少し諦め気味だった紅葉は日々色付いてきて急ピッチで山の様相が変わっていく。「やっぱ夕張の紅葉はこうじゃなくっちゃ」という気持ちは盛り上がってきた。こうして秋が深まっていくと時はすでに鍋の季節。
と、かねてより角雪平の見本を置かせていただいていた兵庫県芦屋市のスカイハイマウンテンワークスさんでお取り扱いいただける運びとなり、発送の準備。店長Kさんご自身もおでんを欲する季節となると角雪平を使ってくださっていて、リスペクトしているショップさんの一つなので光栄の至りでござる。
自分自身ここしばらくは軽量パッキングに傾倒してミニメス一丁でフットワークを優先した簡易な調理で晩酌していたが、11月ともなると荷物を冬向きに組みなおし。改めて角雪平を中心に据えるつもりで、寒い中でもハフハフの料理に舌鼓を打つのを今から楽しみにしている。

押忍 快速旅団

外泊の晩酌アテ調理に重宝しているミニメス。ストック状態のハンドルが邪魔で小さくしてみたがやっぱり外付けグリップの方が好ましく、Olicampさんのグリップを一杯一杯までツメてみた。が、いかんせんストック状態より重い。そこでSOTOさんのマイクロリフターを切った貼ったして7g。
これなら収納も重量もまあ満足のいくものになった。ガタイが華奢なのは否めないところで、ミニメスならまだしも角雪平だと400mlばかり水を張ったあたりがハンドリングの限界か。それでもつまるところ軍手や手拭の上に移動させるのが主な役目なんで多分大丈夫であるまいか。
…それにしても何でまたこんなに外付けグリップにこだわるのか考えてみた。と、「茶碗と丼の文化だから」という答えに行き着いた。ハンドルを握ると肘を張って脇が甘くなる、っていうのがイヤなのね。

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ここしばらくの軽量パッキングの流れで照明のチョイスも試行錯誤したが、電源のバックアップや携行のしやすさから結局やっぱり参天灯に落ち着いた。そこで11月からまた参天灯をこさえようかと準備。まずはかつて制作していた旧モデルのLEDを#2835チップ四灯に換装する工作で腕慣らし。
USB-LEDで慣れた身からするとあと少し明るいとありがたいのが正直なところではあるけど、お外で事務仕事をしたいわけじゃないのでOK。照明っていうと「乾電池三本仕様でお安く仕上げました」とかルーメン表記とか、何かとゴマカシの多いジャンルなんだけどその辺クソ喰らえの偏屈者。
制作スタートに合わせて、旧モデルをお持ちの方の個体も新LEDに換装するサービスをやっていこうかと考えている。#2835チップはより省電力、高演色を謳うだけあって室内撮影の色味もようござる。

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チハ、私くし兵隊にこ。私くしどものパトロールの甲斐あってか、最近では子ギツネ奴は姿を見せなくなり平穏な日々を取り戻すことができたかのように思われます。が、今度は野良ネコ奴が私くしの行く手を阻むのでございます。
いわゆる遺伝といっていいものなのか、我が町の野良ネコ奴は白黒模様の連中が幅を利かせております。そしてまた彼ら彼女らの面相はことごとく険しい。近寄ってメンコメンコっていう心持ちを拒否するかのように険しい。ああ、それなのに日が暮れると天使のような瞳になるそのあざとさが私くしは憎い。
一緒に歩いている団長まで「暗いとメンコいんでしょー」なんて騙されております。そしてともすれば挑みかかろうとする私くしに「そんなんやってたらトモダチなくすで」などとたしなめるのでございます。ご近所の人気を独り占めしたい私くしの気持ちをわかっていないのは残念というほかありません。

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今日はパッとしない天気なので外泊は見送り。次に出るチャンスのために9月から取り組んできた軽量パッキングを冬向きに組みなおすことにした。と、そのついでなので軽量パッキングについての総括。
屋根系はタイベック庵/I-oriとしつつカーボン竿の採用で921g(+80g)、寝具系はやっぱり枕が欲しかったので追加して1133g(+65g)。一方で光熱系は試行錯誤の増減を繰り返して538g(△120g)と絞ることに成功して、9/17に全体をまとめた時点と比べると25g増の2727gに収めることができた。
つまるところ軽量化とは「妥協点をさぐりつつ取捨選択」というプロセスか。それが自分にとっては「裏白シェルタと晩酌についてだけは妥協できない」という持論に行き着いた、ということになる。そして「軽量化の過程そのものが従来の荷姿に対する総括だった」と表現することもできそうだ。

