もなんとなく難しい感じがあった。
もう一人は、60代後半の方で、身体的にはほとんど見分けがつかないほど普通の感じの方。
しかし、ひどい精神病をかかえており、その自覚が家族にも職員にも希薄な感じが当初からしていた人。
ここ1ヶ月ほど、言動は微妙になってきた。
それに最初に気がついたのはワタクシ。
「飛び降りたい」とベランダで言ったのだった。
それは恐怖感よりは開放感を感じたいと言うようなニュアンスだった。
その後の言動より、飛び降りても自分なら死なないと思い込んでいると判明。
今日に至っては、家族への不満を漏らしながら、「殺してやる」と具体的な方法まで口に出したそうな。
カッとなりやすい性格なので、本当に要注意。
身軽な人なので、自傷の可能性の方が強いかもしれない。
そうして、こう頻回に口に出す人は、やってしまうかもしれないと言うこと。
そういう思いにとらわれた人は、どうしても成し遂げてしまうと言うこと。

 純粋な認知症ならば、会話の仕方しだいで、自分のテリトリーに取り込むことも可能だ。
しかし、そこの精神病が入っていると、会話だけでは済まない時がある。
信頼関係も一瞬に壊す事もなんて事ない。
ご本人は、きっと苦しい思いだけなのだろうが。
ショートの難しいところは、だからと言って家族に精神科を受診してほしいとか言えない事だ。
ただ、預かっているだけなのだから、そこまでは深く関われない事だ。
そこから先は、担当ケアマネの仕事になる。
後の事は、そのケアマネからの報告がないと知りえない。
しばらく来ないと思っていたら、入院していたなんてケースはざら。
本入所ならば、少々の融通もきくし、こちらからの働きかけも出来る。
しかし、ショートではそれが出来ない。
それは、ワタクシにとってのジレンマであると同時に、ずっと付き合わなくても良い
という気分の軽さにも繋がっている。

 「僕らの音楽」に佐野元春さんが出ていた。
テンポを落とさない「アンジェリーナ」は、なみだモノだった。
ワタクシ、デビュー当時の本当に小さな会場から佐野さんファンだった。
アルバイトの初めて貰ったお給料で買ったのがファーストアルバムだったよな。

 あら、考えてみるとワタクシが大好きな人は、どうしてか独身だわ。
佐野元春、大江千里、草なぎ剛。
みんな、存在感はあるんだけど、言葉使いが独特なのだわ。
そんな事をふと思うのよ、こんな時間に。