あれから、何度リピートした事でしょう。
いやはや、もうどこを取ってもかっけ〜〜彦一さん!!って事につきますな。
どの表情も、今までのクサナギさんとは、まったく違う。
ストイックさが、前面に出ている。
思えば、そういうクサナギさんを見たのは、どのくらいぶり??
満さんの時に、何かが変わって、それから時々は片鱗を見せてはいたもの、
舞台でも変わらなかったものが、ここにきて見事に殻を破ったかのように変わった。
表情に隙がないのだ。
怒鳴ってる顔も、ぶずっとした顔も、口元だけで笑う顔も、泣きそうな顔も、
どれも今までとは違っていた。
クサナギさんの代表作になるんだろうなぁ。
30代半ばにして、いい役に巡り合ったんだな。
これもクサナギさんの持つ奇跡。
ドラマの方は、なんとなく続編をも匂わせるような終わり方でした。
最終回では、今問題になりつつある無認可の託老所が取り上げられ、介護難民化してました。
また、高専賃(「こうせんちん」と読みます)まで出てきて、ちょっと驚き。
最初にいろいろな介護用語をキーワードとして、検討した上での脚本じゃなかろうかと
思いました。
このドラマは、介護そのものに対しての興味をも引き出してくれたかなと思います。
こういう現実があるという事を、描く事が大切なのだと思います。
晶さんの認知症は、どんどんと進行しており、思い出せない時間のほうが多くなってきている様子。
けれど、まだ時間は残されている。
人が壊れてしまうというのは、本当に本当に悲惨な事なのです。
病気を受け入れ、私は私と言い切る晶さんの強さ。
本当に涙が出ます。
幹部になったりこちゃんの凛々しさ。
介護を学ぶ五郎さん。
やはり極道のままの二本木さんと三樹矢。
介護ビジネスに転身した六車さん。
そうして、どうするのかな?彦一さんは。
それぞれに意味のある研修だったという事なのかなぁ。
終わっちゃったのが、寂しいなぁ〜〜
最後の最後に、施設で働いている人は、ヘルパーとは呼ばず、自宅へ赴く介護職員をヘルパーと呼びます。
ついでに、ワタクシもヘルパーの仕事が出来ますが、したいとは思いません。
余談でした。
ここ数年、演技をするクサナギさんを熱望しては裏切られ、また熱望し裏切られを
繰り返しておりました。
が、今度こそ、この次の演技するクサナギツヨに期待出来ます!!