海月玲二
2008-03-18(火)

無題

俺テルミンのアースには適当な金具(家具とか固定する金具の小さいやつ)を使ってたのだが,小さくてしっかり触りにくい・表面に耐蝕処理をしてあるだろうから抵抗があるかもとか思って,黄銅の薄板につけかえてみた.

いやこれだけのことなのに,えらく変化があってびっくりしたよ.確かに音程が安定しやすくなり,チューニングも楽になった感じ.でもノイズがやたらに増えた(特に電源投入直後)のと音量がでかくなった(特にボリューム小さくしたとき)のはなんでだろう.ノイズは雑電波を拾ってしまってるのかもしれんが,音量については謎だ.うーんあいかわらずよくわからん機械だ.

あと世の中には「裏に粘着剤のついた金属の薄板」などという商品がふつうに売っているということにもびっくりした.

2008-03-19(水)

無題

俺テルミンの謎の動作は,結局原因不明のままだ.アース板の位置をずらしたり,結線をはずしてつけなおしたり,上蓋をしっかり閉めたりするだけで不安定化したり直ったりする.とりあえず今は安定しているようだが.

ところで俺がテルミンで遊ぶのは,テルミンというもの自体が興味深いというのもちろんあるが,「音楽的知識が皆無のままで,どこまで音楽的な遊びが楽しめるか」という実験でもある.俺は今だに楽譜がまるで読めないし,曲を聞いて階名に直すこともできない.そこで,練習するには記憶に頼るかいわゆる耳コピしか手段がないわけだ.

いやあ,意外と完全に覚えてる歌ってないもんだね.子供のころ見たアニメの主題歌とか,ファミコン時代のゲームBGMとかで練習してみる今日このごろ.昔のゲームは主旋律しかないものが多いのでわかりやすくていい.

あと遠大な目標としては弾き語りをするというのがあるが,そうすると「楽典的知識としては知らないけどどういう音を出せばハモるかはわかる」という状態になる必要があるな.どういう練習をすればそうなるだろう.

某ゲーム誌のレビューで満点を取ったという伝説のゲーム.宣伝費がどのぐらいすごかったんだろうとかいう邪推はともかく,満点をもって強烈にプッシュするわりにはかなり間口の狭いゲームだと思う.

まず,全体に漂う雰囲気が大変地味なのだ.ゲームの舞台は基本的にえんえん一つの迷宮の中だけで,画面はずーっと薄暗い.色調もセピア色か暗い青ばっかりで,日本式のゲームやらマンガやら何やらに慣れた人には取っ付きにくいことこの上ない.さらに,システムはゲーマー以外には受けつけないような複雑なものだ.ジャンルとしてはRPGになろうが,Aボタンを押してるだけでだいたい勝てるようなバランスにはなっていない.相手のタイプを見極めて武器を変えたり戦法を変えたりしないといけない.

ただどちらの特徴も,それ自体は大変よく作りこまれていることは事実だ(雰囲気の統一,バランス調整,操作方法の工夫など).つまり,この二点をどちらも好みとする特殊なタイプのゲーマーにだけ,強力に支持されるだろうゲームだな.地味なファンタジーゲームが好きで,武器をいろいろ見比べてるだけで楽しめるような人におすすめ.

ところで,システム面でひとつ惜しかったのは武器防具合成の微妙さだと思う.上位の品を作るにはあまり選択の余地がないので,完全攻略情報を探してこないとどうしようもない気がする.あと,武器を場面に応じて変えるのが一つのポイントのはずなのだが,武器の持ち替えとか預り所の使用が実にめんどくさいのはいただけない.特に武器の持ち替えにはショートカットがほしかった.

ちなみに,ストーリーにはそれほど特筆すべき点はない(というか,「特筆すべきストーリー」というのは極めて例外的なことだが).演出は娯楽映画のようなものを目指しているようで,それには比較的成功している.かっこいいと思えばなかなかかっこいい.ゲーム内容と分離してる気もしないではないが.

最近ゲームを買うのは主にプレイステーション1なのだが,そろそろ底値かね.このゲームは内容を考えると実にお買い得だった.

2008-03-25(火)

無題

先日考えた,テルミンのチューニング用ボリュームを多回転ポテンショメータに変える案を試してみた.結局10回転しか入手できなかったので10回転にしたのだが,10回転のものでも問題ないようだ.というかこれより少ないとあまり意味がないかも.とりあえず,予定通り微妙なチューニングがしやすくなった感じ.

ただポテンショメータは外形寸法がでかいのが難点だな.端子も変だし匡体のどこに取りつけるか悩むところだ.

2008-03-28(金)

無題

俺が市立図書館のヘビーユーザーであることは何度か書いてるとおりだが,今日ついに「読んだことある本をうっかりまた借りてしまう」というのをやってしまった.しかも最初の3章ぐらいは違和感も覚えずに読んでしまった(序論なのでだいたいどっかで見たような話にしかならないからかもしれないが).もう駄目だ今後はどんどん老化していく一方だ.ていうか元から俺の能力なんぞ知れているか.

むしろ「最後まで気付かない」域まで達すれば,同じ本が何度も楽しめてお得かもしれん.

【このトピックへのコメント】
  • Wittmanなんのなんの。三十路の旅はまだ始まったばかりですZE!(2008-04-03 00:53:29)