変化というのは、予測に反して思いがけない時にやってくる。
出張を終えて出社した今日、異動を告げられた。次年度から組織が変わる事は予測していたが、半年ほど早く各組織の組み替えや本社の人員削減が早まったようだ。他の部署同様、私の部署も組織的に統合整理されるようである。
異動先は、ここからも近い都庁近くのオフィスなので、異動という気もあまりしないが、何と言っても家からは2km強の近さとなるのだ。自転車通勤はおろか徒歩通勤もできない距離ではない。業務内容も以前名古屋にいたときと同じものであるので、昔取った杵柄という感じで特段抵抗はない。
但し、守備範囲は北は青森から南は三重まで、とんでもなく広い。それらの地域を分担して月に1度の研修を実施する。でも、現場に一番近い所で現場の人間に接するというのは、楽しいし大いに刺激にもなる。本社でなまった感覚を取り戻すには絶好の機会だろう。実は密かに望んでいた事でもあった。
かくして外資系会社の本社には、英語は堪能だが営業感覚の乏しい人間ばかりが残っていく事になる。会社の未来とやらがどうなろうと構わんが、せめて私の定年位までは安定していてほしいものだ。