ゆうゆ

 恐ろしい勢いで、桜が咲き始めました。
この南国のはしくれは、桜の木が実は多いのです。
桜並木がたくさん、あるのです。
山もピンクに染まります。
ご老人に携わるようになって、この短い桜の時期に「また来年も来ようね」と何度となく
言葉にしたワタクシ。
来年があるのか?と実は疑問も持ちながらの言葉だった。
毎年、桜は咲くけど、ワタクシ自身もあと何十回桜を見られるのか分からない。

 桜の花は、下を向いて咲く。
さりげなく愛でられる事を願いながら。
桜の下、人々は集まる。

 

 風に桜の花びらが舞っております。
今年の春は、ワタクシにとって忘れられないと思います。
運命とは分かっていたけど、末期がんの利用者様に関わらせて貰いました。
状態が良く過ごした期間は、このまま数ヶ月いけるんじゃないかと思いました。
が、それは叶わぬ事でした。
けれども、出来る限りの事をしたと思います。
自宅で過ごしたいという希望も叶えましたし、主治医との連携もとれて、
直後に訪問も出来ました。
ちょうど、その時は早い桜が満開でした。

 これからもこんな別れは、何度もあるでしょう。
少しは慣れたつもりだったけど、やはり慣れる事はありませんね。
つくづく思いました。
けれども、ケアマネがそういう関わりが出来たという事は有り難い事例だったかもしれません。

 そうやって、だんだんと強くなって行くのかな、ワタクシ・・・
けど、今の気持ちだけは、覚えておく。

 水曜日は、「リアラジ」放送日。
今週の放送を聞きながら、「ロマンティックもらうよ」のコーナーで思った事。
ん?なんだ?
んん?こりゃあ・・・
んんん? この面倒くささは、以前感じた事がある種類。
う~ん。3つめのメッセージで、思い当たる。
そうだ!!
木村拓哉に共通する面倒くささだよ、コレは!!
いや、この暑苦しい感じは、久しぶりに感じたよ。
一時期、インタビューで木村に喋らせると収集つかなくなる事があったよな。
最近は、無難にこなしていて安心して見てられるけど・・・
現状ワタクシも面倒くさい男と暮らしている訳なのですが、それとはまた違う面倒くささ。
まぁ、要するにワタクシは面倒くさい男が好きだという事を再認識した訳です。

 
 さてさて、その今一番お気に入りの面倒くさい男に会いに行く用意をしました。
明日、もう一日働いたら、朝の高速バスに乗るのです。
我が家の面倒くさい男は、そうご機嫌が悪い様子がなく、バス停まで送ってくれるとの事。
ま、1人で長崎行くの不安~と言ったら、「行くのやめたら」とは言いましたがね。

 いや、実は問題がなく見えていた親子が、いきなり困難事例になってしまった。
もちろん、これはヘン?と思ってからは、包括と動いているので、こちら側の落ち度は
ないんだけどね。
なんでも、介護保険で出来ると思うな!
世の中、自分の思い通りにはならないし、過去に何があったとしても、今は今でしょ。
基本、利用者サイドに立つのがワタクシたちなので、それが気に入らないらしい。
言いがかりもはなはだしい。
市役所が、入っての対応に今後はなるそうなので、そこは安心かもな。

 けれど、親子の間でこうも情がないのなんて、悲しすぎる。
親子ゲンカの延長としか思えないし、法に訴えなくても、上手に出来そうな事なのにな。
気持ちが落ち着かなくて、「陽はまた昇る」何度も聞きましたよ。
そういう気分でした。

 心にちょっとササクレ出来てるけど、優さんに治して貰おう!!
おっと、寝ないと・・・・