美しさを感じない自由というのもあるのではないかと思う.
何を美しいと感じるかが人によって差があるから絶対的なものはないよね,などという話ではない.美しいとか奥深いとか高度であるとかそういうのが無条件でよいものだとされるのが気にいらないという話だ.美しいものをよいと思うかどうかなんて朝食にパンを食うかシリアルを食うかという程度の違いだと思うのだ.
人間の可能性というやつを信じないことにしているので,才能を埋もれさせててもったいないなどという言説にどうも共感できない.正直誰が何をやったってそんなに大差ないような気がする.自分の好きなことをやりたいのに理不尽な理由で止められるのが納得いかないとか,だからそれに立ちむかいたいとかいう意見ならば理解できるのだが.本人が納得してるんならなんだっていいではないか.いいと思っているのは周囲の構造でそう思わされてるだけだからよくない,とかいう意見だとますます同意できない.周囲に思わされようが自分で判断しようが大同小異だろう.なぜそんなに自分の判断を自分でしてる感をありがたがるのだ.
という意見で他人を惑わすとは。あれ?(2005-06-17 00:45:55)