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昨日は結局とっぷり日が暮れてから雨。そしてそのまま今日の昼下がりまで降ったりやんだりでロクな天気じゃなかった。気温はひどく下がっていなかったもののさすがにこの時期となると雨中走行は避けたいところ。なまじっか薄日が差していたのに任せて外泊強行しなくてよかった。
と、食材だけはミニメスでお好み焼きをこさえてみようと準備していたので昨夜は自宅で試してみることとした。セイコマさんで買える食材だけで作る広島風。しかし…レギュラーサイズの角飯盒で二回戦をこなすところ、ミニメスだと溢れてしまうことを恐れて四回戦の段取りとしたわけだけどなかなか難しかった。
スパカツ、カレー、ジンギスカンと十分に使い勝手の良さを発揮してきたミニメスだけに、あとはお好み焼きさえこなせたらエース認定。「玉子の手配さえ上手くいけば迷わずお好み焼き」とまで熟達すれば一丁前。

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まもなく雪の頃。普段から使っているシェルタの類は土足で出入りできるのが利点ではあるが、雪が積んだり溶けたりという時期は臆してしまう。夏場の夜露や根雪になった後の雪の付着は乾かせば済む話だけど、地面が泥がちだと拭き掃除とかしてやらなくちゃいけないのが面倒くさい。
そこで270x180cmの養生シートで「土足で踏み込んでも腹が立たないグラウンドシート」っていうのを作ってみた。畳む際の作業性を上げるために短辺は135cmにカットしてカガリ縫い。正直もう少し面積が欲しいけど、オーバーサイズから切って縫ってとなると大がかりなのでまあこんなもんじゃろう。
実際に使う時期としては11月~根雪までの晩秋と4月~GWの早春という想定。特にこの秋冬はガス暖房の見極めに力を入れたいと考えているので縁の下の力持ちよろしく働きに期待したい。

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やがて10月も終わりというところで冬に向けた装備をまとめていく。と、昨日触れた土足シートの上でのまとまりを見るべく、レイアウトをシミュレーションしてみた。…って、もともと大荷物にはならないように心がけているから火鉢っこによる暖炉以外は夏場と大して変わらないけど。
さておき強く主張したいのはネオエア・サーモマックス、すなわちR値の高いマットで座椅子を形成している点で、つまるところ「イスも防寒具」という発想。どんな暖房熱源を使ったとしてもとかく背後は冷えがちになるもので、全体を暖めるためにバカスカ火力を上げるっていうのは損というもの。
北海道の冬には非力さを否めないガス暖房の可能性を探るハラにて、これまでにやってきた中でも効率を高める工夫をあらためて集約していきたい。目論見としては-10℃対応、突発的には-15℃をしのぐのが目標。

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引き続き冬活動のシミュレーション。スピードオレンジさん取扱いのマント風パーカー(スエット生地)を試してみよう、っていう取り組み。レビューではフードが浅いと指摘されていたがまあ満足。
9月までの外泊でヒーターを乗せたストーブに手をかざしただけで顔近辺に温風を感じることができたことから、それなら暖炉にマントをかざせば全身に暖気をまとうことができるんでないか、という期待につながった。ひたすらソロ活動向け、自分さえ暖かければいいっていうセルフィッシュこたつ構想。
効率だけを考えたら昨冬使ってみた裏銀ポンチョでも事足りるんだけど、普段使いにもできたらありがたいと少し色気を出してみた。松本零士先生の作品に出てくるキャラクターみたいになることを期待したが写真に撮ってみるとまんまテルテル坊主になってしまったのはここだけのお話。

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これまで準備してきた冬装備をありあわせのリュックに詰めてみた。アシックスのバスケ部リュック35Lに頃合い良く収まって、主燃料と飲食を除いた重量で約6kgは概ね想定した通り。
先の軽量パッキング約3kgからの増量理由は寝袋を現行クルーズインシェルに400gライナーにしたことと火鉢っこ暖炉、あとは地盤が凍結する可能性も出てくるのでギチギチに打ち込めるTi20cmペグを中心に構成したことによる。実際の冬場には雪ペグに換装しなくちゃならないが、現時点では「背負って走る」というスタイルの様子見なので重量の検討については後回し。
明日にはマズマズ天気はよさそうなのでクジラのシーズンファイナルよろしく追分弥生パークさんに出向く予定。そういったわけで店舗営業は早仕舞となります点ご了承ください。

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昨日まとめた荷物を背負って荷姿チェック。クルーズイン400gライナーもそうだけど、先に触れたマントを羽織ってその上からFR上下を着込んでって今のところここまで重装備にする必要はないっちゃない。が、今の準備はスノウバイク泊の実践につなげる目論見なのでつまるところ冬の予行演習。
35Lリュックは軽量小型をつきつめたパッキングよりもカサがあるのでリアシートに預けやすく、重量そのものの負荷は軽減されてタンデムした際のパッセンジャーの存在に近い背後感。ある意味、夏場の軽量パッキングの方が負荷は大きく小型化にこだわりすぎる必要はないかもしれない。
今回の追分行で成果を感じられるようだったらリュックについては雪踏み道具を装着しやすいものにしたいが、例によってまたリュックだらけになってしまいかねないのでちょっと慎重に検討したいところ。

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