一昨日、息子が函館から帰ってきた。1日の入学式から1ヶ月も経っていないのにもうGW帰省である。羽田に迎えに行ったのだが、ちょっとしたトラブル勃発。同じ便で帰ってきた同級生の親が迎えに来てないのだ。
その生徒はたまたま傍にいた同級生の母親の携帯を借りて連絡を取った。ところが電話した先はなぜか父親の会社で、現在会議中で不在との事。おいおい、こういう時の連絡は普通まず自宅へするだろ? 再度自宅へ連絡。自宅では迎えに来るはずの母親がいた。急用ができて迎えに来れないので、今から父親が銀座の会社から交通費を届けに来るから、その場で待っていろとの事。
その子の家は千葉県柏市との事で、我々もその場から帰るわけにもいかなくなり、携帯を貸した同級生の母親共々6人が1時間位その場にいるハメになった。
これも危機管理の無さだろう。学校の規則で携帯は持てないので、万一の場合に備えて家までの交通費位は持って出ろ、羽田に着いて迎えがいなければここへ電話しろ、と事前に言っておけばいいだけの話だ。もし同級生の父兄がたまたま傍で一緒でなかったら、彼はどうするつもりだったのだろうか。
家に帰って、息子から寮生活について訊く。机に置いた財布のお金だけが盗まれた事件があり、先生は名乗り出る事を促したが出て来ず、結局一学年全員にプリントを配り、やった生徒は該当欄に○をつけ、後日相手に匿名で謝罪文を書くという事で決着させたそうだ。
そうかと思うと、早くも感情過敏な子がいて、他人から注意されるとキレて食べ物を投げつけた事件が起こったという。すでに数回同じような事をやり、事態は校長面談にまでいっているという。だが本人は悪いという認識は持っていないという。
そもそも面接もなく入試の得点だけで合否を決めた学校にも問題はあるが、やはりこういう学校でさえも、いや寮という集団生活であるからこそ現代の子供が抱える問題心理が早々と露見してくるのだと知った。
いずれにせよこういう子は、公立と違って私学だけに退寮処分=退学やむなしとなってしまう日は残念ながら近い。